sportscar graphic

スポーツカーグラフィック  イラストレーター 溝呂木陽  60-70年代のスポーツカーを愛するすべての人に。

クラシックアルファロメオ・ブガッティ熊田憲明展に行ってきました!

2013-09-25 07:40:36 | 個展

昨日はひろポンさんと一緒に、熊田さんの個展にお邪魔しました。

9/20(金)~9/29(日)11時~18時(初日13時より、最終日17時まで)
熊田憲明展「クラシック アルファロメオ・ブガッティー」
~クラッシクカーを1/6サイズの立体アートで表現しました~
川越 小江戸蔵里 ギャラリー
 

http://www.machikawa.co.jp/concept/

Facebookで作品を見てから一度拝見したいと思っていた、1/6スケールのクレイモデルたち。
詳細な図面を引いて、木でシャーシフレームを作り、簡単な骨組みの上に粘土を盛りつけて行く独特の手法。
しかも一度に2-3台と同時進行で同じものを作って行くんだそうです。
タイヤも粘土を円柱にして巻き、されに削って形を作ってからトレッドを彫刻刀でひとつひとつ彫り込むという気の遠くなる作業。キャストによる複製はいっさいしないそうです。

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とくに近作の8C2300モンツアは素晴らしい存在感。

Dsc06758

こちらは足まわりもかなりリアルに再現。足まわりのサスペンションも針金を芯にして粘土から削り出すそうです。

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トレッドも彫刻刀やカッターで削り出すと言う話に驚きました。ゴムの堅い感じがしっかりと出ています。
ホイールはスポークのみ金属線を使用。

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こちらは製作途中の内装。粘土の板にジェッソを塗って下地を作り、油絵の技法でリキテックスで彩色。リキテックスのシルバーを筆塗り。吹き付けはしないそうです。

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これらも薄い粘土の板の積層!強度はあるそうです。

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ブガッティも実車の存在感。フランスで見たやれたブガッティを思い出します。

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こちらはやや旧作のメルセデス。この頃は木で足まわりを作り、粘土でライトレンズ等も作っていたそうです。
なんと20年ほどで74作。必ず複数製作し、なんとそれぞれ15万円で販売もされているそうです。その労力を思うと。
お問い合わせはホームページまで。
http://www3.ocn.ne.jp/~kumada/index.htm

Dsc06793

メルセデスの内装はこちら。

今は退職されてフルタイムで作られているそうです。戦前のクルマならではの存在感に圧倒されました。
昨日撮影したアルバムはこちらです。
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.385371874899938.1073741872.100002813875488&type=1&l=fd544e6985

あまりの素晴らしさに声を失い、1時間以上もお話しさせていただきました。
29日日曜日まで、川越さんぽと一緒にぜひどうぞ。

ひろポンさんのブログもあわせてどうぞ。

http://blog.goo.ne.jp/campari33/e/0dd679149222ab430aadd2ab83405d81

コメント (4)
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