Sydney Yajima


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東ヨーロッパ

2017-01-20 19:19:49 | 政治
日本人にとって、東ヨーロッパはあまり馴染みのない国々だろう。
そこには、しかし、それぞれの文化としきたりがあり、そして考え方もある。
親日的な国もあれば、あるいはそうでもない国もある。
それでも共通しているのはただひとつ 「自分たちは、白人だ」という意識だ。

ここで、白人という意識について、書いてみたい。

「皮膚の色で上下など決められてたまるか」という意見は、誰に聞いても、正しいと言うだろう。
白人に聞いても、それは、「正しい意見だ」と言うに違いない。

だが、心の深層で、そうだと思っているのかどうかは、誰にもわからないことだ。

言うまでもなく日本人は東洋人である。
蒙古斑のあるアジア人だ。

日本人が白人であったことは、ただの一度もない。
だから、白人の深層心理など、理解できるはずもない。

そこで、日本人の信じたがる意見や、理論は、整然と語られる「~べき」論である。

「人種差別はなくすべき」論だ。

もちろん、それは、そうである「べき」であることには違いない。
だが、退屈な「べき」論を教科書のようにここで繰り返しても、読者を満足させるとは思わない。

少なくとも、私は、「べき」論だけで話をしたいとは考えていない。

なぜなら、人間はそれほど単純ではないからだ。

東ヨーロッパは、常にロシアの侵略と西ヨーロッパの繁栄の狭間で生きてきた。
自分たちは同じ白人でありながら、東洋人よりも貧しく、あるいは、見下げてきたインド人のジプシーのような連中よりも悲惨な生活を送っている。

と感じているかもしれない。

事実、彼らの生活はつつましく、貧しく、そして あまり未来もない。
教育を受ける機会も限られているし、自分たちの歴史のよりどころとなる、例えば、かつて栄えたローマ帝国をよりどころに自信を持っているイタリア人のようなものも、あるいは、ギリシャ人のような文化もない。

ただ、白人だということだけが、いわば、彼らのギリギリのよりどころだったのである。

その「白人」の中には、自分の価値を最も高め、そして成功を手にするには、どうすればいいのか?
を考えて行動に移す連中が出てくる。
それは、まず、今の場所からもっと可能性のある場所へと向かうことだ。

その向かった先が、アメリカ合衆国であったとしたら・・・

アメリカで成功するには、英語の習得とアメリカ人らしい価値観の吸収。それに度胸と山師の肌合いが必要だ。

それを、具体的にトータルで総合すると、ある種のタイプの人間ができあがる。

それが、トランプだ。

トランプに託されるもの

2017-01-20 18:52:05 | 政治
米国大統領が行くところには、必ず 黒いアタッシュケースがある。
それは、大統領の手がすぐ届く範囲になければならない。
そのアタッシュケースのなかには、核爆弾のスイッチがある。

例えば、冷戦時代のソビエトから核ミサイルが発射されたなら、3分以内に報復攻撃を行わなければ、米国は全滅してしまう。

という状況下で、それは、大統領がたとえプールで泳いでいるときであっても、必ずプールサイドでSPがアタッシュケースを持ち、控えているというほどのものである。

そのアタッシュケースのスイッチを、もし仮に、大統領が押したなら どうなるか?

1300の大陸弾道弾が、任意の場所に撃ち込まれ、世界中に配備されている空母、潜水艦、駆逐艦などからも、核爆弾が一斉に火を噴き、撃ち込まれるということを意味する。

その、スイッチが、もうすぐ、トランプ氏に渡される。

トランプ氏は、分かりにくい男だと評判される。
分かりにくいという評判は、しかし、彼自身が、 意図的に作ってきたという面がある。
なぜなら、分かりにくいということは、ビジネスを進めるうえで非常に有利だからだ。

その”分かりにくい男”に核爆弾のスイッチが手渡される。

彼の経歴を見てみよう。
ある時は不動産王と呼ばれ、またある時は借金王とも呼ばれる。破産も何度も経験しており、富の象徴であるトランプタワーの最上階で、コニャックを傾ける日もあれば、ポルノ男優をしてみたり、あるいは、美女コンテストを主催してみたり、あるいは、プロモーターとしてプロレスを興行してみたりもする。

常に、人前で目立つことを好み、そして、自慢する。
虚栄と繁栄を見せつけることがとても好きな性格だ。
それに、ひとに傲慢にふるまうことは、彼の中では常に正義だ。
もし、彼の眼鏡にかなわない人間がいれば、徹底的に攻撃するか、排除する。
自分にとって利益のある人間は、待遇をよくする。
極端から極端を好み、しかし、そこには確固たる計算はなく、ほとんどが思い付きだ。

こういうタイプの人は、実に日本にもたくさんいることに、気が付かれた読者もおられるだろう。
そう、中小企業の社長さんだ。

その、中小企業の社長さんに、なんと、世界を崩壊させる核爆弾のスイッチが託されたわけだ。

そう・・・

世界の人々は、十分に恐怖に震えるだけの材料ができたわけだ。