デジタル庁は9月1日に設置され、動き出したという。しかし、今のところ何をどのように「デジタル化」するのかは聞こえてこない。もちろん「いろいろなこと」をデジタル化するのだろう、と勝手に漠然と受け止めている。
・・・が、何をデジタル化すれば良いのかは誰が考えるのだろう。結局はそれぞれの省庁がそれぞれの担当の仕事の中での「デジタル化の必要性」を見つけられなければ、実質的に有効な「行政のデジタル化」は果たされないのではないかと思う。
デジタル庁が各省庁の個々の仕事内容を精査して「担当者と同じ習熟度と立場で」デジタル化すべき課題を見つけていくのは無理だと思われ、結局は「デジタル化推進」の旗印でしかないのかな?と現時点では感じてしまう。デジタル化と言えば「常にマイナンバー、マイナンバーと結び付けて答える」という決まり切ったやり方では、新たな局面の新たな必要性には所詮応えられないのだろう、と。