中国貴州省で日本語教師

2007年春~2009年春、青年海外協力隊

窓辺

2008年01月31日 | Weblog

朝、目が覚めると、窓辺からあかるい光がさしている。
高層階だから日当たりがいい。

遠くに、きらきら光りながら等間隔で動いている白い粒が見えた。
群れをなす鳥たちかと思ったら、車の列だった。

再び北京へ

2008年01月27日 | Weblog
出張の予定がキャンセルになった後すぐに、北京行きの飛行機の便を1週間繰り上げて予約し直していた。

貴陽市郊外の停電がいつまで続くか分からないし、水道管も凍って水が出ないので、もう気分はすっかり「脱出」大作戦。



夜や午前中は滑走路が凍っていて貴陽空港から飛行機が飛ばなかったようだが、
予約していたのは午後の便だったので、なんとか飛んだ。

雲を抜けると、目にまぶしい青空が、ぱあっと広がった。
日の光を浴びたのは何週間ぶりだろう…



大寒波

2008年01月26日 | Weblog

寒さが厳しく、大学構内に樹氷が。
異常気象。

昨晩、大阪弁に堪能な中国人社長に日本酒をおごってもらって調子にのって夜遅くまで呑んでいたので、昼近くまで寝ていたら、貴陽在住の数少ない日本人からの電話で目が覚める。「そっちの停電はどうですか、発電所の故障で、これから停電がかなり深刻な状況になるかもしれない」という危険情報。その後すぐに、まだ学校の宿舎に残っていた同僚が「だいじょうぶですか、寒くないですか」と心配して駆けつけてくれた。

停電すると、電気調理器もエアコンも給湯器も何も使えないので、彼女と一緒に外に行って麺を食べる。その後、うちでレポートの成績のつけかたの変更点について細かく教えてもらう。一人ひとりのレポートに対して別書類にコメントを書く仕事をすっかり忘れていたことを思い出してしまった。

とはいえ、停電して寒いし、ふつか酔い気味で頭痛はするしで、また布団に戻ってぐうぐう寝る。
暗くなってからやっと起きるとまだ停電していた。しょうがないから机にロウソク灯して、山登り用のヘッドランプをつけて、レポートのコメントを書き始める。
うす暗い中で、瞑想するように、書いた書類にのりをぺたぺたとつけて切り貼りしたりなんかして、なんだかこの非常時にとっても間抜けな姿だなあと、そこはかとなく可笑しく、人生のペーソスを感じる。

夜が更けてくるとマイナス5度からどんどん気温が下がってくるので、また布団にもぐって寝てしまった。


役得

2008年01月24日 | Weblog

貴州は50年ぶりの大寒波とかで、道路の凍結でバスの本数も減る。

案の定、予定されていた北京からの出張団も来れなくなり、私もあまりの寒さにこれ以上ぶらぶらする気も起こらず、帰ることにした。

今回は学生の家に2泊もした。
ザ・押しかけ家庭訪問。
この記録的な大寒波の折、歳末の折に、メーワクな外人先生である。

だけど、一生懸命日本語を話し続けて通訳をする、久々に実家に帰ってきた娘を、両親は誇らしげに見ていた。両親だけでなく、叔父さんや叔母さんやおばあちゃんも食事に来て、私を歓待してくれた。そしてさかんに春節の2月8日までうちで過ごさないかとすすめてくれた。

写真はすべてガチョウで作ったガチョウ料理のフルコース。ガチョウ攻め。

「娘さんは日本語がとても上手です。通訳もすばらしい。」と中国語で褒めると、父親は顔をくしゃくしゃにして、「先生が教えてくださるからですよ!」と喜んでくれたので、何もしていないのにいい事をしたような気になった。実際、私が週2時間程度の30人クラスを1年やったところで日本語会話が流暢にできるようになるわけがなく、99%は彼女の努力の成果なのだが、教師のおかげと感謝されてしまうのは、教師という職の役得なのかなあと思う。

