Sydney Yajima


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ストレステストという誤魔化しと嘘

2012-01-22 00:12:21 | 政治
原発テスト 疑問には答えていない

2012年1月20日


 関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)再稼働への安全評価が妥当とされた。だが、その不透明な審査には、大いに疑問が残る。なぜ国民にもっと丁寧な説明が、できないのだろうか。
 安全評価(ストレステスト)は、福島第一原発の事故後に導入された。定期検査で停止した原発を対象に、再稼働を認めるかどうかを判定する一次評価と、全原発を対象に総合的な安全性を調べる二次評価の二段階に分けられる。
 一次では地震や津波の衝撃に、原発がどれだけ余裕をもって耐え得るかを審査する。欧州連合(EU)のテストと違い、飛行機事故やテロは考慮しない。二段階評価といいながら、再稼働は一次で決める理解しづらいやり方だ。
 どんな地震や津波にどれだけ耐えうるか、肝心の報告書は、コンピューターによる解析に基づいて電力会社が用意する。試験の問題を受験者自身が作成し、自己採点して合否を決めるようなもの。条件の数値を変えれば結果も容易に変えられる。地震の想定などが甘すぎるとの指摘も多い。
 報告書を審査する経済産業省原子力安全・保安院は、福島第一原発事故を通じて、チェック機能の弱さをさらけ出し、間もなく原子力安全庁に吸収される機関である。独自の審査基準を示し、評価を下したわけでもない。第一、福島第一原発の事故原因が究明されない段階で、原発の安全性を正しく評価できるわけがない。
 原子力行政全般につきまとう密室性も変わっていない。保安院は、重要な節目になる専門家会合の傍聴を一般には認めなかった。原発に対する疑問や不安に全く答えようともせずに、結果をただ受け入れろ、と言われても、多くの国民が納得できるだろうか。
 現在、稼働中の原発五基も、四月にはすべて定期検査に入る。この期に及んで保安院は、国民の安全よりも電力会社の負担増に配慮して、再稼働の実績づくりを急いでいるようにしか思えない。
 再稼働の是非は、最終的には地元自治体の了承を経て、首相らが政治的に判断する。
 福井県の西川一誠知事は「再稼働の判断材料には不十分」と話している。大方の住民、近隣県も同じ意見に違いない。
 四月に発足する原子力安全庁が、福島第一原発事故の原因を踏まえて明確な審査基準を示し、科学的な根拠と論証に堪えうる検証を積み直すべきである。



子供のときから、大人になるまで、誤魔化しと嘘でかためてきた人たち。彼らは 自分が権力を握ることだけを目標に生きてきたから、自分の利益にならないものたちへ、嘘や誤魔化しを平気で行うことを、悪いとも思っていない。
嘘をついたり 誤魔化すことはいけないことなのだし、それに、これほど大きな事故が起こってしまったあと、まだ ストレステストという誤魔化しで、なんとなく安全なのかなと国民に思わせようとしていることが、とても、うさんくさい。

日本政府にせよ、電力会社にせよ、彼らのやっていることや、やってきたことは、間違っている。
ずっと 間違っている。
間違っているのに、正そうとしない。

間違っていないと、福島の惨状を見て、絶対にいえないはずだ。
安全ですなんて、どれほど面の皮が厚くても、言えないはずなのである。

放射能が4号機からどのくらい出ているのかさえ、分からない状況で、収束しましたなど、言えるはずもないのに、言っちゃう政府なのだ。
馬鹿にしている。

馬鹿にされただけなら、まだいい。
その上に子供たちが殺されるのだから、たまらない。



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