わが大地のうた♪

NPOグリーンウッド代表理事:辻英之(だいち)が今、南信州泰阜村から発信する炎のメッセージと…日々雑感!

卒業おめでとう

2014年03月13日 | 震災支援:山賊キャンプ招待
震災後1か月の4月8日。

私は福島県いわき市にいました。

NPOグリーンウッドの信州山賊キャンプに参加したことのあるいわき市の少年の家です。

いわき市の勿来地区はまだ混乱の最中。

1か月間連絡がつかず、ようやく顔を会わせることができました。

当時、中1の少年との再会から、泰阜村の震災支援の物語が始まりました。

以来、私は被災地に30回以上足を運び、対話を重ねました。

少しばかりの信頼もいただけるようになりました。

この少年のお母さんが、私のブログの記事に対してコメントいただいたものです。


あの夏、全国から集まる子供達にいわきから参加する子達がいじめられないだろうか、放射能に汚染されてるからと嫌がられないか、不安にかられながらも私達は子供達を泰阜へ送り出しました。
震災時、避難所に分かれてしばらく子供と会えなかったり、身近に悲しい別れを体験したりしていたから、とにかく親達は子供と遠く離れることが本当は不安で辛かったんです。
でもいわきでは外で遊べない、夏休みぐらい自然の中で思い切り遊ばせたい、その思いだけで子供達を泰阜のスタッフに託しました。
一週間後、いわきに戻ってきた子供達の真っ黒に日焼けした最高の笑顔は忘れられません。
泰阜村の皆さん、スタッフの皆さん、キャンプに参加した全国の子供達が福島の子供達を偏見の目でみずに受け入れてくれたことが親達の励みになりました。
あれから3年、子供達をいつも温かく迎えてくれる人達がいる、心がずっと繋がっていることが大きな力になっています。
改めてこの繋がりに感謝します。


今日、この少年が、中学校を卒業しました。

彼の不屈の精神と、それを支えたご両親と勿来地区の人々、そして彼の仲間たちに敬意を払いたいと思います。

彼の3年の足跡と歴史に、私たち泰阜村の人々の想いも流れています。

冒頭の写真は、2011年夏、彼が中1の時に泰阜に来た時の笑顔です(右)。

彼との出会いは、私の東北への想いの原点です。

代表 辻だいち


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