Sydney Yajima


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安らかに眠って下さい過ちは繰返しませぬから

2011-06-10 16:43:04 | Weblog
安らかに眠って下さい過ちは繰返しませぬから


この有名な 広島の碑文は、主語の無い言葉だと 時には 賞賛され、時には 批判される。
原子爆弾を落とされた 都市である広島にあるこの碑文は、もちろん 原子爆弾を指している。
過ちとは、原子爆弾というものによって、人が 人を殺すことを指しているのだろう。
人殺しは、世界中のいかなる国の法律においても、倫理においても、宗教においても、罪である。
罪である以上、それは 償われなければならない。
だが、罪を犯したのは、アメリカであったのか、それとも、戦争であったのか、それとも、戦争をしていた我々日本人であったのか、あるいは、それらすべてをひっくるめて、みんなみんな 悪かったのか、誰が一番悪かったのか などと考え、その悪かった者に対して 罰を与えようとしても、相手がアメリカのように強かったりすると、罰を与えることもできないだろう。
強い者には巻かれろ で、主語の無い言葉が生まれたのだろうか・・・

東電の事故
これは、どうだろう。
東電はアメリカに比べたら、弱いから、みんな好き放題に批判できるようだ。
東電の、株主たちも、原子力発電には反対だと言い始めている。

つまり、今回、日本の歴史上、二度目の放射能汚染という「過ち」にたいして、我々 日本人は、ようやく 手にあった相手に文句が言えるということになる。
つまり、うやむやに主語の無い言葉で、地鳴りのような恨み節をくすぶらす必要はなく、からっと 相手に文句がいえるわけだ。
もちろん、アメリカの原子力関連からの多少の 産業への圧力があったとしても、正々堂々と主張ができる素地が 十分整ったと私は思う。
日本から原発が消える日が来ることに、私は 楽観的な見通しを、最近持ち始めた。
今回の事故は最悪ではあったけれど、我々の目を覚ますためには、必要だったのだ。

ただし、私たちは、これから、何か行動を起こさなければならない。
私は、これから一歩も引かない決意だ。

過ちは繰返しませぬから である。


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1 コメント

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Unknown (晴海)
2011-06-11 00:49:45
ヨハネの福音書12章23~26節に
「一粒の麦がもし地に落ちて死ななければ、それは一つのままだが、もし死ねば、豊かな多くの実を結ぶ」
とあります。もし神の意志が聖書に記されているなら-不謹慎ではありますが-被災者の方々は一粒の麦になってしまったのだろうか。と想起しております。
今後、豊かな多くの実を結ぶために、残された我々の弛まざる努力が不可欠であろうと思います。集団でのデモ活動に限らず、一人でも意見表明をすることが必要と思います。まずは政府や東電にFAXします。FAXは効果があります。左翼団体や某宗教団体が…自己規制

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