Sydney Yajima


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ダーウィンでの式典

2012-02-22 00:02:47 | 政治
オーストラリアのダーウィンに70年前 何が起こったのか、ご存知のだろうか?
日本軍は、爆撃機を飛ばし、ダーウィンの市街を攻撃、273人の命が失われた。

もちろん、その後、日本が蒙った空爆に比べれば、わずかな人数だといえるかもしれないが、それでも日本は、オーストラリアの一般市民を殺したことには違いない。
アメリカとオーストラリアの、合同式典が盛大に行われた。

この意味するところは、実は深い。

ダーウィンに、アメリカが新しく基地を作ると言うことは、以前書いた。
最初の規模は小さいが、いずれ、沖縄を越える規模になるだろう。つまり、現在のグアム沖縄の大戦力をオーストラリアに割くことによって、リスクヘッジをしようという考えだ。
今の段階で、かりに中国がアメリカを攻撃しようとしたら、わずかな時間でグアム沖縄を殲滅することができる。
なにしろ目と鼻の先だ。
しかし、強力なバックアップをするためには、広い土地と、燃料。それに十分な生活環境を持った場所が必要で、その場所は多くの兵士を養うことが出来る場所でなければならない。

ダーウィンを選んだアメリカの戦略は、ちょうど、中国、そして中東へといつでも移動できるという理由からだけではない。
もはや、日本という国そのものに、同盟国としての信用を失ったというべきであろう。

TPPについて、日本には、反対だといっている人がたくさんいるけれど、分かっていない。
TPPに入りたいのは、日本の産業のほうであり、アメリカもオーストラリアも日本を歓迎しているわけではないのだ。
日本は、自分たちが入るかどうかの決定権をもっているつもりで、賛成だとか反対だとか言っているが、それは、例えば、自分のことを好きでもない女の子に、勝手に付き合うか付き合わないか悩んでいるようなものだ。相手にされていないのに。



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