遵義市内観光

2008年01月23日 | その他の観光地
相変わらず霙まじりの曇天が続く。

学期が終わって遵義市内の実家に戻っている学生たちの間で
先生が来てるよ!と携帯電話連絡が回り、市内を案内してもらうことに。

待ち合わせの広場で、不思議なものをいくつか見た。



市民ホール。春節の前の時期だけ、公開裁判が開かれるのだそうだ。
日本と違って普段は裁判の様子は見物できないという。



歳末大セールがあるので、アドバルーンが出回っている。
これからどこかの大型店に飾りに行くのだろう。
でも、そこ、車道の真ん中なんだけど・・・



おしゃべりしだすと止まらない女子大生4人と、遵義会議場跡周辺を歩く。

黒塀と白壁の雰囲気が、川越か小布施みたい。

遵義会議跡は中国共産党の歴史上、重要な場所。
そういえば昔「世界史」の授業で「国共合作」だの「長征」だのを勉強したのを思い出す。
あ、でも、あれって日本軍に抵抗していたんだよね?
それなら遵義の人は日本に悪い印象があるんじゃないの?
と学生に聞くと、
日本軍は関係しますけど…私たち遵義の人は、この街に誇りを持っていますよ!中国全土の人たちは、貴陽は知らなくても遵義は知っていますよ!歴史の教科書に載っていますから。と皆誇らしげに語る。
「そんなに皆が自分の街を誇りに思っているなんて、良い街ね。」
「はい、そうなんです!」

お土産物屋やお菓子屋に立ち寄る度に、学生たちが一生懸命通訳してくれる。
じつは通訳がなくても分かるのだが、うんうん、と普段と同じように中国語を一切使わずに日本語で傾聴していると、店員が「おや、彼女は外国人なの?」と聞いてくる。
するとその度に、「彼女は日本人です。私たちの先生です!」と大きな声で紹介している。どの店員も皆笑顔で、「めずらしいね」とか「あんたたち日本語ができるなんてやるねえ」とか「こんなに若いのに大学の先生やってるなんてすごいね」などと驚いている。そのあたたかい雰囲気に、私も遵義の街をすっかり好きになった。


最近できたばかりの遵義民俗博物館に寄る。
1人30元。学生たちは値段が高いと尻込みしていたが、せっかくだからと思って全員分の入場料を出して入ることにする。すると、博物館の人が、「日本人の先生が遵義の学生たちを連れて入るのだから特別に」と、1人20元にしてくれた。

ここは本当に入って正解だった。
非常にすばらしいコレクションの数々に感動。
これは明時代の貴族のベッド。
他にも明清時代の家具や、窓枠の透かし彫りなど、見事な物が並ぶ。



「これらのコレクションは私が集めた物です」と館長がやってきて一つ一つ解説してくれる。
「先生は遠い外国からやってきたお客様ですから、特別に写真撮影をしても構わないですよ」

(あらやだそんな皆で私のこと先生先生って、たいそうな者じゃないのに)と内心こそばゆいのは相変わらずなのだけど、外国人冥利(今作った言葉)につきます。

「松竹梅」の彫り物の前で「ああ、松竹梅は日本にもあるんですよ」と学生に話すと、「知っています!松竹梅ミロク…ドラマの有閑倶楽部」と言っていて面白かった。

何百年も前に少数民族が書いたという仏画や神々を描いた絵が壁一面にずらりと並んでいて、圧巻。本当にここのコレクションはすばらしい。





さらに新聞等に何度も出ている遵義出身の著名な書道家が展示会をやっていて、
「日本人の先生を歓迎します」と言って、
なんと、その場で筆を手にとって、一筆書いてくれた。光栄。

寧静至遠 …「深き川は静かに流れる」と似た意味。



川べりの散歩道を歩いて、紅軍碑まで行き、山の上から街を眺める。





遵義へ

2008年01月22日 | Weblog
重慶に行ったとき知り合った駅員のおばさん。



はい、その汽車はまだ遅れてますよ。1時間待っててね。このお湯飲む?
ん?あんた外国人?日本人だって?あたし日本語を少し勉強したことがあるんだよ!だけどさ、なんたって20年以上も前のことだからね、もうすっかり忘れちゃったよ。え?先生だって?それはうちの息子が通ってる大学だよ!
貴州は今までどこを観光したの?遊びに行くときは言ってよ、車があるから乗せてってあげるよ。あたしはこの駅に住んでるんだよ。今度あんたが汽車に乗るときはさ、あたしが切符とってあげるから電話ちょうだい!

