イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

フィラデルフィア イーグルス ファン ブログ

2人ずつ分かれました

2014-01-23 19:22:00 | イーグルス
 Pro Bowlのドラフトが有りました、昨日OGのドラフトでは6人中5番目にEvan Mathisが選ばれています。選手入場でも他のGより一回り薄い(細いというよりも胸板が薄い)Mathisはゾーン専用ですし評価が低いのは致し方ないでしょう。

 今日のドラフトで、LeSean McCoyは先日チームキャプテンに選ばれたJamaal Charlesに続くRB2番手と言う形で全体4位指名(キャプテン4人を入れれば8番目)ここからが長かった。
 DeSean Jacksonは20巡での指名でWR7番目、最後Larry Fitzgeraldと2人残って選ばれたのは評価が高かったのか低かったのか良く分かりません。
 そして、最後の最後に残ったQB2人、Nick FolesはAlex Smithと比べられて最後の最後で指名されました。結果としてFolesとDeSeanがSanders、MathisとMcCoyがRiceと2人ずつに分かれる事になりました。
 プロボウルはニッケルCB入れちゃ駄目、LBやDBのブリッツも駄目、なのにスロットWRは入れて良くて、OLBは純粋パスラッシャーばかり。パス投げたもの勝ちルールですし、McCoyよりもFolesとDeSeanのチームを応援したほうが楽しい試合となるでしょう。逆に考えれば4-3のDL4人+4-3ならDEをやるはずの体格を持つOLBが2人居る訳ですから、ランで押し勝つのはしんどいです。
 WR3人入れたらCBも3人目入れて良い、OLBの片方だけブリッツして良い。これくらいにしないと、元来のTEとFBを入れる事を義務付けた制約と釣り合わないです。まあ、オフェンスががんがん進んだほうが盛り上がるからこういう形にしたのでしょうけれどね。
 

Masgrave加入

2014-01-22 07:22:00 | イーグルス
 MIAのOCとして引き抜かれたBill Lazorの後任としてBill MasgraveがQBコーチに就任しました。

 現役時代は1991年DALの4巡指名を受けますがすぐにカットされ、SFで4年DENで2年とWCOの本流でバックアップQBとしてプレイしています。と言っても、6年のキャリアでパス402ヤードですからほとんど試合には出ていません。
 その後、高校などのコーチ無しで、すぐにOAKのコーチ見習い、98年にはRay RhodesがHCでSean PaytonがQBコーチだったEaglesでもコーチ見習いとして1年間在籍しています。99年からCARでQBコーチからOCと昇格し、JACとMINでOC暦6年のキャリアを持ちます。
 Michael Vickと2006年ATLで一緒でした(その後Vickは逮捕され、Musgraveは2010年までQBコーチを続けています)
 JAC時代はByron Leftwichの育成が上手く行きませんでしたが、ATLではMatt Ryanを育てています。MIN時代Christian Ponderの育成もいまいちの印象です。若手QBを育てるのが上手いコーチでは無いですかねえ。
 もちろん、WCOを選手として習得し、10年以上のコーチ暦を持ち3チームでOCを勤めたエリートコーチです。Nick Foles,Matt Barkleyを無事に開花させてくれる事を期待したいと思います。

 Chipとは全く時代的に違うのですが、Oregon大出身です。Oregonって事で呼んだのではないと思いますけれどね。

Kelceとの契約延長

2014-01-21 08:49:00 | イーグルス
 Andy Reid時代はC+GOTごちゃ混ぜと言った感じだったのですけれど、Chip Kellyの方針なのか怪我が無かったから固定出来たのか、C,OG,OTと分けて起用しているようになりました。
 Howard Muddが2年間植え付けたゾーンブロックをChipも継続しました。そういう意味でタレントのロスも少なく済んでいます。

 Jason KelceがACL・MCLの手術から復帰、緊急措置でCを勤めたDallas Reynoldsはファイナルカットに残れず、Jullian VanderveldeがバックアップCとなりました。

