やまねこマッサージ

ねがうこと、ゆだねること

映画の字幕初体験

2010-07-25 | 映画
ハーブ&ドロシーはアメリカの映画なので、
字幕をどうするかを検討してた。
時間がかかりそうなので、
ゆっくり日曜日に集まる。

いつもお世話になってる字幕。
見る側視線は大丈夫だけど、
作る側は初めて。

世界的には字幕で映画をみるのは
少数派らしいけど、予算が限れてるから
字幕文化はたすかる。



まず音声情報と表示情報にわけて考える。
音声は登場人物が喋ったことを字幕化することで
この技術は相当なもの。

監督がいい専門家に頼んだので、
内容はもちろん映画の雰囲気や笑いのツボもおさえて
できてきている。



表示情報は、登場人物の名前や肩書き、
作品名、美術館といった建物の名前、
雑誌や新聞の名前など多岐にわたる。

映画を仲間と見ながら、どこまでを
日本語訳にして、どこまでを英語のままに
するかの指針案をまとめる。

例えば、作品名は現代アートだから
馴染みがないので、和訳しないとする、
といった具合だ。

喋り言葉も何割か削ることで
いい字幕ができるように、
表示情報も和訳過多を避け、
どの程度英語のまま残すのがポイントやね。



そうして検討された字幕は、
テキスト文とモーションデザインと言われる
動く文から構成されることにつながる。

文はDVD化も視野に入れると、映像とは
切り離して、言葉メニューで選べるように。
いろいろ学んだり考えたりした日だった。