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スポーツカーグラフィック  イラストレーター 溝呂木陽  60-70年代のスポーツカーを愛するすべての人に。

1/20 ナガノ ホンダシビック1500GL 製作記 完成!

2015-07-11 07:52:43 | 模型

ナガノのシビック完成までです。


室内は茶色、シャーシはボディ色で塗り分けました。


足まわりを組んでいきます。ここの電池ボックスのふくらみがタイヤにあたって、タイヤがボディからはみ出します。
このタイヤハウスの膨らみはヒートペンで切り取りました。

カービングヒートペンCH-1
クリエーター情報なし
ファンテック

力を加えずに穴を開けるには最高の道具です。


ホイールインナーの足も1ミリほど削ると、タイヤが奥に引っ込むようになりました。フロントはバネで可動します。


ホイールはメッキパーツなので、ハブキャップをマスクしてミッチャクロンを吹いてからサフと8番のシルバーを吹きました。モールド最高ですね。メッキのハブキャップは赤で色さしがポイントです。
タイヤもキットのものが素晴しく、レターのない方を表にするといい雰囲気。車高は無調整です。フロントもかなりはみ出すので、インナーやキングピンの一部を削り取って内側へ引っ込ませました。


メッキモールやエンブレムは、最初にアクリルのつや消し黒で筆塗りしてから、モールは三菱ペイントマーカーで、エンブレムはメッキシルバーを筆塗りドライブラシで色のせしています。
特徴的なモヒカンルーフモールと、ウィンドウまわりのモールは、ミラーフィニッシュ細切りを貼り込みました。



メッキシルバー筆塗りはなかなか良いですよ。こつとしては、逆さまに保管して、ふたの部分の濃いものをさらさらの瓶の溶液で希釈して筆で載せていく感じです。




キットのエンジンはCVCC。モールドも良い感じです。ネットでやっと画像をみつけて、エンジンブロックは8番シルバーにタミヤのメタルシルバー吹き付け。CVCCの刻印はペイントマーカーで光らせて、エアクリーナーはグレーサフのままです。
アクリルの金色を要所にさして、配線は糸はんだを使用しています。このSD-60といういとはんだは使いやすいですね。
貼付けてからアクリルで黒く塗っています。


内張もきれいなモールド。黒とメッキシルバー筆塗りで塗り分けました。


このインパネが知的でしたね。ウッドはオレンジと茶色を混ぜて筆塗り。メーターは白を色さししたあと黒でタッチアップ。さらにダイソーのクリアレジンを楊枝で乗せて紫外線ライトを当てて固めました。
キットのモールドは抜群ですね。


ライトは一回り大きいHアイズを裏返し、丸い方にミラーフィニッシュを貼り込みカップを表現、表面の平らな方にダイソーのクリアレジンを盛りつけて紫外線ライトで固めました、これならかんたんにライトが作れますね。


ウィンカーは別パーツなのがうれしいです。


テールライトはメッキの台座にクリヤーパーツ。赤とオレンジで塗り分けて境目にミラーフィニッシュ細切りを貼り込みました。
ナンバープレートはいつもの自作ナンバーサイトで浜松55ナンバーをチョイス。
すけないPPラベルシールに印刷して切り出しました。
サンワサプライ 下地が透けない耐水ホワイトフィルムラベル 5枚 LB-EJF04
クリエーター情報なし
サンワサプライ


ホワイトリボンもこのPPラベルシールに、黒地に白丸を印刷。黒地が残るように太目に切り出して、Gクリヤーで貼付けました。PPシールは硬いので、平面と正円が保てますよ。気になる向きはつや消しクリヤーをコートしてください。















これは名作キットですね。顔面整形でかなり印象が変わったかと。
ダイソーの針金を瞬着で貼り込むのはそんなに難しくないです。まずペンチ等である程度形を作ってから、端から順に貼り込んでいきました。
たかととさん、ありがとうございました。
ぜひナガノを持っている方はチャレンジしてください。

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1/20 ナガノ ホンダシビック1500GL 製作記 製作開始

