Sydney Yajima


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原爆と 原発

2012-01-26 12:52:46 | 政治
原子力爆弾と 原子力発電所
この二つに苦しんだ国は、世界で日本しかない。

自慢にもなんにもならないが、唯一 日本にはこの二つのことが起こった。
しかも、小さな島国でのできごとだ。

例えば フィリピンやインドネシア、キューバやニュージーランド、などの同じくらいの大きさの島ではそんなことは起こっていない。
どの島国も地震とか、津波は経験している。

ここから見えてくる意味について 考えている。
考えながら書いている。


なぜなんだろう?なぜ、日本にだけ、こんなことが起こるのか?

佐賀にある原発は98度以下に冷えるとガラスのように鋼鉄が簡単に割れるのだそうだ。中性子によって、鋼鉄の核納庫がもろくなっているためだという。
例えば九州に地震が起こると、停止しなければならないし、その際、100度以下に抑えなければならないから、ガラスの核納庫に放射性物質が入っていることになり、そこで、もう一発余震がきたら、パリンッ で、九州は福島の何倍もの被害をうけることになる。なぜなら 佐賀にはプルサーマルまであるからだ。

どうなるかというと、おそらく佐賀県一体は、住めなくなり、一部隣県にまで被害は及ぶであろうということだ。

日本海には原発がたくさんある。
とくに、福井県の原発は琵琶湖と眼と鼻の先で、言うまでもなく大阪市民は琵琶湖の水を毎日飲んで 生きている。
つまり、福井の原発が逝くと、大阪市民が死ぬことになる。しかも、福井には悪名高い もんじゅがあり、そこには、プルトニウムが入っている。

こういうものが日本中のありとあらゆるところに、54基ある。
戦後、日本人は一生懸命働いて、こういうものに お金をたくさんつぎ込んだ。

何事にも原因があり、結果がある。

日本に原爆が落とされたのは、原爆を落とさなければ戦争が終わらなかったというアメリカの理屈がある。
アメリカにとっての理屈であるが、一部、納得させられるところもある。
アメリカ兵にとって、日本の神風は今でも語り継がれるほどの 脅威であった。
アメリカ兵は、日本軍と戦争するのが、怖かったのだと今でも言う。なぜなら、アメリカ兵たちは、死なないで勝つことを考えるのに対し、日本兵は死んでかかってくるのである。
「この人たちは 恐怖を感じないのか?」と率直に多くのアメリカ兵が語っている。
それほど、日本軍は恐ろしい存在だったということだ。

そうして、原爆が生まれ 長崎広島へ落とされた。
もちろん、間違っている。
一般市民への無差別殺人だ。

なぜ?日本だけに、こんなことが起こるのか?

私はまだ、この疑問に答えていない。
今は、考える手がかりを探している。

日本は、ハイテクノロジーの国だ、日本人は優秀だ。日本人は、どこの国とも違う。日本人は、アジアの中のヨーロッパだ。アメリカだ。民主主義だ 自由主義だ。日本人には団結力があり、たとえお金を落としても持ち主に帰ってくる稀有な国だ。日本は犯罪が少ない。日本人は鯨を食べる、たとえ、世界中から非難されても、それは日本の文化だから、正しいことなのだ。だから食べる。日本は、世界に冠たる産業をいくつも持っている。日本はODAに寄付をする。日本は、多くの文化を発信している。アニメは世界共通語だ。日本はすばらしく世界中の人がうらやむ国である。日本には綺麗な四季とおいしい食べ物がある。日本人の舌は、世界でもっとも敏感で、どの人種よりも味の違いを嗅ぎ分けられる。エトセトラ エトセトラ・・・・

などと、日本はすごいと日本人は心のどこかでいつも 思っている。
傲慢でエゴイストで、自慢したがるいけ好かない小金持ちが日本人だとは、言わない。

もっとも、日本は他の大抵の国に比べて、マシなほうかもしれない。
だが、それほど立派な国なら、なぜ、原爆と原発の洗礼を受けなければならないのか?という説明にはなりそうもない。

なぜなんだろう?

