中国貴州省で日本語教師

2007年春~2009年春、青年海外協力隊

帰国2日目

2009年03月29日 | Weblog
一晩中自責の念や恐怖感や絶望感で眠れなかった。
歩いて駅前のネットカフェまで行った。暗い気分だったが今日がいい天気でよかったと思った。

ネットカフェのパソコンで情報収集をし、ウィークリーマンションのリストをメモし、公衆電話を往復した。
携帯電話会社でプリペイド式携帯電話を扱っている都内の店の情報を得た。それから、スーツケースと重い荷物を引きずって電車に1時間乗り、新宿の不動産屋にたどり着いた。

新宿の不動産屋のOLは言葉遣いが丁寧で「すみません」を多用していた。自分が悪くないことまで「すみません」と言っていて、変だと思った。言葉は丁重だが気持が入っていないので信用できないような気がした。まるで本心では客をばかにしているのを隠すために丁寧な言葉を使っているようだった。

不動産屋からもらった地図を片手に重いスーツケースを抱えて地下鉄を登ったり降りたりした。外に出るともう夜道になっていた。悪夢のような日は今日で終りだ、と自分を励ましながら荷物を引いて歩き、ウィークリーマンションの快適な部屋に入った。久々にお風呂にゆっくり入り、ぼんやりした。日本に帰ってきた実感がわかず、帰ってこなければよかったと思う。

上海での次の仕事が決まっていて、荷物を上海の大学に送っていてよかった。もしそうでなかったら路頭に迷うところだったと思うとぞっとする。



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