2015-07-10 05:46:06 | 模型

ホンダ車いきます。次はたかとと兄貴から届いたナガノのシビックです。
4枚ドアがあく貴重なキットで、前から作ってみたかったですね。


プロポーションはなかなか。少し猫背ですが良い感じです。


顔はかなりかくかく。


少し丸く削りこんで、ライト裏もヒートペンでくりぬきました。


下側のパネルが省略されているのでエポパテを盛りました。


少しボンネット側のラインもたれ目に。


何か違和感。じつはボンネット側にモールがありました。針金貼付け。
グリルのモールは削りました。


グリル側のモールも針金を貼りました。ダイソー製を瞬着でつけています。


キットのヒンジはなかなか。基部をヒートペンでえぐっておいたら、90度開くようになりました。


ドアの内張に色を入れてマスキングしてから、ドアヒンジに取り付けました。


きっちり閉まりますね。ヒンジは瞬着で固定。ヒンジの中に流し込み接着剤を流し込むと、一回ヒンジ内が固着して
動きにがたつきがなくなります。


サフを入れました。


今朝の早朝モデリング。まずは開口部から。タミヤの86のオレンジです。


クリヤーまで吹くと良い感じ。



グリルが入ると良いですね。

4枚ドアが開くと、うれしいのはなぜ。マスキングをはがしたのが上の画像。いいですねー。

これは楽しみなキットです。たかととさんありがとう!
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1/18タミヤ ホンダNIII 360 製作記 完成!

2015-07-09 05:02:49 | 模型

タミヤの懐かしいチャレンジャーシリーズの1/18ホンダNIII360。完成までです。



今日はまずエンジンから。メッキパーツのエンジンは接着面のメッキを削って、流し込み接着剤で組み上げてからミッチャクロンとサフを重ねると、良いモールドが浮かび上がります。
そこに8番のシルバーとタミヤのメタルシルバーを重ねて、ホンダエンジンの明るいシルバーを作りました。
あとは黒と金で塗り分けて(キットの解説書の写真の塗り分けがかなり正しかったです)こんな感じ。
コーションシール?は白で適当に描いています。





エンジンをシャーシに搭載しても寂しいので、実車写真を元にバッテリーやサスマウント等を追加。
バッテリーはバンダイのアルピーヌから。サスマウントはジャンンクの黒いプラワッシャーにポンチで抜いたアルミテープの中央をへこませたものを貼付け、中央に金属線をさしています。後ろの補機はランナーより削りました。
メーカーズプレートはアルミテープ切り出し。
配線はこちらのはんだ線が曲げやすくて便利です。
goot 高密度集積基板用はんだ SD-60
クリエーター情報なし
太洋電機産業


Gクリヤーで貼付けてから、黒で線を筆塗りし、バッテリーターミナル等はそのままシルバーを残しています。

排気管は再現されていないので、エンジンに2ミリの穴を開けて、タミヤの曲がるプラ棒を差し込みフラットアルミで筆塗り。仕上げにタミヤのウェザリングマスターでこすっておきました。
ウェザリングマスターCセット アカサビ
クリエーター情報なし
田宮模型


スペアタイヤが良い仕事していますね。このタミヤのNのホイールはどうやら初期のN2用の、エスのような丸いおわんホイールを再現していてこれは実車でもレアな人気パーツなのだそうです。
想像すると、当時N2で設計がはじまったもののイマイより出た1/20のNの初期型に対抗して急遽最新型のN3に設計変更されたのでは、などと考えてしまいますね。N3は箱絵にあるもっと平らなホイールキャップが標準です。





室内はキットのモールドが良いので、インパネに金属線を貼付けたくらいです。
シート類は14番ネイビーブルー。これ昔よく使っていたガンダムブルーにかなり近い色になります。
ステアリング等の木目はホンダは明るい茶色なので、オレンジに少しブラウンを混ぜています。


ワイパーはブレードを洋白の1ミリ角棒で再現、アームは虫ピンから切りました。ブレードを窓に貼付けて上からアームを貼付けただけですよ。基部はキットのパーツを残しています。


グリルは中のライトが平らなメッキ表現なので、ダイソーのクリアレジンを盛って紫外線ライトで固めました。
墨入れして赤と白でホンダマークを塗り分けています。


顔つきはこんな感じ。ライト類はレンズが接着剤もいらずパチンとはまります。良い仕事ですね。
このホンダZ風のN3の顔つきは今や初期顔の人気に押されていますが、N360開発当時のデザイナーは小さい口で粋ったそうです。
そのクレイモデルを見た本田宗一郎が怒って「小さいクルマは顔をでかくせないかん」と顔いっぱいのグリルにしてしまったそう。今ではそれが大人気ですから、さすがデザイナーの本田宗一郎の面目躍如ですね。


