やまねこマッサージ

ねがうこと、ゆだねること

リーマンショック後の米映画界

2010-07-27 | 映画
映画「ハーブ&ドロシー」の世界初公開は
2008年6月シルバードックス・
ドキュメンタリー映画祭。いきなり
観客賞受賞という好スタートを切る。

1年後の2009年6月NYでの劇場公開が始まるまで
各地で数多くの映画祭に呼ばれていくが
その秋9月にリーマンショックが起きて、
アメリカ映画界も様変わりする。

映画興行が落ち込み、DVDが売れなくなり、
1000万円単位であった映画の助成金が
金額も本数も激減していく。
まさにハーブ&ドロシーはリーマンショック後の
アメリカ映画界の変化をもろに経験する。

配給会社の倒産や縮小も相次ぎ、自分たちの手で
配給していく映画が増える・・その中で同じ
2008年公開の「アンヴィル!夢を諦めきれない男たち」
や「ハーブ&ドロシー」は自分たちの手で宣伝をし、
ボランティアを組織して映画のPRも行うなど
新しい配給の形を見いだしていく。

佐々木監督&プロデューサの行動力と運の強さを
想うとともに、じっくりお聞きして発表して
いきたいと思う。



同様な現象が日本でもおこり、弱くなった配給を
頼ることなく、自主配給という今回の仲間が集まって
新しい配給をおこなうということに図らずも
なっていく。

911(2001年)、リーマンショック(2008年)と
世界を揺るがす事象が起きている。また近々
何かがアメリカで起こっても不思議でない。