中国貴州省で日本語教師

2007年春~2009年春、青年海外協力隊

国際交流基金北京事務所の図書館

2008年02月26日 | Weblog


基金が入っているビル(真ん中、奥)。全体像がカメラにおさまりません。



点数は少なめだけれど、コンパクトで探しやすくて気に入っています。
ひととおりの教材がそろっているし。



そして、帰る時に必ず巻き込まれる交通渋滞…。






本のコピー

2008年02月24日 | Weblog
外国語大の日本学研究中心は日曜日もばっちり開館しているので便利。

自分でコピーをとれるのも便利。

コピーをとっていると、学生がやってきてコピー機の前で困惑した様子でたたずんでいるので、声をかける。

コピー機の使い方が分かりません。
自分でコピーをしたことがありません。
今日、初めて自分でコピー機のボタンを押しました。

学生たちはそんなことを言う。

そういえば中国ではコピーする時はコピー屋さんがいるので、自分でコピーをとることはない。

来たばかりの頃に、コピー屋さんに行って、中国語での指示が難解で面倒だったので、自分でやると言うと、変な顔をされるか笑われた。

で、私は外国語大学のこの図書館で、学生たちにせっせとコピー機の操作の仕方を教える謎の大量コピー日本人になってしまった。

彼等に、日本では中学生だってコンビ二に行って自分でコピーをとるんですよ。と、ついでに教えると、

そうなんですか!と驚く。

私は、コピー機に触ったことがない大学院生がいることに驚くんですけど。



北京のアートスポット、789

2008年02月23日 | Weblog


北京の画廊街789に行く。

工場の建物をそのまま使ってギャラリー街にしているので、
街並み全体がアートな魅力いっぱい。

若いアーティストや外国人が個展をやるギャラリーが50軒以上は並んでいて、半日では回りきれないほど広い。
歩いている人たちもおしゃれで芸術家風な人が多く、点在するカフェも中国とは思えない洗練された店ばかり。



現代アートに一日たっぷりひたれるのは、都会暮らしの楽しみの一つだなと思う。
ウェブサイト⇒789




北京外国語大学日本学研究センター

2008年02月18日 | 


北京に来るといつも寄る日本学研究センターは北京外国語大学内にある。
ハンパな日本の大学よりも本が揃っているし、日本語OPAC完備で日本から文献を取り寄せられるし、重宝している。

司書のおばさんたちは日本語が全くできないので、たまに細かい内容を伝えるために、そのへんにいる中国人大学院生に声をかけて通訳してもらうことがある。さすが日本研究専攻の雄だけあって、皆すばらしく優秀でいちいち感動してしまう。



天壇公園

2008年02月17日 | 世界遺産


天壇公園は、幾何学美を堪能できる。

エッシャーの緻密さ、マグリットの突き抜けた青空、そんな不思議な空間が現実に拡がっている。



英訳ではTEMPLE OF HEAVEN

いにしえの皇帝が祈りを捧げるために作ったので、神秘的なのは当然なんだろうけれど、その神秘の力がまだ息づいているみたいだ。














紫禁城

2008年02月16日 | 世界遺産


誕生日記念に、景山公園にのぼって紫禁城=故宮を見下ろし、人生の目標である世界征服への思いを新たにした。(うそ)

さらに誕生日記念に、后海に遊んで「鼓楼」を望み、



鼓楼にのぼって時を刻む「時鐘」を望み、



胡同の街並みを望んで、我が帝国の繁栄と民の幸福を祈った。
(「胡同」とは路地の意味。さながら京都の町屋のよう)




そんな私は、excite.co.jpの卜占によれば、満月グループごろごろ組のひつじ
なんのこっちゃ。


情人節

2008年02月15日 | Weblog


中国のバレンタインデーは、「情人(=恋人)の日」で、互いにプレゼントしあう。男性は女性にバラを贈るそうで、街でバラを抱えた人を数多く見かけた。

いいなと思って見ながら学校に行くと、妙齢の中国語女性教師は「今どきの若い人でバラの花束を贈るのは変なやつ(奇怪的人チークヮイダレン)だと思うわ」などと言っているし(…本当にそうなのか?)、クラスメートのヨーロッパ人たちは「あれはアメリカの習慣だよ!(米国的メイゴーダ習慣シーグヮァン)」などと言っていて(…いやヨーロッパ発祥の行事だと思うんだけど)、皆、一様に冷淡だった。

私はと言えば、昨夜は某日本人上役のサプライズ誕生日パーティに紛れて、ちゃっかりチョコレートケーキのご相伴にあずかった。私の名前までケーキのネームプレートに書いてもらっていて、ちと恐縮。

