イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

フィラデルフィア イーグルス ファン ブログ

足りないのはWRだけ

2014-02-15 04:18:00 | イーグルス
 UFA選手を除いた(RFAとERFAは再契約前提)デプスチャートを作ってみます。

QB Nick Foles      Matt Barkley
RB LeSean McCoy   Bryce Brown      Chris Polk
FL DeSean Jackson  Damaris Johnson
SE Arrelios Benn    Jeff Maehi
SL Jason Avant  
TE Brent Celek  
HB Zach Ertz      James Casey

LT Jason Peters    Allen Barbre
LG Evan Mathis  
C  Jason Kelce     Jullian Vanderbelde
RG Todd Herremans  Dennis Kelly
RT Lane Johnson    Matt Tobin

 ロスターに名前は有っても、試合に出た事が無いようなPS組は入れていません。
 
 スキルポジションでは若すぎるQB陣に加える中堅・ベテランのバックアップ、FAで2人抜ける事でDeSeanとAvant以外実績の無いWR陣のスターター候補、この2つは確実に補強をしなければなりません。
 OLでは30代トリオの後継者作り、Kellyが一つ埋めるとしても、Barbreも29歳ですし今年のうちに一人は後継者候補を見つけておきたい所です。
 
 スターターが必要なのはWRだけ、QBは先生役のベテランで良いですし、OLは一番難しいLT候補はLaneが居るので下位指名でも育成すればOK。こう考えると、オフェンスはほとんど手を入れなくても機能すると言う事になります。Chip Kellyとしてはシステムに合う選手をもっと入れて行きたいのかもしれませんけれど、今年のオフはWR1枚以外はディフェンス優先になる事を期待します。

Laneの成長

2014-02-13 08:38:00 | イーグルス
 Philly.comでやっている去年のサック分析 http://www.philly.com/philly/blogs/red_zone/Film-breakdown-Charting-the-Eagles-48-sacks-allowed-Part-1.html 48個貰ったサックの誰に責任が有るのか?を分析しています。中にはLeSean McCoyにハンドオフしようとしたらMcCoyはパスルートに出ていたサインミスとか、インテンショナルグラウディング取られたけれどターゲットが居たからミスジャッジ、こう言う結論まで出しているのは面白いです。

 一番多くサックを許したのはLane Johnsonの8個、イメージそのままです。ただ、最初の4試合で4つのミスだった(KC戦酷かったです)Laneが残る12試合で4つ、中盤以降は1巡指名の価値の有るプレイをしていたのが分かります。
 Laneの成長と共に成績を上げてきたのがTodd Herremans、最初の4試合で3.5サックが残り12試合で2サック。Danny Watkinsの面倒を見ながらプレイしたり、新人の世話をするのが板に付いてきました。
 LaneとHerremansは対面が入れ替わるパスラッシュでマーク相手を間違える事が多かったですし、2人のコンビネーションが熟成されてきた事も良くなる一因だったのでしょう。

 逆に成績が後半落ちたのがNick Foles、シーズン終盤のインテンショナル連発時期はカバレッジサックでも有り、逃げようとしたけれど逃げ切れないサックも多かったです。逃げるルートは有るのに、逃げ切れなかった場合はQBの責任と分析する姿勢の為、Michael VickとFolesが責任のサックは(スクランブル未遂)Vickが5個、Folesが5.5個、Matt Barkleyが2.5個と計算されています。

 あと多かったのはJason Petersの4.5個。単純にスピード勝負で外抜かれました、今年は何度か有りました。それでも、対面は10サック級ばかりなのですから、16試合出て4.5サックなら平均以上と言って良いでしょう。

 キャンプからプレシーズンまでは30台のベテラン3人が怪我を繰り返したのですが、レギュラーシーズンからプレイオフまで17試合はほぼ怪我無く5人で乗り切りました。ベテランのコンディション不安は今後増していくのですけれど、Laneの上昇分の方が13シーズンは大きく後半良くなった、と言う結果になりました。
 14シーズンもLaneの成長と言うプラスと怪我というマイナスのどちらが出るか?こう言う形になるのは同じでしょう。Allen BarbreとDennis Kellyのバックアップ2人を含めた7人は14シーズンも変わらないはずです(Julian VanderveldeがバックアップCかは微妙です)13シーズン同様に良い結果が出ることを期待して良い布陣です。

