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ねがうこと、ゆだねること

三菱一号美術館・開館記念『マネ展』

2010-06-28 | art
昨日は三菱地所発祥の建物・三菱一号館も
今年の2月11日以来再訪する。その時は
開館準備中だった美術館の
オープニングを飾るのは『マネとモダンパリ展』。

ナポレオン3世と同時代を生き、都市化が進んだ
パリを愛したマネを選ぶのは意味が深い。

またマネをこれだけまとまって見れるのは
日本では初めてらしい。多作ではなかった上に
世界各地の美術館の目玉になっているから。

初代館長の高橋明也氏
パリのオルセー美術館などとの長年の
交流の成果だとの声が高い。



マネは印象派と一緒に企画展に
出品することは無かったと知って驚く。
サロン展などのイスタブリッシュメントが
開催する美術展に出展し続けたそうだ。

それでも印象派といわれる画家達には
多くの交流を通じて多大の影響を残している。

詩人、作家との交流も長年にわたり、ボードレール、
エミール・ゾラ、そしてマラルメなどと深い
親交があったことが、肖像画や詩集や小説の
挿絵を描いたことからも窺える。

7月25日まで。