今回また用事ができたので、
おばさん、汽車の切符ある?と電話すると、

先生、この天気で春節前だから、売り切れちゃったよ!
でもいいよ、あたしがなんとかしたげるから。汽車の中で買えるからおいでよ。

と取り計らってくれた。

駅のホームまでついてきてくれて、車掌さんに、
この日本人はあたしの大事な友達だからね、頼むよ!
と言って颯爽と去る。
初老の車掌さんは、日本人?やあニーハオニーハオ、めずらしいお客さんだねと満面の笑みで迎えてくれる。

汽車で4時間。
雪が降っていて凍てつく空の下、遵義に着いたら、学生と学生の両親が駅まで車で迎えに来てくれた。
まずは遵義の名物、羊肉粉を食べてください、と言われて食べる。



貴陽名物の牛肉粉と味はあまり変わらない。唐辛子を少なくしてもらったのにいつものように辛かったが、寒いのと疲れていたのとでその辛さがとてもおいしかった。



国際性とは

2008年01月19日 | Weblog

学院長らのとりはからいで、外国人教師たちが招かれ、外の豪華レストランでの年末食事会があった。と言っても旅好きのイタリア人教師やフランス人教師はもうとっくに大学を留守にしていて、来たのは仕事量の多いアメリカ人教師ら3人とやっぱりまだ仕事をしている私。

学院長らは流暢な英語をあやつるので、自然、私も英語70%中国語20%日本語10%で話していた。こう書くと、ものすごく国際的な人のような、かっこいい感じ(?)だが、話していることは、まったくもって全然たいした内容ではない。

写真は料理を待っている間、誰も麻雀のルールを詳しく知らなかったけど暇だったので麻雀台に座って、アメリカ人が謎のルールを教えてくれたので、私が簡単な日本のルールをつけ加え、上海人の学院長が運転手さんに地元の貴陽ルールを聞いて、英語で通訳したところ。

国際性や国際的って、昔想像していたような、すごいことでもかっこいいことでも何でもなくて、ただの混沌だと思う昨今。


感冒薬

2008年01月18日 | ことば

中国語をあーおーえーから勉強し始めてそろそろ1年。最近、商店街で買い物をする時に、日本にいて日本語で店員に聞くのと同じような内容の会話を、心理的になんの抵抗もなく自然にすることができるようになったので、買い物がラクになった。

まさに、体で覚える外国語。

3日前ぐらいから鼻風邪をひいていて、近所の薬屋に風邪薬を買いに行った。
店員に風邪の症状を言うと、出してくれた薬の箱に書いてある内容が全部わかった。
と言っても、私が中国語ができるようになったからではない。
なんと、全部日本語として読めるからである。

「用于普通感冒或流行性感冒」…ふむふむ、普通の感冒あるいは流行性感冒に用いる、と。
「流鼻涕、鼻塞、咳嗽」・・・あ~この単語は知らないけど、鼻水、鼻づまり、咳、ね。
「用法用量 口服1日3次、1次2片」…1日3回、1回2錠。

店員の「6時間は時間をおいて飲んでね。この喉の薬(「扁桃腺」と箱に書いてある)も一緒に飲むと更にいいけど、いりますか」などという説明も日本語のように耳に入る。

漢字の威力で、外国語なのに外国語とは思えない。
文字を共有してるってすばらしい。

家に帰ってさっそく飲んで数時間寝て起きたら、びしっと完治していた。
日本から持ってきた風邪薬は3日飲んでも効果がなかったのに。
信じられない。
な、何が入っているんだろう・・・
すごいぞ中国の薬・・・