ドラフト権は現在7個

2014-02-10 15:37:00 | イーグルス
 Eaglesの2014年ドラフト指名権ですが、現在の所
1巡22位
2巡54位
3巡86位
4巡22番目
5巡22番目
5巡29番目
7巡22番目
以上の7つの指名権を持っています。
 5巡29番目はIssac Sopoaga+6巡22番目のトレードをNEとして手に入れました。
2013年にTBとのトレードで6巡とArrelious Benn+7巡+α(2014年のドラフト権)の条件でした。Bennは1プレイもしないでACLやってIR入りしたので成績的な上乗せは無いでしょう。+αをTBに渡す事は無いと推測します。

 FAでの補填ですが、出て行った選手でそれなりの金額を貰っているのはDRC、スターターとして出場したのはKing Dunlap,Akeem Jordan、他チームに移籍したけれどバックアップ程度だったのがDerek Landri,Darryl Tapp,Clay Harbor。
 出た選手と入った選手の差し引きなのですが、余程大物を入れた場合じゃないと入った選手はあまり考慮しないような気がします。Conner Barwinが6年36ミリオンでスターター、Cary WilliamsにBrandon Fletcher,Patrick Chungと3から5ミリオン程度の年俸貰ってる中堅所もスターター、James Caseyも3年12ミリオン。こう考えると入った選手の年俸+出場などの貢献が大きく上回ってます。
 DRCとDunlapで2つくらい貰えると良いのですけれど、去年のFAは入ってきた選手の方が多いからどうなりますかね。

Dorenbosは安泰だけど

2014-02-08 18:45:00 | イーグルス
 オールプロセカンドチーム2回のDonnie Jonesを獲得し長年平均以下だったPを補強しました。
 リターナーはDeSean Jacksonを使うとChip Kellyが明言してキャンプに向かいました。

Alex Henery 4年契約の3年目終了
 飛距離は無いけれど、正確なキッカー。のはずなのですけれど、45ヤード以上では蹴らせてすら貰えないのは問題です。

FG 28回中23回成功 成功率82.1% PAT45回全部成功
40ヤードまで14回中13回成功 40-50ヤード10回中7回成功
50ヤード以上2回中1回成功

 40から50ヤードですが、ほとんどが45ヤード以内ですし、45ヤードを越えると成功率は50%程度に落ちます。
 飛距離は無くても正確が売りで82%の成功率は物足りません。ルーキーシーズンから2年目の去年はチーム歴代でもかなりの高確率(短距離砲ですけれど)を残していたのですが、2014シーズンはキャンプでライバルと争うことになるでしょう。


Donnie Jones 1年契約終了 UFA
 実績有るベテランですが、30歳を越えてからは毎年チームを変わるようになりました。

62回 平均44.9ヤード In20 33回 

 ブロックも有りましたが、これは簡単に漏らしたカバーチームの責任です。
 ハングタイムがやや短い点は問題ですが、飛距離とコントロールのバランスは良く、窮地での飛距離重視のキックでは飛距離を稼ぐことも出来ます。
 UFAになりますが、7月に34歳になるとしても再契約するべき人材です。


Jon Dorenbos 6年契約の3年目終了
 マジシャンDorenbosは今年も無難に仕事をしました。


Damaris Johnson
 リターナー専任に近い使われ方となりました。
KR 17回 平均25.9ヤード 
PR 12回 平均8.3ヤード

DeSean Jackson
 一回プレイと関係ない場所の反則でリターンTDを取り消しにされましたが、相変わらず取った後下がるのは変わりません。

PR 14回 平均5.1ヤード

 他にもリターンした選手は居ますけれど、回数少ないからカットします。

 Heneryには強力な競争相手を用意するでしょうし、Jonesとは再契約する方向で動くでしょう。リターナーも入れ替えを考えるでしょうけれど、大物を呼ぶよりは若手で競争になると考えます。

総入れ替えかも

2014-02-07 06:56:00 | イーグルス
 Patrick ChungとKenny Phillips、共に怪我の多い2人をFAで補強し、ドラフト5巡でEarl Wolffを指名、Nate AllenにKurt Colemanが居るところに3人加えました。結局Phillipsは怪我が完治しないでカットされてしまいましたけれど・・・