Jason Kelce ルーキー時の4年契約の3年目終了
 悪意に満ち溢れた膝下タックルから復帰しました。小型で機動力重視のCと言う事で膝の怪我の影響を心配しましたがルーキー時の軽快な動きを見せてくれました。

16試合先発

 トリッキーなブロックシステムを使うChipのリードオプション。機動力が売りのKelceにとってやりやすかったでしょう。パワーも付いてきていて、330ポンド級のNT相手にランブロックで押し勝つ(下から入って相手を浮かせる技術が身に付いています)姿が見れるようになりました。
 このオフに契約延長を済ませてしまいたいものです。Cは比較的安価でFA市場に居るものですけれど、LBを拾いに行ける前の足、トラップで2つ外を拾いに行ける横の足、Chipのオフェンスに不可欠な人材です。


Jullian Vandervelde 2年契約の1年目終了
 OGとしてドラフトされ、カットされてTBに拾われ、TBをカットされた所でまた帰ってきました。
 Cにコンバート中で、ロングスナップの不安定さは大きな問題です。それでも、12年は競争に負けたReynoldsやMatt Tennantとの争いに勝ち残りました。

14試合出場(ほぼST専用)

 Kelceが無事に出場した為に出番はないままシーズンを過ごしました。まだCとしての技術は未熟ですし、バックアップとしてのポジションを守れるかは疑問です。


 Kelceとの契約延長、バックアップの確保。無風の13シーズンでしたが課題は少なくありません。
 カレッジのベストCに与えられるRimington Trophyを受賞した事が有るDavid Molkと契約しています。SDではファイナルカットに残れませんでしたが、Vandervenldeとの争いなら良い勝負をするかもしれません。

2人の数字を合わせればプロボウラーの出来上がり

2014-01-19 19:47:00 | イーグルス
 FAとドラフトで即戦力を2枚加えた3TEセット・・・は見られなかったのですけれど、Chip Kellyのシステムの面白さをTEの使い方で見せてくれました。

Brent Celek 6年契約の3年目終了
 チームでも古参選手となり、声を出してチームを鼓舞するリーダーとしての仕事もするようになりました。キャンプでは新システム習得に手間取っているとも言われていましたが、スターターを確保しています。

32レシーブ 502ヤード 平均15.7ヤード 6TD

 レシーブ回数は減りましたが、平均ヤードは大きく伸ばしました。これまで5ヤードのパスを受ける事も多かったのですが、Chipは3rdダウンでも10ヤード15ヤードと投げるのが回数が減り距離が伸びた理由でしょう。
 ゴーストサラリー無しでカット可能、年俸4ミリオンから5ミリオンの契約後半に入ります。Zach Ertzの成長次第でTEの2番手降格、カットの危険が出てくるかもしれませんが、それは今年ではないと考えます。


Zach Ertz ルーキー時の4年契約の1年目終了
 2巡指名で入団、LBでもCBでもSでもミスマッチになるバランスの良い スピード、サイズ、パワーの持ち主として期待されました。レシーブ専用としてスロットやフランカーで試されました。

36レシーブ 469ヤード 平均13ヤード 4TD

 ブロックではパワー技術共にまだまだの感が有りましたが、No2TEとしてはマッチアップのLBを簡単に外して10ヤードでフリーになる動きを見せてくれました。フランカーとしてのドライブブロック技術が付けばもっとChipが面白く使ってくれると思います。
 Celekよりもレシーブ数は多いですが、イージーなドロップも多くフリーになるルートを走れる代わりに競り合いでの弱さを感じます。ここはプロのレベルに慣れる事で解消されるのでしょう。


James Casey 3年契約の1年目終了
 HOUからFAで獲得しました。ChipシステムでFB/TEとしてレシーブにブロックに活躍する、はずだったのですけれど・・・Ertzの加入で3番手のTE扱いとなりました。