グローバリゼーション再考、重慶にて。

2008年01月14日 | Weblog

グローバリゼーション、といえば、知識人たちが問題にするのは、

「文化の多様性への脅威」

ぶっちゃけて言えば

「世界中の街のどこに行ってもマクドナルドがあるのはつまらん!」

ということ。

そうそう、そうなんだよ、と日本にいて本を読んだり旅行をする時には、この意見に同感だった。

ところが、数百キロ圏内にマクドナルドもスターバックスも無い環境で暮らしている今の自分は、日本に居たときにはさほど好きではなかったあのスターバックスに、全く想像もつかなかった絶大な安らぎと幸福感を感じてしまう。

英語が通じるサービスのいい店員、
本物のアップパイのおいしさ、
店内に趣味のいいJAZZが自然な音量で流れていること、
日本で飲むのと同じ(きっと世界中のどこで飲んでも同じ)味のコーヒー。

自分が観光客や、中国文化を探し求めている訪問中の外国人だったら、マクドナルドやスターバックスには絶対に入らないだろう。店の前を眉をひそめて通るかもしれない。勝手なものである。

でも自分は、この機会を逃したら数ヶ月あるいは半年はそれらの店に入れない。

というわけで、マックもスタバもまだ無い貴州省は、観光客や中国文化好きの外国人にとっては最高の観光地です。という結論(?)。


重慶には「日本の美食」と称してタコヤキも売っていた。ソースもかつおぶしもなく、甘い餅のような味。そしてなぜか「でんぶ」がまぶされているのだが、それはそれでおいしいのである。





大足

2008年01月13日 | 世界遺産
重慶からバスで3時間ぐらいの世界文化遺産、大足に行った。
雨が降っていて、森厳な雰囲気。








輪廻転生、三界六道の図。




観音様の、慈愛の笑みに、あこがれる。女としても職業人としても。


重慶名物

2008年01月12日 | 


辛さで有名な「重慶火鍋」。

見た目が赤くて、唐辛子たっぷりなのは貴州の鍋と同じだが、
つけ汁がゴマ油なので、辛さが緩和される。
貴州の場合、つけ汁も唐辛子たっぷりで真っ赤なので、
つけ汁が香ばしいゴマ油なだけでも重慶の火鍋は食べやすく、とてもおいしかった。


重慶大学の門の前には、棒を持ったおじさんたちがたむろしている。



貴陽では見たことがないが、荷運びの商売なのだそうだ。
ガードマンみたい。




外国語を大声で朗読するコーナーは、中国じゅうのどこの大学内にもあるのだろうか。



重慶・・・解放の象徴

2008年01月11日 | Weblog
汽車に乗って、在重慶日本領事館主催の新年会に行ってきた。

明け方に到着、重慶の日本人教師に迎えに来てもらい、大感謝。
こたつに入って羊羹をいただきながら、昆明での留学中にちょくちょく日本人は大嫌いと言われ、タクシーを降ろされたり、不当にお金を請求されたりすることがあるので韓国人のふりをし続けた…という話を聞く。
新年会でも、重慶在住の人たちからも、その手の苦労話をたっぷり聞く。

あらためて貴陽の暮らしやすさ、貴州がどんなに日本人にとって優しいところなのかを知った。

重慶の街の真ん中にあるのは「解放碑」といって、ずばり日本軍から解放されたことを記念する塔。




ここから左奥にあるビルに日本領事館が入っている。

この広場には外国のブランドショップが並び、さらに巨大なキャノンの看板も見える。




重慶在住の同志(ボランティア)が言うには、
この解放碑近くにも走っている路面電車は日本の技術で作られたもので、重慶人は皆そのことを知っているが、そういうことについては反日の人たちは(表立って)反対していないらしい。

しかも、さいきん重慶のタクシーはすべてSUZUKI車になることが決まり、その車体のペインティングは関西ペイントが入札したとのこと。

この調子で日本から豊かな物や便利な物を取り入れたり、うまく利用したりしてくれれば、そして物を通して直接の人付き合いがいっそう増えていったら、「日本軍から解放された象徴」が、「不幸な記憶から解放された象徴」に変わる日が来るのかもしれない。来るといいなあ。