私は このテーマを考えながらもまだ、確たる答えを出せないでいる。
おそらく、書いているうちに、なんらかの答えらしいものが出てくると期待しているのだが、いまのところ まだ分からない。

日本人の気質について 考えてみたらどうだろう?

日本人は調和を好む。
つまり、外国人との調和を好む。
長いものには巻かれろという面もある。

言い換えれば、「強い者には滅法弱く、弱い者には滅法強い」のが日本人。
アメリカの言いなりになるのは、アメリカが強い国だからだ。
アメリカとほぼ同じことを、韓国や北朝鮮あたりが言っても、一笑に付すだろう。
実際、アメリカは日本中に基地を持っているが、日本政府は、どんなことが起こっても、アメリカに強く言わない。
調和好きだからかもしれない。

平均的な日本人に、こんな質問をしたら、どう返事するだろう。
「アメリカと 中国、どちらが好きですか?」
おそらく多くの日本人は、即座に アメリカだと言うだろう。
では、こんな質問はどうだろう?
「アメリカと中国の どちらが日本にとって脅威ですか?」
おそらく 中国だと言うに違いない。

しかし、歴史を見て、考えて欲しい。
日本に、原子力爆弾を、中国が落としたことは 一度もない。
それどころか日本の国土に、焼夷弾ひとつ、落としたこともないのである。

中国が、日本の脅威であるというのは、本当のことだろうか?
確かに尖閣の問題は存在する。
しかし、原子力爆弾に比べれば、まつげが引っかかったほどの問題ではないだろうか?
今でも原爆の後遺症で苦しんでいる人たちはいるのである。

アメリカは、日本を友人として本当に 思っているのだろうか?
それとも、アパッチを攻略してアメリカ合衆国を築いたように、東洋の国々を攻略するために、足がかりとしているのではないだろうか。実際 日本を攻略し、基地を作り、その基地を後方支援としながら朝鮮動乱、それに、ベトナム戦争をしてきたのである。

アメリカは日本を、東洋を傘下に置くために必要な布石として考えているのだ。と断定しても、大間違いではないだろう。

だが、日本人はそういうアメリカが好きで、そして、マクドナルドのハンバーガーを食べろと言われれば、一生懸命食べて糖尿病を患い、コカコーラを飲めと言われれば、コマーシャルソングを作って一生懸命に飲んで、アメリカンポップスを聴けと言われれば、それを聞きながら夜明けまで踊り、原発を買えと言われれば、54基も買ったのである。

つまり日本は、そういうアメリカの言いなりになってきたのだし、今も、そのままで、ベースボールをやって、大リーグで一人でも活躍する選手がでると、涙を流して喜ぶのである。

アメリカは、絶対で、アメリカが、言うことは、服従するのが日本人の長い間の 精神的な基軸だったといえる。

ここで重要なことに思いついた。

原爆を落としたのもアメリカで、原発を日本に売りつけたのも、アメリカだということだ。
すべて、アメリカの予定通りに 日本中が踊らされていたということだ。

なんとなく、なぜ、日本だけがこれほど苦しまなければならないのか?の切れ端が 見えてきた気がする。

日本は、小さな島国で、頑張って生き残るためには、強いアメリカのことを聞かなければならないということは、なるほど、政治的な A プラス B を2で割るという計算式で、中くらいのところを出すならば、今までのような生き方が、正しかったのかもしれない。
しかし、これほどボロボロになっても、今までのような生き方を、肯定し続けていいのだろうか?

欧米に 追いつけ追い越せ ということを、日本はしてきたのか、それとも、ただ、真似をし続けてきたのか、このあたりにも、間違いの理由があるように思う。

はっきりした 理由は、まだ分からない。

なぜ、日本だけがこれほど苦しまなければならないのか?
もう少し、考えてみたい。


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