今日は1時53分に携帯に、「四川地震で困難に遭っている同胞に哀悼をささげる―貴州省委宣伝部、貴州省文明事務局」という携帯メールが届いたかと思うと、
喫茶店で仕事をしていた私のところへ、店員のおねえさんがやって来て、
「1週間前に地震が起きた2時28分に黙祷をささげます」と言った…らしい。
じつは、“喫茶店で店員が客に向かって何か言う”というシチュエーションの脈絡とかけ離れすぎていたので、専門用語で言うとスキーマが働かなかったので、四川地震という単語しか聞き取れなかった。
時間になると店内の人が一斉に立ち上がり、硬直。
外では3車線道路の車が全部止まり、車の脇に立つ運転手あり、座ったまま警笛を鳴らし続ける運転手あり。
夜、となりの大学の日本語学科の課外活動にボランティアしにいくと、
いつもの日本語トーク会は早々に切り上げたらしく、
学生たちが続々と広場に集まり、ロウソクに火を灯していた。
ロウソクは月日を表す「5.12」の字になった。
学生から「中国がんばれ!四川がんばれ!」のシュプレヒコールがあがって、
国歌合唱。
中国の国歌って、抗日戦争の時の軍歌なんだよなーと思いながら、なんとなくちょっぴり一緒に歌ってみたりして、しかし、「そろそろ自分の大学に戻ります…」と
マイノリティ外人としておじけづいた自分なのであったが、
何人もの学生たちから、
「日本の援助に感謝申し上げます」
と日本語で言われて、
(ほっ、派手に国際援助隊をニュースにしてくれた日本政府と中国政府よありがとう)と、
在留邦人として小心者な自分なのであった。
日本の一部報道で、今回の援助が中国で感謝されていないという批判を読みましたが、中国の若者たちからも(私からも)しっかり感謝されています。ハイ。