進め!Gucchan号!

愛艇NEO-Gucchan号を手放して、奈良県へ単身移り住みました。和歌山県の海と琵琶湖水系が新しいフィールドです。

天気と潮に翻弄される外房…、ベストシーズンじゃないの!?

2023年05月25日 | NEO390 釣行記

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5月21日日曜日、ゴールデンウィーク以来の外房です。

この日は2つ問題がありました。

ひとつは午後から南風になるという事。

ただ、予報では強風ではなさそうですが…。

ふたつ目は潮位です。

春シーズンの大潮の昼間は潮位が1年で一番低くなります。

この日はランクルプラドを持ってしても、

10:00~14:00はボートを上げられない潮位になりそうです。

つまり、朝イチ勝負か14:00過ぎまで粘るかどちらかです。

春のベストシーズンなので、できれば長時間頑張りたいところですが…。

 

前回は出遅れたので、今回は日の出前に着くよう出発。

道中かなり霧が出ていました。

現地に着くと、風はありませんが前日から残った波がけっこう高いです。

出航できないほどではありませんが、うねりもありそうです。

この日はもっと参戦するかと思っていたのですが、

NEOカワノさんとぐっちゃんだけでした。

後は手漕ぎのカヤック釣り師が2~3名。

 

結局4:31の日の出時間までに準備は完了しませんでしたが、

5:00少し前に出航しました。

 

ご覧のような曇り空に霧。

視界が無くなるほどではありませんが、霧とうねりはなかなかでしたね。

 

まずはヒラメ銀座とその周辺でキャスティングからスタート、

移動しながら実績ポイントで投げますが不発でした。

そもそも浅場にベイトがいません。

しばらくしてガイドでのライントラブルでPE6号をキャスト時にブチ切ってしまい、

この日のキャスティングはこれにて終了。

ルアーはフローティングペンシルなので回収できましたけどね。

これはジギングポイントから岸側を見た図です。

ボカシ加工はしていません。

これを見ると、この日の霧は視界2kmくらいだったようですね。

 

沖まで来ているので北風で細かい波が立っています。

ところが、

わかりますか?

潮の切れ目があります。

手前(岸側)は細かい波が立っていますが、

沖側は全く波が立たないベタなところが帯状に東西に走っています。

この境目にボートを移動すると、

こんな反応が…。

実はこの境目の岸側も沖側もベイトはいなくて、

境目だけに集中している感じでした。

ちなみにここの水温は19℃でした。

通常、このケースだとこのベイトの帯に青物がついているはず。

根周りとか水深とかは関係ありません。

潮目にボートをピッタリ合わせて、

同調するようにどてら流しをしながら、

ベイトいっぱいの中をジギングします。

 

が、しかし、

青物からの反応はありませんでした。

潮目は徐々に沖側から岸側に移動し、

最終的にどこが潮目かわからなくなって消失しました。

それまでおそらく1時間余、

ガンガンしゃくったのですが、結果が伴いませんでした。

 

仕方なく沖へ移動。

60m、80mと無反応だったのですが、

水深100mのところにNEOカワノさんがいました。

 

水深100mの底から20mくらいの間に、

少し反応があります。

カワノさん曰く、「これ以上手前も沖もベイトはいない」そう。

で、ここでエビエサを使って電動リールで、

レンコ鯛を連続で釣り上げていたそうです。

 

少し沖側を見ると、

けっこう鳥が飛んでいます。

海を刺しているようにも見えますが、

ただ飛んで着水してを繰り返しているようにも見えます。

とにかく大量の鳥がいるので、

その中に割って入って魚探反応を見てみると、

たまーに上層に小さな反応がありますが、熱くなるほどではありません。

ちなみに水深は120mほどのエリアです。

 

いけそうなのにドラマが起きないむずがゆさ、わかりますか?

 

そのうち、

休憩する鳥も出始めました。

この鳥はGucchan号の目の前で休んでいます。

うーん、厳しい!

