やまねこマッサージ

ねがうこと、ゆだねること

畳の上では死ねない

2010-07-02 | カルチャー
もともと自宅でやるものだったのを
外出先で受けるようになったサービス
分野の一つが医療だ。昔は往診も多かった
のにだんだん医院へいく形態に。

患者からすれば家で看てもらう方がいいから
在宅医療って少しは復活しつつあるらしいけど。

出産だって、昔は家で産むのが当たり前。
助産師も復活しつつあるらしいけど、
何か起こるかわからないから病院が産むのが圧倒的。



そして終末医療。昔は畳の上で死ぬのが普通だった
けど、最近では病院で死ぬ人が圧倒的に多い。

アメリカでは入院患者が水が自分で飲めなくな
ったら帰宅するといったルールがあるらしい。
日本では終末医療に膨大な技術と費用をつぎこんで、
最後まで病院にいることが当たり前になっている。



ヨーロッパの映画で、死が直近な人に神父さんが
語りかけるシーンがあるが、心のケアを宗教はもっ
とやってもいいのかも知れない。

もっとも、変なお坊さんに看取られるより、
看護婦さんに手をとって欲しいっていうのは
あるかもしれないけど。

死んでから始めてお坊さんに会うっていうのも
貧しい話で、普段からが無理でも歳をとったら
馴染みのお坊さんがいるといいのかも。