最近のアメリカの不景気には頭がいたい。
JICAのボランティアなので、生活費はドル建てでもらっている。
3ヶ月に1度、950ドルぐらい振り込まれる。
が、対ドル人民元が、どんどん高くなっていて大変困る。
前回銀行で、ドル→人民元に両替したら、6738元。
1ヶ月あたりの生活費は2246元になった。
これは、1年前に比べて月334元の減少だ。
<1ヶ月あたりの生活給付金、2007年4月からの推移>
2590元→ 2483元 → 2435元 → 2394元 → 2246元。
実は赴任して以来、ほぼ毎月赤字で、日本円の貯金を切り崩している。
ドルを人民元に換金すると、銀行さんもこの土地が外国人が極めて少なくて慣れていないせいか、なぜか上司の上司までチェックするので毎回2時間ぐらい待たなければならない挙句、たんまり手数料をとられるのも苦痛だ。
いつも思うのだが、中国で生活する日本人に対して日本の組織がドルで振り込みをするなんて、意味不明だと思う。
で、私とて、もちろん、こんなところでぼやいているだけではいられない。
去年から、半年に一回総会がある度に事務所に対して生活給付見直しの声を上げている。
が、北京事務所は本部にお伺いをたてる以外には何もできないそうだ。世界中のJICAボランティアを取り仕切る本部によれば、計算式によって、この金額で十分なのだそうだ。
中国の他の土地で暮らすボランティアたちも赤字ではないと言う人が多いのだそうだ。
それじゃ、いったいなんだって私の生活はこんなに苦しいのだろう?
答え。貴陽市の物価が異常に高いから。
同僚に聞くと、給料が月2500元以下なんて安い!と言う。
そういえば、大学の先生たちはけっこう色々な名目や手当てや副業で稼いでいるし。
貴陽っ子の友人は、「農村なら十分だけど、貴陽で暮らすには安すぎ。私だったら生活できない」と断言していた。
たしかに貴州省は、統計数字上、中国一貧しい省とされている。
でも実は貴陽市は中国の他の都市と比べて決して物価が安いわけではなく、
大連や成都よりも高めだ。
実際、「中国の消費高の上位都市」では5位以内にランクされていて、「小香港」の異名を持つ。
例えば、化粧水1本だって中国メーカーの物を買っても100元以上はするし、
トイレットペーパーだって15元はするし、
中国式の習慣でワリカンにしないで人にごちそうすれば、すぐに100元ぐらいいってしまう。
タクシー初乗り10元で、北京と変わらない。
大連では初乗り8元、成都でもそれくらいだった。
貴州省の貴陽以外の市では6元だった。
貴陽のバス代は今や2元~3元。
対する北京や重慶のバスは、1元。
バスそのものは北京よりもよっぽど古くて危ない代物なのだが。
野菜や果物は確かに安い。なんたって農村に近いから。
しかし安いと言ったって、野菜は果物は元々の単価が5元ぐらいで、それが1元になったところで、お徳感は薄い。
単価の高い物・・・洋服、化粧品、生活雑貨、清潔なレストランの食事、電化製品はすべて北京よりもやや高いぐらいだ。それぐらい物価が高い。はっきり言って暮らしにくい。
この広大な中国で、地域による貧富の差の激しい中で、
一律同じ生活給付というのは納得できない。
たまたま物価の高い土地に派遣されただけなのに…という不公平感がある。
それでもボランティアなんだから最低限の生活費をもらえるだけでもありがたいと思えという論理で納得しなければならないのだろうか。
次の振込みは10月の大型連休の国慶節明け。
国慶節連休はどこにも行けない。お金が無いので
次の振込みではどれぐらい両替後の人民元が目減りするのだろうか…と思うと、金融不安のニュースに気が気ではない。
JICAのボランティアなので、生活費はドル建てでもらっている。
3ヶ月に1度、950ドルぐらい振り込まれる。
が、対ドル人民元が、どんどん高くなっていて大変困る。
前回銀行で、ドル→人民元に両替したら、6738元。
1ヶ月あたりの生活費は2246元になった。
これは、1年前に比べて月334元の減少だ。
<1ヶ月あたりの生活給付金、2007年4月からの推移>
2590元→ 2483元 → 2435元 → 2394元 → 2246元。
実は赴任して以来、ほぼ毎月赤字で、日本円の貯金を切り崩している。
ドルを人民元に換金すると、銀行さんもこの土地が外国人が極めて少なくて慣れていないせいか、なぜか上司の上司までチェックするので毎回2時間ぐらい待たなければならない挙句、たんまり手数料をとられるのも苦痛だ。
いつも思うのだが、中国で生活する日本人に対して日本の組織がドルで振り込みをするなんて、意味不明だと思う。
で、私とて、もちろん、こんなところでぼやいているだけではいられない。
去年から、半年に一回総会がある度に事務所に対して生活給付見直しの声を上げている。
が、北京事務所は本部にお伺いをたてる以外には何もできないそうだ。世界中のJICAボランティアを取り仕切る本部によれば、計算式によって、この金額で十分なのだそうだ。
中国の他の土地で暮らすボランティアたちも赤字ではないと言う人が多いのだそうだ。
それじゃ、いったいなんだって私の生活はこんなに苦しいのだろう?
答え。貴陽市の物価が異常に高いから。
同僚に聞くと、給料が月2500元以下なんて安い!と言う。
そういえば、大学の先生たちはけっこう色々な名目や手当てや副業で稼いでいるし。
貴陽っ子の友人は、「農村なら十分だけど、貴陽で暮らすには安すぎ。私だったら生活できない」と断言していた。
たしかに貴州省は、統計数字上、中国一貧しい省とされている。
でも実は貴陽市は中国の他の都市と比べて決して物価が安いわけではなく、
大連や成都よりも高めだ。
実際、「中国の消費高の上位都市」では5位以内にランクされていて、「小香港」の異名を持つ。
例えば、化粧水1本だって中国メーカーの物を買っても100元以上はするし、
トイレットペーパーだって15元はするし、
中国式の習慣でワリカンにしないで人にごちそうすれば、すぐに100元ぐらいいってしまう。
タクシー初乗り10元で、北京と変わらない。
大連では初乗り8元、成都でもそれくらいだった。
貴州省の貴陽以外の市では6元だった。
貴陽のバス代は今や2元~3元。
対する北京や重慶のバスは、1元。
バスそのものは北京よりもよっぽど古くて危ない代物なのだが。
野菜や果物は確かに安い。なんたって農村に近いから。
しかし安いと言ったって、野菜は果物は元々の単価が5元ぐらいで、それが1元になったところで、お徳感は薄い。
単価の高い物・・・洋服、化粧品、生活雑貨、清潔なレストランの食事、電化製品はすべて北京よりもやや高いぐらいだ。それぐらい物価が高い。はっきり言って暮らしにくい。
この広大な中国で、地域による貧富の差の激しい中で、
一律同じ生活給付というのは納得できない。
たまたま物価の高い土地に派遣されただけなのに…という不公平感がある。
それでもボランティアなんだから最低限の生活費をもらえるだけでもありがたいと思えという論理で納得しなければならないのだろうか。
次の振込みは10月の大型連休の国慶節明け。
国慶節連休はどこにも行けない。お金が無いので
次の振込みではどれぐらい両替後の人民元が目減りするのだろうか…と思うと、金融不安のニュースに気が気ではない。