Sydney Yajima


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座敷わらし

2010-01-22 19:48:05 | Weblog
話は7年ほど前にさかのぼる。
私が家に帰ると、長男と長女、当時 6歳と4歳の二人と 同じ年くらいの男の子が一緒にラウンジで遊んでいた。家内はキッチンにおり、私は子供たちに、アイスクリームを食べないか?と誘い、そしてキッチンからアイスクリーム カップにスクープでアイスクリームをすくってそれぞれの子供たちに、与えた。子供たち三人は喜んで食べた。そのとき、その男の子は随分と珍しそうに、私の持っていたスクープをみていた。それは 握るとアイスクリームが丸い形でポロリと出てくるタイプのやつで、こんなものが珍しいと思う子供なんて今の時代にいるもんなんだなあ・・・と思った。
二週間ほどたって、家内に、「あんなものを珍しいと思うこどもって、今の時代にもいるんだね」と言ったら、「ほんとね・・・」と言ったときお互い目を合わせて???となった。
あの子って、いったい、どこの誰の子だっけ???

最近、私が同じラウンジで寝転んでいると、廊下に通じるドアのノブがゆっくりと回り ドアがゆっくりと開いた。そこには、小さな男の子が見えたような気がしたが、よく分からなかった。ただ、ドアのノブが勝手に回る(誰もいない廊下側から)は、おかしいので、錯覚ということにしておこうと思い、家族には何も言わなかった。

次に起こったことは、家内からの苦情で トイレの電気がつかないということだった。ところが、私がつけると、ちゃんとこれが、つくのである。

そして、次には、廊下の電気がついたり消えたりするということが起こる。これも私がつけるとちゃんとつく。

そして、次には、夜中に男の子の声が廊下からする。それも、「・・・going,・・・going」と二回繰り返したが、残念ながら・・・の部分は良く聞こえなかった。完璧なオーストラリア英語で、男の子声だった。息子は変声期を迎えており、あんな声はでない。娘の声はもっと甲高く、ぜんぜん違う声だ。

次に起こったことは、私が廊下のドアを開けようとしたら、ドアノブが抜けるというものだった。ドア ノブはステンレス製で二箇所にボルトで止めてある。それが全部緩んで抜けてしまった。簡単にまた締め直すことができたが、不思議なことだと、これまでの連続性もあって、思った。ここまで、約一週間ここのところ立て続けに起こっていることである。

そして、昨日。
クリスマスツリーと電飾を片付けた。息子と娘、それに家内が三人が係りで片付けたわけだが、電飾のあったとことに、あったテレビのアンテナコードがいきなり 夜中に、落ちて、そのあと、べり べり と音がして、よく見ると、それはクリスマスツリーを入れたボックスのガムテープが 一枚一枚はがれていくところだった。私は、携帯カメラで写したが、なにも映っているようには見えない。ガムテープは最後の一枚まで全部はがれて、しまいには、中からクリスマスツリーが出てきたのである。(写真・・・見える人には見えるのかな?)

まったく、怖くはない。
なにしろ、子供がクリスマスの去っていくのを惜しがって、駄々をこねているような・・・くらいの感覚だ。
ただ、見えない相手なので一緒に遊んであげたくても 遊んで上げられないのが残念だ。

水子なども考えてみた。しかし、私にも家内にも、水子などの過去はないし、家の中で英語を話すことは、我が家では禁じているので、家の中で子供たちが日本語以外の言葉で話すこともなく、これは、オーストラリア人の子供が迷い込んできていると思われる。

どうしてやったらいいもんかね?

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