Nate Allen ルーキー時の4年契約終了
 SSのファーストチームを守りきり、スターターとして開幕する事となりました。ランストップよりもパスカバー重視のSSとして、プレイアクションに引っかかる事が減ったのはワイドナインから3-4へ移行して良い変化でした。

16試合先発 82タックル 1サック 1INT 5PD

 ミスタックルが減り、カバーマンとしても取られた後に鋭いタックルを入れる場面を多く見るようになりました。これでやっと平均レベルのスターターになった、と言うのが客観的評価でしょうけれども去年までに比べれば別人のような進歩を見せています。
 UFAで再契約する必要が有る、と言う選手でもないですし、居なくなったら穴埋めを用意しなければならない。微妙な感じです、初日に売れるような事は無いでしょうし、大物を取り損ねたら再契約。くらいでしょうか。


Patrick Chung 3年契約の1年目終了
 NEからFAで来ました。肩の怪我で2012年は8試合欠場(シーズン後半試合に復帰しています)怪我の多さが問題視されまていますがOregon大出身と言う事からか期待されての加入です。
 
12試合出場 10試合先発 59タックル 3PD

 途中肩の怪我で4試合欠場、復帰後もスターターを譲りましたが、代役Wolffの怪我で後半スターターに復帰しました。
 シーズン前半のシステムではSSが左に釣られる分、広い範囲のカバーを任せられて苦戦。後半のシステムでは一人後方を守りましたが、1対1のカバー力不足を露呈しました。本来SS向きだと考えていますし、パスカバーよりもランサポートやバランサーとして起用したいところです。


Earl Wolff ルーキー時の4年契約の1年目終了
 5巡指名として入団、カレッジ時代はFSでした。プレシーズンゲームではSSをやっていた印象です。

11試合出場 6試合先発 45タックル 1INT 5PD

 Chungの怪我で6試合先発しましたが、膝の怪我で後半欠場を続けました。
 オフィシャルHPではSS表記ですがFSとどちらで育てるのかはまだ分かりません。タックルが甘く、カバーも経験不足なのか守っているのにボールが来た瞬間フリーにしていたりもします。運動能力の高いルーキー、そういうプレイでした。


Kurt Coleman ルーキー時の4年契約終了
 2年間スターターでしたが、ベテラン2人の加入で構想外の扱いを受けました。ファイナルカットに残れないと見られていましたが、Phillipsの怪我で生き残りました。

15試合出場 14タックル 

 怪我人の穴埋めとして起用されました。元スターターですし使えばそれなりのプレイはするのですけれど、再契約する事はないでしょう。


Colt Anderson RFA1年契約終了
 STエースですが、怪我によって迫力がなくなってきました。Sとしては計算されていません。

14試合出場 11タックル 1PD

 ST要員として再契約が有るかもしれませんが、5年目のミニマムよりも安く使えるルーキーを選ぶと思われます。


 長年スターターコンビを組んできたAllenにColeman、STエースとしてファイト溢れるプレイを見せてきたColt。揃ってUFAになり、ChungとWolffの2人だけが残ります。
 Sはシステムの犠牲になるポジションです、シーズン前半のSSとFSを区別しないで右か左かの2ディープシステム、後半のSSを上げてFSが後方カバーの1ディープ。3-4に良くあるCBがややクッションを取りFSと3人後方を守る3ディープ。どれにするのかで人選が大きく変わります。
 Chungは2ディープ向きでしょう、1ディープでFSやるパスカバー能力は持っていません。Wolffはどうですかねえ、育て方次第でしょうけれどパスカバーDBじゃあないでしょう。
 3-4でSSをランサポートに回さない2ディープはランディフェンスに問題が出ます、ILBが優秀でも駄目だったのですから。そうなると、シーズン後半の1ディープにしてChungとWolffでSSを争い、パスカバーの出来るFSを獲得する。これが正解だと思うのです。

 FAにはJairus Byrdが居ます。お値段は高いでしょうけれど、獲得出来れば素晴らしい補強になります。FSならChris Clemonsも良さそうです。
 SSのT.J Ward,Donte Whitnerも良い選手ですけれど、SS獲得でChung,WolffをFSにするよりFS補強の方が効率が良いでしょう。