 

さらに沖に行ってみました。

おや、水深157mの沖で、100mあたりに反応がありますよ。

これが何であるか、容易に想像がつきますが、

念のためジグを落としてみましょう。

きっちり100mほど沈めて、しゃくりを入れると間髪入れず、

「ドンッ」

とアタリ。

アワセを入れて重みを感じたところで巻き始めますが、

水深100mでこの重さ、しかもドラグはチリッとも鳴らない…。

そう、

こいつの正体は、

バーサーです。

40cmくらいあるマサバですが、ご覧のように細身です。

すでにトロサバの季節ははるか彼方に去っていますから、

仕方ないとはいえ、これでは持ち帰る気にもなれず、リリース。

 

今度の反応はどうかな?

 

答えるまでもないですね。バーサー。

 

3、4本このサバを水深100m以上から巻き上げると、

あっという間に腕が悲鳴を上げます。

サバゲーに終始するわけにもいかないので移動。

 

 

水深100mでこの反応。

ここが一番期待できるかな?

 

あら、残念!

 

結局60mくらいまで戻っても反応がある場所でかかってくるのはサバだけでした。

時刻はまだ8:00です。

ジギングポイント周辺でベイトを探してしゃくりますが、

反応はナッシング。

 

仕方ないので少し浅場で根魚でも狙おうかと、

9:00くらいにテンヤにチェンジしようとしました。

が、この頃から急に東風が強くなり、

元々逆潮で東から西にけっこうなスピードで潮が流れていたのですが、

風と潮が同調して3km/h以上の速度でボートが流されるようになりました。

こうなると操船しながらラインをまっすぐに落とすぐっちゃんのテンヤスタイルは、

なかなかうまくいかなくなります。

風が強いので波がトランサムに当たって少し海水が乗り上げてきたりします。

 

あっという間に東風は南東風にかわり、

ますます波が大きくなりました。

おかしいなあ、こんなに風が強くなるはずはなかったんですけど…。

エビを2匹使っただけでテンヤは諦めました。

 

アジ場にNEOカワノさんがいたので様子を伺いましたが、

アジもいないそうです。

しかも、年中ベタ凪のアジ場が、

けっこう波立っています。

時刻は間もなく10:00、ここで沖上がりしなければ、

14:00までこの暴風の中海上にいなければなりません。

悔しいですがこれまでと判断、帰航することにしました。

カワノさんもぐっちゃんの少し後に戻ってきて撤収しました。

既に船底が底砂に擦るほど潮が引いていて、

ボートを上げるのにギリギリのタイミングでしたよ。

 

ボートを引き上げて少し片付けをした後に撮影したので時間は10:36になっていますが、

実際には10:00に沖上がりです。

ベイトを追いかけていろいろ走ったので、

時間の割に距離が行きましたね。

 

 

燃料も最初から満タンではなかったのですが、

まずまず使いました。10リットルくらいかな?

 

期待の5月第3週末でしたが、

また今回も天候と潮流に翻弄される結果となってしまいました。

こんなに荒れる予想はしていなかったのですが…。

潮目のベイト反応を見つけたのに釣れなかった時点で、

この日の勝敗は決していましたね。

本当は14:00過ぎまで粘るつもりでしたが、

海況が悪化の一途をたどったのでやむを得ず撤退です。

カヤックの方も波が出始めて助けが必要か聞いたのですが頑張っておられ、

結局おひとりが反転してしまいずぶ濡れになったそうです。

外房の急激な海況の変化はあるあるですが、

SUPやカヤックの方は要注意ですよ。

 

天候が悪くて出せない、

やっと出せても満足のいく釣りにならないまま早上がりを余儀なくされる。

外房よ、どうしちゃったの?って感じですよね。

例年ならベタ凪の日がけっこう多い季節なんですよ。

しかも、今年に入ってから真潮の日が一度もありません。

気の早い人はもう海水浴で海に入っていたりして、

あっという間に春シーズンが終了してしまいそうですが、

さて、残り僅かでリベンジが可能でしょうか?