大日本人

2008年01月09日 | Weblog

今朝は、今日中に提出してね、という携帯電話の仕事メールで起きた。
あれ?昨日は再来週まで余裕があるって言っていたのになー。
と思うのだけど、まあ、こういうパターンはよくあることだし、カリカリするのはおろか、焦っても「しかたがない(没方法)」ので、5秒で気持を切り替えて、まるで不測の事態で残業が発生した時のように、泰然自若のかまえで、黙々と、粛々と、やる。

起きぬけから、不測の事態で残業が発生した気分にどっぷりつかるのもいかがなものかと思うのだが。

そういえば、無理が通れば道理がひっこむという言葉があるが、どちらかといえば、道理が無いから無理が通るのだろう。「なるほど」という言葉は「有道理」なので、道理が無いというと失礼きわまるのかもしれないが。

やっているうちに、なんとなく昨日見たDVDの中の、松本人志演ずる「大日本人」が突如現れる怪獣を次々にやっつける気分になった。

そこへ日本の某組織から電話があって、原稿の依頼だったので、締め切りを聞くと、

ちょっと時間の余裕がなくて申し訳ないのですが…

という前置きが。

中国人なら、そんな場合、締め切りは、できれば今日または明日か明後日に違いないだろうという気がするが、日本人だからおそらく4~5日後か?と身構えた(しゅわっち!)けれど、締め切りまで10日以上あった。

日本人の朋友に、「日本人でよかった」と思うことは何?と聞かれたとき、味噌汁の味しか思い浮かばなかった私だが、今日は日本人のすばらしさはこういうところだと答えたい。

夕方、どう考えても今日中に終わるわけがないので、スーパーに行ったりして普通の生活をした。焦って仕事をしても状況が変わらないからである。

雑学王

2008年01月05日 | Weblog

たまに道端でおもちを売っています。
名前はおもちとは似ても似つかない「アールカイバ」で、季節も関係ないようです。これは秋に見かけて撮った一枚。

外国で日本語教師をやる楽しさの一つは、いつなんどきどんなことを聞かれるか予想不能のノンジャンルクイズな暮らしだと思う。

たとえば一日のうちに、日本の司法試験の合格率、自家用車の保険金額、総務省の役割とは…という社会ジャンルから、この野菜の名前は何ですか?ウドです。とか、浅草で売っている雷おこしの作り方、日本のウヨクとサヨクの違いは、渋谷の109の中には一体何があるのか?など素朴な疑問、さらには、POPライターになるにはどうしたらよいのか、日本の料理専門学校の学費はいくらか等、自分では考えた事もなかったような答えられないものまで。

その場で自信満々に答えた後で、調べてみて自分の間違いに気づいて訂正することもよくある。

この仕事を続けたら、日本語を教えるのがうまくなるよりも、職業=日本語教師もとい日本雑学王になれるかも。





好きです!

2008年01月03日 | ことば

↑コマ回しは夏でもやっています。夜中でも街中でも年中…

日本でもやったことがなかった上司への年始の挨拶まわりというものをしてみました。年始の挨拶は、新年好!

新年好きです!

…じゃなくて、好!YES!の意味なので、

新年よし!

と、単刀直入に肯定してます。

対するあけましておめでとうは、何がどうおめでたいのかなんとなく分からなくもないけれども年が明けたわけだから新しくておめでたいと言いあって私たち一緒にお祝いしてますよね?どうぞよろしく。という感じ。

考えてみると你好!ニーハオ!という挨拶も、

あなたが好き!

というか、

あなたはいい!

と、いきなり肯定していて、

日本語の挨拶の、

今日(こんにち)は…何?

今晩(こんばん)は…何?

お早(はよ)うございます…早いから何?

という、だから何?という分からないところがなくて、けっこう素敵かも…。


晩上好! Good Evening !

早上好! Good Morning !

你好! あなたはいい!