わが大地のうた♪

NPOグリーンウッド代表理事:辻英之(だいち)が今、南信州泰阜村から発信する炎のメッセージと…日々雑感!

支え切る

2014年03月16日 | ひとねる=自律のひとづくり
私の職場の山村留学は、「暮らしの学校:だいだらぼっち」といいます。

そこでは、昨日から今日、1泊2日で「ひきつぎ会」が開催されました。

だいだらぼっちは卒業式がありません。その替わり、今年度1年間暮らしたこどもたちと来年度1年間暮らす予定のこどもたち、保護者、スタッフが一堂に会して「大事なことをひきつぐ」ことを趣旨にした会を催すのです。


私はこの会がとても好きです。それは、この会の構造自体を28年前のこどもたちが考え出し、今年この会をやるかどうかもこどもたちが決めて、運営もこどもたちが切り盛りするからです。

こどもたちによる遅々として進まない混沌とした運営に、今年度1年の苦労と汗と喜びがにじみ出ます。

▼今年度のひきつぎ会、始まる。



▼これがこどもたちが決めた日程



今日昼に、その「ひきつぎ会」終わりました。

1泊2日という短い時間でしたが、こどもからこどもへ、素敵なひきつぎができました。

親から親へも、無駄に長い薪運び作業や果てしない飲み会を通して、素敵なひきつぎができたことでしょう(笑)


▼薪割選手権



▼各自1品持ち寄りのパーティー




1年間、仲間を認め、仲間一人一人を大事にして、仲間を支えきったこどもたち。

その1年間を振り返り、最後の言葉を訥々と語るこどもたちに、不覚にも涙があふれそうになりました。



1年間で「だいだらぼっち」を卒業するのではありません。

こどもたちの人生の「だいだらぼっち」は、泰阜村を去った時から始まります。

山深いこの村から旅立つこどもたちに、心の底からエールを送ります。

代表 辻だいち

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