まずは天候と海況ですね。

 

NEOカワノさんに30cm強のレンコ鯛を1尾いただいて持ち帰りました。

次女が丁寧に処理をしてくれて、翌日刺身で食べましたが、

予想以上に美味しくてびっくりしましたよ。

次女は処理の仕方が良かったからだと言い張っていましたが。

 

それではまた おやすみなさい

 

 

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6 コメント

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Unknown (ツッシー)
2023-05-25 11:32:43
ぐっちゃんさん

釣行お疲れ様でした、日曜日出られたのですね。私は無理そうだなと判断してたのですが直前に海況見たら、アレつ?!行ける?って思ったんですが結局やめときました😓

前回に引き続き厳しい状況だったようですね、ベイトは何処に行ってしまったのでしょうか?今週末は海も穏やかな予定です。リベンジマッチと行きましょう!
返信する
Unknown (JBB280)
2023-05-25 12:59:54
5月第3週説実証できずでしたか?
サバ反応の下にイカいたかも???
またあの潮目下の反応気になりますね。
もしかしてイワシベイト?
期待がひろがリングです。
返信する
Unknown (五目漁師)
2023-05-25 15:36:51
海釣りは1に天気、2に天気、そして3にお魚のご機嫌ですね。
釣りをすればするほど納得してしまいます。
ぐっちゃんの仕方ない節が聞こえてきますが、これだけは本当に仕方がないですね。
手漕ぎの貸しボート屋さんも、今年の天気は特別に悪い、商売あがったりと嘆かれていますよ。

そうそう、スーパーのサバと言えばこちらでは千葉県産が多かったのですが、最近はスーパーの売り場で見られないことが多くなりました。
不漁の影響は釣り場でも見られようで、釣り師にとっては嬉しいのですが、昨日の中深場釣行では生サバが手に入らずノルウエー産の塩サバを使う羽目になりました。
細サバでもストックしておいた方が良いかもしれませんよ。
返信する
ツッシーさんへ (ぐっちゃん)
2023-05-26 20:59:31
ツッシーさん、コメントありがとうございます。
 
行く前はこの日しかないというくらい上天気を予想したのですが、予想外に速く風が吹き始めてジ・エンドでした。
とても潮が上がってくる時間まで海況が持たないだろうと思い諦めたのですが、もうギリギリの引き上げになってヒヤヒヤでした。
潮目と水深100mにベイトはいましたが、潮目のベイトで青物が拾えなかった時点で完敗です。
それにしても、海に恵まれませんね…。
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JBB280さんへ (ぐっちゃん)
2023-05-26 21:03:18
JBB280さん、コメントありがとうございます。
 
何を言っているんですか、過去実績は5月第4週ですよ(笑)
とは言え、今年は真潮を見たことが無く、逆潮だと櫃のパターンが変わってしまうんですよね。
ちなみに水深150m以上のサバの下にはイカがいたと思います。ただ、イカまで角が届くかは神のみぞ知る、ですね。
カワノさんの水深100mでエビエサのレンコ釣り、電動リールがあれば楽しそうでしたよ。レンコも大きくなると旨いんですね。ちょっと見直しました。
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五目漁師さんへ (ぐっちゃん)
2023-05-26 21:20:14
五目漁師さん、コメントありがとうございます。
 
天候は本当に酷いですね。この日は穏やかだから14:00までがっつり釣るつもりだったのに、突然の急変でした。
このベストシーズンに釣らなきゃ年間ボーズもあり得ますからね。次こそは、と天気予報を見ると、南海上に台風がいるし…(笑)まいっちゃいますね。
 
サバですが、完ボ逃れにいるとわかっていて釣りに行った感じです。そこそこ大きいので引きは楽しめますが、奥さんはアレルギーだし、我が家にサバの需要は無いのでよほど自分で食べたい時以外はリリースです。夏場の内房の深場釣り用に、少しストックしておこうかなー。

とにかくちゃんと海釣りがしたいなーという今日この頃です。
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