運営委員の森中定治です.
3月11日の久しぶりの学習会,岡野先生のご講演「原発はどうしたら止まるか 3.11から1年・日本再生の指針」をお聴きしました.
考えさせられるところの多い,大変有意義なお話でした.
特に私は,聖徳太子の十七条憲法について思うところがありました.第三条の「天は覆い,地は載す」という言葉です.「天」とは天子つまり帝,天皇を指し,「覆う」とは国民をいつも念頭においてカバーし,「地」とは政治家,官僚,公務員を指し,「載す」とは国民のために力を尽くすという意味のようです.日本という国が生まれたとき,初めてできた国の形(哲学)がこのような内容であることは,大変素晴らしいしまた誇らしいと思います.その初心を忘れないようにしたいです.
そして第一条,和をもって貴しとなす.この言葉,大人の日本人なら知らない人はいないでしょう.これは物理的な力,暴力で物事を決めるのではなくて,平和に,相互に理解と敬意をもってことを進めるを旨としており,現在の平和憲法,憲法九条と通じるように思いました.
西暦604年ですから今から1400年以上も前,これほどの真理に達していたとは,私は大変感慨深く感じました.
話は変わりますが,私の所属する日本生物地理学会ではシンポジウムを以下の通り開催いたします.昨年4月に計画停電で中止となり,一年越しのシンポジウムです.
一般公開シンポジウム「次世代にどのような社会を贈るのか?」
参加費・無料 講演要旨集は500円(希望者のみ)
日時:4月7日(土)3時から6時頃
場所:立教大学14号館(JR池袋東口,歩7分)
フリー・ザ・チルドレン・ジャパン代表理事の中島早苗さん,JT生命誌研究館館長の中村桂子先生にお話を頂きます.
中島早苗さんは画期的な活動をしていらっしゃいます.アジア・アフリカの貧困と飢餓を隣人とする国では,子どもの人身売買が行われます.大人たちはそれが許されないと分かっていて,金銭的な欲望や組織暴力への恐怖からから曖昧な態度しか取ることができませんでした.なんと,大人ではなく子どもたちが決然と立ち上がったのです.子どもだけでここまでやれるものなのか!
中島早苗さんのお話は,我々の心に大きな感動を呼び起こさずにはいられません.
中村桂子先生は,長く生命科学を扱っていらっしゃいました.「人間は生きものである」と題して人類と地球を生命誌の視点からお話しいただきます.
私も少しお話しさせていただきます.
ポスター
http://biogeo.a.la9.jp/meeting/67minisympo.pdf
なお,シンポジウム参加希望の方は,人数把握のためお名前と読み方,ご年齢を森中宛(QYV04336@nifty.ne.jp)にメールにてご一報いただけると幸いです.
ご都合宜しい方は,是非おいで下さい.
ご来駕をお待ちいたします.
3月11日の久しぶりの学習会,岡野先生のご講演「原発はどうしたら止まるか 3.11から1年・日本再生の指針」をお聴きしました.
考えさせられるところの多い,大変有意義なお話でした.
特に私は,聖徳太子の十七条憲法について思うところがありました.第三条の「天は覆い,地は載す」という言葉です.「天」とは天子つまり帝,天皇を指し,「覆う」とは国民をいつも念頭においてカバーし,「地」とは政治家,官僚,公務員を指し,「載す」とは国民のために力を尽くすという意味のようです.日本という国が生まれたとき,初めてできた国の形(哲学)がこのような内容であることは,大変素晴らしいしまた誇らしいと思います.その初心を忘れないようにしたいです.
そして第一条,和をもって貴しとなす.この言葉,大人の日本人なら知らない人はいないでしょう.これは物理的な力,暴力で物事を決めるのではなくて,平和に,相互に理解と敬意をもってことを進めるを旨としており,現在の平和憲法,憲法九条と通じるように思いました.
西暦604年ですから今から1400年以上も前,これほどの真理に達していたとは,私は大変感慨深く感じました.
話は変わりますが,私の所属する日本生物地理学会ではシンポジウムを以下の通り開催いたします.昨年4月に計画停電で中止となり,一年越しのシンポジウムです.
一般公開シンポジウム「次世代にどのような社会を贈るのか?」
参加費・無料 講演要旨集は500円(希望者のみ)
日時:4月7日(土)3時から6時頃
場所:立教大学14号館(JR池袋東口,歩7分)
フリー・ザ・チルドレン・ジャパン代表理事の中島早苗さん,JT生命誌研究館館長の中村桂子先生にお話を頂きます.
中島早苗さんは画期的な活動をしていらっしゃいます.アジア・アフリカの貧困と飢餓を隣人とする国では,子どもの人身売買が行われます.大人たちはそれが許されないと分かっていて,金銭的な欲望や組織暴力への恐怖からから曖昧な態度しか取ることができませんでした.なんと,大人ではなく子どもたちが決然と立ち上がったのです.子どもだけでここまでやれるものなのか!
中島早苗さんのお話は,我々の心に大きな感動を呼び起こさずにはいられません.
中村桂子先生は,長く生命科学を扱っていらっしゃいました.「人間は生きものである」と題して人類と地球を生命誌の視点からお話しいただきます.
私も少しお話しさせていただきます.
ポスター
http://biogeo.a.la9.jp/meeting/67minisympo.pdf
なお,シンポジウム参加希望の方は,人数把握のためお名前と読み方,ご年齢を森中宛(QYV04336@nifty.ne.jp)にメールにてご一報いただけると幸いです.
ご都合宜しい方は,是非おいで下さい.
ご来駕をお待ちいたします.
聖徳太子はすばらしい! 日本の伝統はすばらしい! と思います。それを活かさないという手はないですね。
シンポジウムの日は、旅行中で、残念ながら参加できませんが、ご盛会をお祈りしています。
日本に誇りを感ずるとすれば,日本に生まれた最初の国の形(哲学)だと思います.
愛国心にも通じると思います.