最近、領事館から豚インフル情報メールががんがん送られてくる。
そういえば去年鶏インフルが貴州で発生した時、JICA事務所から電話が入り、
これこれこういう状況になってますから「気をつけてくださいね」と言われ、
「いや…気をつけてって言われても一体何をどうやって気をつければいいんでしょうか」
と言うと、
「ナマ鶏に触れないとか、近づかないようにしてください」と言う。
「えっと…ぎゅうづめの満員バスに、市場帰りの、ナマ鶏をかついだ人がふつうに乗ってくるんですけど…」
「そ…それはどうしようもないですねえ、ははは」
「あははは」
という、のんきな会話を交わしたものだった。
豚インフルや鶏インフルは置いておいて。
気になる方がいるようなので回虫の続報。
周囲の中国人同僚たちが、口をそろえて言うには、
「問題不大」
そんなのたいした問題じゃない、ふつうのことだ。
あんたはどうして病院に行こうとするのだ、薬局で薬を買えばいいことだ、皆そうしている。
貴州の友人にたずねても、「薬飲めばそれでいい」
一応、JICAからぎょうぎょうしく医者の紹介状が送られてきたので、医療費は共済会から出るのかと聞いてみると、もう任期が終わったから日本の国民健康保険に入っていることが前提なので、3割しか出ない、などとケチくさいことを言う。
国民健康保険は上海に移転届けを出した瞬間にまた無効になったので、7割自己負担ということだ。
それも嫌だし面倒なので、地元の人々のすすめに従い、虫下しを買って飲んだ。
回虫と線虫を駆除できる薬は10元(約150円)也。
周りに聞くと、中国ボランティアの先輩でやっぱり回虫が見つかったことがあるという人がいた。
けっこう普通の事のようだ。
しかし寄生虫は自覚症状がないから困る。気味が悪い。
きのう、学生が「先週はお休みしてしまってすみません」と言って欠席届を持ってきた。
「急性腸炎の治療、検査で見つかった回虫もついでに駆除」
と書いてあった。
上海にも普通にいるようだ。
その午後のオフィスアワーに、スピーチコンテストの原稿を持ってきた学生を指導した。
テーマは「上海万博」。
学生が「上海万博のテーマは<より良い都市、より良い生活>です。万博により生活レベルが高まります」と言うので、
「万博で生活が向上するって具体的にはどういうこと?」と聞いてみると、うーん、と悩む。
「もっと考えて書き直してみてね」と学生を見送りながら、
(より良い生活って具体的には、寄生虫の心配のない生活ではなかろうか)と思ったのだった。
そういえば去年鶏インフルが貴州で発生した時、JICA事務所から電話が入り、
これこれこういう状況になってますから「気をつけてくださいね」と言われ、
「いや…気をつけてって言われても一体何をどうやって気をつければいいんでしょうか」
と言うと、
「ナマ鶏に触れないとか、近づかないようにしてください」と言う。
「えっと…ぎゅうづめの満員バスに、市場帰りの、ナマ鶏をかついだ人がふつうに乗ってくるんですけど…」
「そ…それはどうしようもないですねえ、ははは」
「あははは」
という、のんきな会話を交わしたものだった。
豚インフルや鶏インフルは置いておいて。
気になる方がいるようなので回虫の続報。
周囲の中国人同僚たちが、口をそろえて言うには、
「問題不大」
そんなのたいした問題じゃない、ふつうのことだ。
あんたはどうして病院に行こうとするのだ、薬局で薬を買えばいいことだ、皆そうしている。
貴州の友人にたずねても、「薬飲めばそれでいい」
一応、JICAからぎょうぎょうしく医者の紹介状が送られてきたので、医療費は共済会から出るのかと聞いてみると、もう任期が終わったから日本の国民健康保険に入っていることが前提なので、3割しか出ない、などとケチくさいことを言う。
国民健康保険は上海に移転届けを出した瞬間にまた無効になったので、7割自己負担ということだ。
それも嫌だし面倒なので、地元の人々のすすめに従い、虫下しを買って飲んだ。
回虫と線虫を駆除できる薬は10元(約150円)也。
周りに聞くと、中国ボランティアの先輩でやっぱり回虫が見つかったことがあるという人がいた。
けっこう普通の事のようだ。
しかし寄生虫は自覚症状がないから困る。気味が悪い。
きのう、学生が「先週はお休みしてしまってすみません」と言って欠席届を持ってきた。
「急性腸炎の治療、検査で見つかった回虫もついでに駆除」
と書いてあった。
上海にも普通にいるようだ。
その午後のオフィスアワーに、スピーチコンテストの原稿を持ってきた学生を指導した。
テーマは「上海万博」。
学生が「上海万博のテーマは<より良い都市、より良い生活>です。万博により生活レベルが高まります」と言うので、
「万博で生活が向上するって具体的にはどういうこと?」と聞いてみると、うーん、と悩む。
「もっと考えて書き直してみてね」と学生を見送りながら、
(より良い生活って具体的には、寄生虫の心配のない生活ではなかろうか)と思ったのだった。