
エブロのルノーキャトル、GTLコンバージョンパーツを入手しましたので、クランバージョンで製作を開始します。
キャトルは長い生産期間の最終、5-6年間に日本に主に輸入されたので、国内のクルマは80年代後半がほとんど。そのうちいくらかはクランと呼ばれるバージョンでした。
リヤにクランというステッカーがついていたり(うちのはついていませんでした)、クラン用ホイールが付いていたり、(R12ゴルディーニのようなタイプ)、それがついていないクルマもありました。

エブロのこのパーツは、単体1200円。ホームページでも追って通販されるそうです。
今回は90年頃のGTLが20年間生き延びてパリで残っていたという設定で、今年のパリで見たキャトルもイメージして製作します。
まずは定番ヒンジ工作。

ここはドリルでボディへ貫通させて、針金を通します。



テールゲートのヒンジも金属パイプをつけて、針金を通します。

ボディはリヤフェンダー角アールのパーティングラインの型の段差を消してから、ダークイエローとNATOブラウンをを吹きました。
新しめのロットでは段差が少ないようです。フロント角は少しヤスリでへこみをつけています。

上からタミヤのライトサンドと、アサヒペンクリエイティブカラーのカントリークリームをムラが残るように吹いて、角等の塗装をはがします。

イラストレーターで版下を作って、90年頃のパリナンバー、GTLのメーター、国籍マークなどはPPのシール用紙に、クランのステッカーやパリのキャトルで見た動物シール(ムースとロバ)は、インクジェット用デカールに、GTLのエンブレムはシルバーシールに、一気に印刷しました。

このパーツセットのキモ、サイドプロテクターはサフ塗装したあと少し黒で汚して、裏に押し出しピンがあったので削ってからGクリヤーで貼付けました。

ちょっとゴチャッとした感じに貼り付け。

いつもの内装の塗り分け。ウィンドウを表裏からマスクしてから、茶色系を吹いて内装をマスクしてからボディ色を吹きました。

このキットのもう一つのキモ、クランホイールは素晴しい出来。黒を吹いてからシルバーを軽く吹きました。このへこみにすべて黒が入っているバージョンもありますが、今回はクドくなり過ぎないように。バンパーもメッキをキッチンハイターで落としてから錆塗装を。

窓枠は黒く塗って、スライドウィンドウをGクリヤーで貼付けます。はみ出したら根気よくやり直しましょう。爪や指、楊枝で取り除けます。ガラス面のストッパーはグロスのブラック。

ウィンドウが入ると一気にそれらしく。

これは楽しいですね。完成が楽しみです。

おまけ、今年見たパリのキャトルです。もうパリにキャトルはほとんどいませんねー。
まさに、ミゾロギさんの真骨頂的な作品に仕上りそうっすね~!(((o(*゜▽゜*)o)))
完全に立体絵と感じました。仕上がったら実物観せて下さいね~!
入れそびれちゃいましたが…
A110どれも雰囲気バツグンですが…
特に1番最後に出て来るリアインテークのが好きっす。 あそこを切り取る…あれだけで、A110以外のなんでも無いですよね!d(^_^o)
このキャトルはじめてやれモデルを作りますが、流行の廃車モデリングではなくあくまでも現役のボロ仕様なので、やり過ぎないようにしています。
ぜひ、19日にご覧下さい。明日明後日は有楽町の自動車アート7人展に伺います。お時間あったらみておくのもいかがですか?