Sydney Yajima


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21世紀の民族大移動

2009-09-04 02:42:42 | 世界情勢
繁栄していた ローマ帝国は、ゲルマン民族の大移動をきっかけに衰退した。
歴史は繰り返すのだとしたら、今の中国の国内での大移動は どうだろう?
なんと中国の人口の一割以上に匹敵する1億3000万の人間が、仕事を求めて農村部から、都市へと移動を始めている。
これは 今に始まったことではないが、最近は特にその傾向が強く、急速な地方の過疎化と、働き手不足の農村問題。そして都市の過密化と犯罪の増加という典型的な問題が、出てきている。
さらに、教育と学校の受け入れ態勢という問題。
また、家族離散という状況の過酷な出稼ぎ労働者など、まるで 昭和初期の日本だが、日本のそれが、せいぜい数百万人程度であったのに比べると、その規模において、ゼロが二つも違う。一体、コントロールできるものなのか、それとも放置していずれ、解決することを願うほうが正しいのかどうかさえ、分からないが、何にしても中国と言う国は、規模がでかい。

民主党が、脱アメリカ、そして親アジア政策を取ると、すぐにアメリカの事務次官あたりが、「結構だ、賛成する。日本はちょっとは自立して アジアのなかで、リーダーシップをとってくれたらいい。だがアメリカを無視するわけには現実的には無理だろう」と言っている。だが、民主党はアジアに親しくなりたいと言っているが、別にアジアのリーダーになどなりたいとは思ってもいない。日本人はそんなことは興味さえない。誰が一番か?なんて、競うことの幼稚さを 日本人はとっくに知っている。自分たちは特別な存在でいたいと思うが、それは特別に尊敬されたり、親しく思われたりする存在のことであって、一番強かったり、怖かったり、威張っていたりするような存在になることを 考えるだけで 疎ましいと考えている。その点、この事務次官さんは 全く理解できていないようだ。それに 日本はとっくに自立している。アメリカが日本に頼って給油活動をしていたりはするけれど、日本がアメリカに頼る時代は とっくの昔に過ぎた。アメリカは日本を我々の核の傘のしたで、保護していると思っているかもしれないけれど、核爆弾を持っているソビエトは崩壊したし、核爆弾を持っている中国は、ダライラマ一人にさえ、勝てない。核爆弾という究極の暴力手段で、人を脅したり、それで保護するなどという浅ましく卑しくしかも いつも怯えているような精神文化では、21世紀の世界をポジティブに導くことなど、まず不可能だ。

アメリカは、どうやら、相当 勘違いしている。何も分かっていない。

日本はアメリカを無視したりしない。アメリカがいつも日本を無視してきただけだ。


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