sportscar graphic

スポーツカーグラフィック  イラストレーター 溝呂木陽  60-70年代のスポーツカーを愛するすべての人に。

パリの自動車画家、吉田秀樹氏のこと

2020-02-22 12:46:32 | 個展

本日、2/22より
名古屋のアウトガレリアルーチェにて、吉田秀樹氏の追悼展が始まります。
2020年2月22日(土)〜5月10日(日)

吉田さんと初めて会ったのは、1993年ごろのレトロモビルだったか。
その頃入会したクラブルノーキャトルジャポンで親しくお世話になった写真家のNさんから吉田さんのことを聞き
それまでスクランブルカーマガジンのスクランブルギャラリーで作品を拝見して
ミニカーショップコジマさんが開催した展示会で作品は見ていましたが
初めて行ったパリのレトロモビルでご挨拶し、荷物を置かせてもらって広い会場をただただ
宙に浮いたような足が地に着かない気分で見て回ったのを覚えています。そしてよく年のレトロモビルは
Nさんとともにパリを散歩して周り、吉田さんのルノー11で夜のパリを徘徊したり
アトリエにNさんとともにお邪魔しておもちゃコレクションや意外に小さい作業机で
描きかけの作品を見てお話を伺ったりしました。
黄色いエスを預けているガレージに行ったり、ランボルギーニエスパーダに乗るマダムの
ガラージュを訪ねたり。
レトロモビルでも車をスケッチして回って吉田さんに見ていただいたりしていました。




この写真は2001年にレトロを訪ねた際に吉田さんから聞いて
パリからモンレリーに走るラリーに出場する吉田さんを応援に行った時の写真です。
黄色いエスと吉田さん。まだ薄暗いエッフェル塔の下がスタートで、エンジン音と熱気で
寒いパリで熱くなっていました。


吉田さんのアトリエも訪ねて皆で奥様の絵本作家、アネットさんの手料理もいただきました。






その時のレトロでのスケッチ
マトラのブースでスケッチしていたら、ブースのお兄さんが「ベルトワーズが来ているよ」と声をかけてくれて
サインをもらいました。

魔法のようなことが起こるレトロモビル。

パリでお世話になった吉田さん、
吉田さんの絵にはどこか吸い込まれるような、どこかに連れていかれるような崇高さがあります。
それを見た時の感触を確かめに
期間中に名古屋へ向かおうと思います。


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