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ねがうこと、ゆだねること

伊豆大島・土砂災害の自然的原因

2013-10-26 | 環境
伊豆大島が台風26号によって大規模な土砂災害が発生したニュースが
続いている。他の地位域ではそんな被害がでなかったのに、伊豆大島だ
け、33人の死亡が確認され、今も9人が行方不明になっている。ご冥
福をお祈りします。

いろんな原因が複雑に絡まってそうだけど、人災のことはさておき、ま
ず、自然がもたらした土砂被害の部分をまとめてみたい。国土地理院が
発表
していたけど、かなり傾斜度がある山の土砂が崩れたんやね。



写真や地図と合わせてみると;

 

雨量は膨大で、気象庁によると、伊豆大島では16日1時間に122ミリの
記録的な雨を観測し、朝8時までの24時間雨量は824ミリと無茶苦茶降
ってる。



山の土が弱っていたと言われているね。27年前(1986年)の伊豆大島の
三原山噴火で、(この時は全島民1万人が島から避難したんだね、今回は
1300人が島外へ)火山灰が降りつもり地盤が弱くなっていたと言われる。

更に森が焼けてしまい、20数年くらいの「新しい」木の根では、土をつ
かむ力がまだ弱かったらしい。


石流発生のメカニズム

杉や椿といった単一種の植林だとしたら、あまり土砂災害に強い森では
なかったのかも。里山のような多様な森作りが必要なのでは。とはいえ、
現地ではそんな悠長なことは言ってられまい。早い復旧を祈ります。

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