3レシーブ 31ヤード 平均10.3ヤード 

 HOUでの最後2年は平均295ヤードをレシーブしたのですが、プレイタイムを貰えずに燻るシーズンとなりました。怪我で1試合欠場した以外15試合に出てこの数字ですから、オフェンスプレイでほとんど出ていないのが分かります。
 4ミリオンキャップヒットでゴーストは1ミリオン、キャップが厳しければカットされるでしょう。TE2枚常時使用のChipなので3番手TEに良い選手をキープするかもしれませんけれど、費用対効果が悪すぎます。


 ドラフトかFAで3番手候補を手に入れればCaseyカット、補強しなければ今年と同じ3人で14シーズンを戦うのでしょう。
 Caseyはこの3人の中ではリードブロックが持ち味と考えていますが、LeSean McCoyのランプレイはリード要らないですからねえ・・・もう少し、リードを入れてその後ろを付いていくorそのリードを囮にしたカウンター。こう言うプレイをすると予想していたのですけれど、Michael VickのQBキープが十分囮の役をしてしまったのが構想外の一因かもしれません。
 
 CelekとErtz、プロボウルに出るような選手ではないですけれど、TEコンビとしてはリーグ上位でしょう。QBの頼れる味方としてミドルでのターゲットになり続けるはずです。

個人的にはMaclinが良いと思う(FolesはCooperなんだろうけど

2014-01-17 22:07:00 | イーグルス
 Jaremy Maclin離脱、Riley Cooperの人種差別発言と不安だらけで始まったWR陣のシーズンでしたが、結果的にはQBレーティング119の素晴らしい成績となりました。

DeSean Jackson 5年契約の2年目終了
 キャンプ中はMichael Vickをスターターにして欲しい。と、アピールを続けたりもしましたが、これはNick Foles登板と同時に戦列を離れた事やディープへのパス供給などが理由だったのでしょう。

16試合出場 レシーブ82回 1332ヤード 平均16.2ヤード 9TD

 2週目の193ヤードや15週目の195ヤードなどマッチアップに利の有る時に荒稼ぎをするのはいつもの事なのですが、今年は駄目な試合でも0ヤードとか10ヤードと言うのが少なくコンスタントに50ヤード前後をキープしたのがキャリアベストの1332ヤードを記録した成長でしょう。
 ヤード数もキャリアベストですが、82レシーブも過去最高の62レシーブから大きく増えています。ただ、セカンドターゲットをしっかり探してくれるFolesと今後も組むのですから、縦に全速で走ったら止まって休むのではなく、もう一回フリーになるための動きをするようになるのが必要になります。言い換えれば、もっと良くなる可能性を持っていると言うことです。


Riley Cooper ルーキー時の4年契約終了
 Maclinの離脱で2番手争いのチャンスを貰いますが、黒人警備員との口論が配信され人種差別主義者として非難されるなどのトラブルがありました。チーム内外から批判されましたが、なんとなく収まり開幕スターターとなります。

16試合出場 42レシーブ 835ヤード 平均17.8ヤード 8TD

 去年後半からサイズを活かした高いボールの競り合いに強さを見せていたのですが、今年は高さに磨きをかけTD数を増やしました。
 また、15ヤード程度で2度3度と方向転換してフリーになる動きがFolesの能力と相性が良いようで、キャッチ数を伸ばしています。1対1で簡単にフリーを作る運動能力は無いのですが、縦から横へと動きを止めないのは長所となります。
 FAになりますが、例の差別発言を他チームがどう考えているのか、エースになる選手ではない(良くて2番手でMaclinが居れば3番手以下)ですし、争奪戦になるような選手ではありません。が、某所のFAWRランキングで3位と評価されて居たりします・・・


Jason Avant 4年契約の3年目終了
 ミニキャンプ時からコーチ陣の評価が低く、解雇の噂が出るほどでした。Maclin離脱で評価は一変、例年通りのスロットWRとしての位置をキープして開幕しました。