翌朝街を歩いていると、ゴミ清掃車の自転車のかごに、たぶんゴミ箱に捨てられていたのであろうバラの花が丁寧に刺されていて、花かごになっていた。

愛を感じた。

西単、北京図書ビル

2008年02月11日 | 


地下鉄駅西単のビル、北京図書ビル。
王府井書店よりさらに巨大だった。
ビルの前には、本が積ん読状態になっているブロンズが。

ジュンク堂のような店内。



読めない本ばかりだというのに、全フロアひととおりチェックしてしまう…しょ、職業病…。

買ったのはHSK試験対策本と、これ。
去年、中央電子台で放映されていた人気ドキュメンタリー「岩松が日本を観る」(無理に直訳すれば)の書籍版。作家や政治家から、栗原小巻、浜崎あゆみなど芸能人へのインタビュー、若者文化、環境問題、靖国神社まで、現代日本のありようをバランスよく紹介している。人民の日本に対する理解度アップに影響力大なんじゃないかと思う。



この影響かどうか知らないが、渡辺淳一や村上龍が平積みにされている。岩井俊二、村上春樹も平積み。

出口にはこんな横断幕が。



「真誠奉献迎奥運、共建和階読書行」

奥運(オリンピック)と和階社会を建設することと、読書することに何の関係があるってゆーの。

北海公園、静心斎

2008年02月08日 | 世界遺産


春節なので、学校も図書館も事務所も休み。
外に出るとふだんの交通量の半分以下で、北京名物の渋滞もない。
正月の山手通りの静けさを思い出し、正月なんだなと実感する。
この時期におのぼりさんが多いのも東京と同じようで、中国人によく道を聞かれる。去年の春ごろは道を聞かれても、「知りません」「聴き取れません」と言うしかなく、相手を「外国人に道を聞いちゃったよ」と驚かせるだけだったのに、今では平然と住人のふりをして道案内ができて、ささやかながら役に立てるのが嬉しい。

たまには観光してみようと思い立ち、
バスに乗り20分くらい揺られて北京市街中心部まで出る。

歴史ある御苑、北海公園。
湖はアイススケート場になっていた。



北海公園の中にある庭園「静心斎」。美しい。






除夕

2008年02月06日 | Weblog
旧正月の前夜は「除夕」と言う。
中国語かと思ったら、広辞苑に「除夕」があった。
それなら「除夜」は完全に日本語で、中国語には無いのかと思ったら、中日辞典にも「除夜」があった。

中国の除夜。
鐘は鳴らない。爆竹が鳴る。煙がたちこめる。

爆竹ばかりかと思っていたら、高額な打ち上げ花火やロケット花火がめだつ。
出店ではとても花火とは思えない巨大な箱が売っている。



高層マンションの間の狭い公園だろうが、道路脇だろうが、ビルの高層階の窓からだろうが、日本の夏祭り仕様の打ち上げ花火が発射される。
危険物取り扱い資格など関係無く、ふつうの人がどんどん上げる。
ご近所さんで張り合うように上げる。
だから文字通り四方八方でバシバシ上がる。
仁義なき花火打ち上げの戦い。祝祭の狂気。



私は節度ある日本人なのでおとなしく事務所の職員さんたちと一緒に、

街にくり出して花火に着火。

北京でスキー

2008年02月05日 | その他の観光地


北京市街地から高速道路でほんの1時間程度のところにスキー場があった。
北京人(北京原人ではない)の友人に連れて行ってもらう。

中国まで来て、スキーに行くとは…

好きだね私も…

初心者の友人達に「教えてあげるから~♪」と言って連れて行ってもらっておきながら、雪山を目の前にしてしまったら、いてもたってもいられず、とっとと一人でてっぺんまで行って何往復もしてしまふ。




そして今日は、語学学校のクラスメート3人とスキーの話で盛り上がる。

今日出席していたクラスメートは、ドイツ人とイタリア人と札幌人。
皆スキー好き。
アルプスやマッターホルンのふもとで滑る話を聞き、最高にうらやましい。

中国人の先生が遠慮するぐらい話が盛り上がって授業開始を遅らせてしまった。

好きだね…

北京の王府井

2008年02月01日 | Weblog
あんまり天気がいいのでバスに乗って有名な北京の繁華街「王府井」に行ってみた。



めざすは大型書店。
都内の紀伊国屋か三省堂と雰囲気の同じような店内に心躍る。

日本の大型書店と違うところも発見。
理系の階に「中医」=中国医学・漢方医学の棚が目立つ。
書画のコーナー、美装本のコーナー目立つ。




言語の階の分類に、古代漢語、少数民族語があるのが、おっ、中国という感じ。



1軒目ではっと気付いたら3時間経過。日本にいるのと変わらない…

外文書店の奥に日本語部屋を発見。これが、全部日本の本。
新書、ビジネス本、雑誌、漫画などちょっとした駅前の本屋並みの品揃えにおどろき。