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スポーツカーグラフィック  イラストレーター 溝呂木陽  60-70年代のスポーツカーを愛するすべての人に。

123Dで3Dモデリング ロータスエランてっちんホイール製作記

2016-11-11 22:37:04 | 模型

ロータスエラン/ヨーロッパのてっちんホイールを無料ソフト123Dで製作しました。
くわしくはこちら


まずは資料集め。真横の写真をグンゼのキットのホイールベースにあわせて縮小します。
あとは斜めのホイール写真も探して、大きさを24スケールに合わせていきます。今回は直径を14.5ミリ、高さ6ミリとしました。


イラストレーターで断面を拾います。
斜めの写真の中心線を探り、写真の上からトレースしていくと断面が描けますよ。
正面の穴形状やロゴもイラストレーターでトレース。穴形状は一つトレースして、36度ずつ回転させます。
ロータスのロゴもトレース。これらのオブジェクトは線ではなく面にしておきましょう。

イラストレーターデータはそれぞれのオブジェクトを線ではなく面にしておきます。
そして、SVGに変換したデータを123Dにインポートするのですが、この際にデータが大きくなってしまうので、事前にイラストレーターデータを35.2%で変倍して小さくしておきます。


断面をインポートしたら、回天体を作りたいので軸線を描いてから垂直に平面を回転させます。
あとは回天体を作るために、平面を選択してから軸線を選択し、360度の角度を入力すれば回天体の完成です。
出来た回転体に穴を開けるために、穴形状をインポートして平面に高さを付けて柱にしてから、ホイール中心に差し込んでくり抜くと、ホイールの出来上がりです。
このあたりの回転やくり抜きは「123D 回転体」などとググりながらやっていけばかんたんですよ。
この123Dでスケッチするのはなかなか大変なので、イラストレーターが使える方はこの方法がお勧めです。インポートのやり方はこちら
どうやらエクセルでもインポート出来るようです。


回天体は直ぐ出来るので、断面形状が気に入るまで作り直しました。左の3個目で決定。


ホイルキャップは断面を回転させたあと、トレースしたロータスロゴを押し付けくり抜きました。
ついでにシリーズ1の大小のテールライトも造形です。


さらに数をコピーして、細めのランナーでアンダーゲートになるように裏側でつなぎます。
つなぐことで一つのオブジェクトと見なされ、紛失も防げるそうです。


さらに、ダウンロードしたNETFABB FOR MACでデータチェック。
123DでSTLにエクスポートしたデータをチェックしました。
データに不備があったようで自働修正出来ました。
さて、DMMに送ってみようかなー。
NETFABBはこちら
右の大きなダウンロードボタンがあったらインチキ広告です。左上の小さな緑のボタンが正しいボタンですよ。
使い方はこちら



DMMにアップロードしてみました。最初データチェックで造形不可と出たのですが、再度NETFABBでエクスポート、そのSTLエクスポートの際にデフォルトではなく.STL形式を選んだらDMMでも受け付けてくれました。

データチェック完了。このエンブレムの細かさで出力出来るようです。
DMMはこちら。
高精細アクリル、エクストリームモードのプリント原価は送料込み4000円弱。実際に販売する際はホイールセットと、キャップ、テールライトで分けた方がいいのかな。出力は1週間くらいかしら。

出来上がりが楽しみです。



#3DPRINT

コメント
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