15試合出場 38レシーブ 447ヤード 平均12.3ヤード 2TD

 2TEシステムの影響でプレイタイムも減り、サードダウンでの勝負強さもフィールドに立つ回数が減れば発揮できません。Cooperよりも、ゾーンの切れ目に入り、2度目の動き方も上手なのですけれど、記録としてはニッケルからのサードダウンマスターとなった3年目以降で最低の数字に終わりました。
 スピードが衰えたとか、能力低下は見られません。単純にシステム変更の割を食った形です。FAになるCooper.Maclinとの交渉によってはカット(トレード)の可能性があるかもしれません。4ミリオンのキャップヒット(ゴースト0.7ミリオン)です。FA市場のWR一覧を見るとカットは勿体無いですけれどね・・・


Jeff Maehl 3年契約の2年目終了(RFA)
 相次ぐWRトラブルでHOUとトレードをして手に入れました。Oregon大出身でChipの戦術を理解しているのを買われたのでしょう。

4レシーブ 67ヤード 平均16.8ヤード 1TD

 16試合全てに出場しました。序盤戦ではゴールライン前で起用されたりしていますが、あまりプレイタイムは多くないままシーズンを終えました。


Damaris Johnson 3年契約の2年目終了(RFA)
 DeSean Jacksonの劣化コピーのような特徴ですが、ChipシステムならDeSeanと2枚同時投入からスピードでかく乱するような使われ方を期待されました。

2レシーブ 14ヤード 平均7ヤード

 1試合インアクティブで2試合出番なし。ST要員で出番が無いって言うのはどう言う事なのでしょう・・・
 結局、DeSeanが無事に過ごした為にコピーに出番は来なかったシーズンになりました。リターナーの座も失いましたし、14シーズンに居るかは微妙になりました。


Brad Smith 2年契約の1年目終了
 BUFに居たのですが、肋骨の怪我でIR入り。怪我から回復してIR(ベースサラリー保障)の権利を破棄しての契約となりました。

2レシーブ 27ヤード 平均13.5ヤード

 契約していきなりの出番がゴールライン前のワイルドキャット。そしてロングスナップを受け損なってファンブルの酷いデビューでした・・・
 何でも出来る便利屋さんですが、どこで使うのか良く分からないです。1.3ミリオンと高給取りですしキャップがきつくなったらカットされる候補になるでしょう。


Jeremy Maclin ルーキー時の5年契約終了
 キャンプでの練習中に右ひざACL断絶でIR入り、手術を受けました。
 まだ練習再開の話は聞いていません。8月に手術していますし、2014シーズンに間に合うのかは微妙な所ですかね。怪我が無ければ5年30ミリオンは貰えて良い選手なのですけれど、どうなるのか予想は難しいです。Andy Reid時代のコーチが各所に散らばっていますし、案外人気になるかもしれません。


Arrelious Benn 2年契約の1年目終了
 Maclinの戦線離脱直後にTBの元2巡指名をトレードで獲得しました。契約最終年だったのですが、すぐに1年契約を延長しています。しかし、入団直後ACLで手術を受けてIR入りしました。リハビリの状況は分かっていません。


 DeSeanがエースとして無事に16試合過ごしましたし、ここは問題ありません。問題は反対側になります。MaclinとCooperはUFAになりますが、今年のFAリストを見ても欲しい選手誰も居ません・・・(Hakeem Nicks,Golden Tate,Emmanuel Sandersくらいですかね、興味が有るのは)通常の年ならば、差別問題で過去3年間成績の良くないCooperやACLから復帰のMaclinは安く買える選手なのですけれど、今年の状況だとそれなりの競合になるかもしれません。最低でもどちらか一人とは再契約したいところです。
 現状AvantとACLから復帰中のBennが2番手3番手でしょう。Maehl,Damaris,Brad Smithはその次のグループと考えます。Bennが復帰して2番手でAvantが3番手。分からなくは無いのですけれど、補強失敗で現状のままは考えたくないです。
 FA戦線に大きく左右されるWR陣となりそうです。