中国貴州省で日本語教師

2007年春~2009年春、青年海外協力隊

貴州語、貴州人

2007年11月20日 | ことば

↑学内でよく見かける「普通話(標準語)を話しましょう」看板。


 これまでに理解できた貴州語一覧。


日本語=中国語[普通話の発音]…貴州語の発音


無い= 没有 [メイヨウ]…めで!


少し= 一点アー [イーディア~]…でぃでぃご


あの= 那ガ [ネイガ]…あご~


 行きますか?= 去不去 [チュープチュー?]…けぷけ?


 いくら?=多少銭? [ドーシャオチェン?]…はおどーしゃお?


つくづく貴州語って外国人泣かせの謎の言語だわ…。


しかも貴州の南部と北部では全然言葉が違うらしいし。


「貴州南部出身の○○さんが電話で故郷のお母さんと話している時、私は、今、日本語を話していますか?と言うぐらい聴き取れないです」「私は貴州省出身ですが、貴州省北部出身の△△さんが同郷の友人と話しているとき、意味が分からないですよ」などと、学生たちが立派な日本語で説明してくれた。南北の違い以外にも、都市ごとに違いがあり、貴陽弁もあれば遵義弁もある。


さらに少数民族出身の場合、民族語も使っているから、幼い頃から、TVや新聞の普通話&地域の方言&民族語の3言語使用があたりまえの世界ってこと?


じゃ、そこに日本語や英語が加わったところで、日本人が英語に対して身構えるようには誰も身構えず、物怖じしないのかも・・・。


 


ところで、先日の日曜日は久々に日本語を一日中使わないで街で中国語の実践練習ができる貴重な日だった。


今までは二言目には「どこの国の人?」と外国人なのがバレバレだったのだが、・・・日本人と言っても嫌な顔をされたことが一度も無く、皆大喜びしてくれるのでバレてもいいのだけど・・・先日は、初めて、タクシーの運転手にもデパートのお姉さんにも商店街のおばちゃんにも、


あなた、貴州人じゃないよね?福建の人?広州の人?」


と聞かれた。


やった~!私の中国語って、勉強してないけど自然に上達したのね!少なくとも中国人に間違われるほどのレベルに達したのね!(店のおじさんはなぜか「あんたイギリス人?」って聞いてきたけど)・・・と、るんるん気分で帰宅。


でもって、今週1週間ぶりに中国語の授業に出てみると、基本単語の四声を間違えて先生にまったく理解してもらえなかった・・・。自分を利口と思ってしまった、おばかなあたし。


ま、三歩進んで二歩下がるっていうのが外国語習得のだいごみってことね。そういうことにしておくわ。



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