リヤのテールライトはボディ整形色パーツなので、グロスの黒とスパッツを重ねて光らせてから、クリヤーレッドを下のライト共々塗っておきました。


ナンバープレートは自作サイトの画像を元にフォトショップで切り貼りして、当時の軽ナンバーを作りました。


タイヤを1/24アポロのギャランGTO用に換えたことでころんとした感じが出たかな。
車高はあげています。





ボディカラーはアサヒペンクリエイティブカラーのカントリークリームにクレオスのクリヤーを重ねています。




素晴しいキットですね。
中学生の頃にレベルカラー筆塗りでドロドロの完成品にしてしまったので、30年以上ぶりにリベンジ、8月の浜松の個展で展示します。







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1/18タミヤ ホンダNIII 360 製作記 製作開始

2015-07-07 21:29:56 | ネットショップ

続いてタミヤの1/18チャレンジャーシリーズ、60年代のキットですね。ホンダのNIIIを始めてみましょう。



まずは箱を開けてヒンジ工作。トイっぽい出っ張りがはまるくわえ形状は、半分くらいカットしてみました。
ドアのヒンジはキットのままでも悪くないですね。ボンネットはヒンジがないので金属で自作しました。
この時シャーシやスカットルやインパネもつけて行います。


ドアの先の角の部分に隙間が出来て面もつながらないので、少し削りこんでアールをつなげてから、足したい部分の形にセロテープを貼って、裏から瞬着を盛って硬化スプレー(ウェーブ硬化スプレーを使用)で固めます。

瞬着硬化スプレー 徳用 【低臭タイプ】 180ml(瞬間接着剤専用硬化促進剤)
クリエーター情報なし
WAVE




ワイパーもブレードを削り取りますが、削りすぎたところはセロテープを貼って裏から瞬着と硬化スプレーですぐ再生です。








開口部と外側の2段階に分けて、アサヒペンクリエイティブカラーのカントリークリーム。
この色はつや消しなので、上からクレオスのクリヤーでコートしました。


タイヤはキットのタイヤがごついので、いつものアポロのギャランGTOのタイヤにスワップ。
キットのホイール(ゴムタイヤにはめ込むキャップタイプ)をアポロのタイヤにはめ、裏側にキットのゴム裏面一体タイヤの裏面を切り出して貼付けました。
ホワイトリボンは前回エスロクで使った、サンワサプライの透けないPPラベル製。
サンワサプライ 下地が透けない耐水ホワイトフィルムラベル 5枚 LB-EJF04
クリエーター情報なし
サンワサプライ

硬いので正円を保ったまま貼り付けで来ます。黒地に白丸を刷って、黒を残して太目に切り出すのがこつです。
サークルカッターはパンチコンパスを使用。
ゴム系接着剤でしっかりと接着しました。



シャーシに足まわりを組んでみました。車高は高い方です。トレッドも無調整。
スペアタイヤ(一体のプラ製)も組んでみると、ヒンジがあたるので曲げておきました。
このスペアタイヤは一番良いモールドですね。


窓枠やボディの裏側、エンブレム等塗装。メッキシルバー等筆塗りです。





窓もはめ込んで流し込みで固定。
結構昔の版らしく、ウィンドウも透明度はばっちりです。このあたりの合いの良さはさすがですね。

タミヤのN、小学生以来ですが楽しく作れそうです。






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1/24童友社ホンダ1300 99セダン製作記 完成!

2015-07-06 20:46:16 | ネットショップ

ホンダ1300S 99S完成です。

一連の童友社の中でも傑作の誉れ高い山田模型製ホンダ99セダン。やはりこの顔が一番しっくり来ますね。


まずはインパネがよくわからず、針金でメーターを作って組み立てました。ステアリングはヨタハチを改造。シフトノブも針金に瞬着を盛ったもの。



テールライトまわりはキットのパーツ。よく出来ています。
バンパーが斜め上を向くので穴を斜めに開け直しました。


ミラーもステーを斜めにするために穴を斜めに開け直しています。鏡面はアルミテープをポンチで抜いて貼りつけ。


前後バンパーは自作ナンバーサイトから。

ここでFacebookで正しいメーターパネルの資料を頂きまたボディをばらしました。


メーターは3連メーターに。ステアリングは3本スポークに。








佇まいが良いのがこのキットの魅力。車高はかなりあげています。

ちょっとしたところに気を配るだけで雰囲気が良くなるキット、いいですね。楽しめました。

8月2日から30日まで開催の、本田宗一郎ものづくり伝承館での個展にこれらホンダ車のプラモデルも水彩画と共に展示予定。お楽しみに。

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