愚ダメ記、真誤付き、思い津記

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偏西風とジェット気流

2022-09-07 | 日記

近頃「偏西風」という言葉が天気予報によく出て来る。記憶では、大航海時代の帆船が赤道付近の東風「貿易風」に乗って西へ、アメリカ大陸へと後悔し、中緯度に吹いている西風「偏西風」に乗ってヨーロッパへと戻って来ると習った気がする。すると偏西風とは海上を吹く風で、かなり低い所を吹く風の事を指すものと思っていた。

 片や「ジェット気流」は、かなり高い上空を吹いている強い西風のことで、太平洋戦争末期に日本を爆撃する高高度爆撃機B29が、太平洋の島から日本に向かう時、行と帰りに掛かる時間が大きく違ったことからその存在を知ったのだと聞いた。

 両方とも中緯度地方を常に吹いている西風であり、区別が分からないので「偏西風とジェット気流の違い」を調べてみた。すると、ジェット気流も偏西風の一つ、「1万メートル近い高高度を吹く偏西風をジェット気流と呼ぶ」とのこと。なるほど、やっと理解した偏西風とジェット気流との違い。天気が西から東へと移って行くのは「偏西風のせい」らしい。

 ジェット気流は毎秒100m(時速300km以上)という速さという。ジェット機のスピードには劣るが、飛行機に匹敵する速さ。ジェット気流にしても偏西風にしても、高緯度地帯と低緯度地帯に挟まる中緯度地帯を南北に蛇行しながら流れ、その蛇行によって高緯度地帯の熱を低緯度地帯へと運んでいるのだと聞いたことがある。地球が回って無ければ、それは赤道遅滞と高緯度地帯間の空気の対流を引起すだけだが、地球が自転しているせいで中緯度地域を南北に蛇行して熱を運ぶようになるのだという。

 地球温暖化によって赤道・極地の間の「温度差が大きくなるのか小さくなるのか?」、それが次の疑問となる。

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