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負ける原因はすぐに見つかる

2014-01-05 18:31:00 | イーグルス
 NOをホームに迎えてのワイルドカードプレイオフ、最後0秒での決勝FGを決められて24-26で負けて2013シーズンは終わりました。

 LeSean McCoyのレーンを常に詰めてきた事、それに対処するスクリーンなどの変化を見せることが後半まで出来なかった事がオフェンス側の敗因。DEの外を狙うランに最後の最後まで対処出来なかったのがディフェンス側の敗因でしょう。
 McCoyのランは悪い時のダンスしている間に詰められる形を今年珍しく続けました。今年はワンカットで早く突っ込むランが増えていたのですが、開いていない時の思い切りが悪いように感じました。
 裏表を駆使するChip Kellyの采配としえては、裏か表どちらかを出した所でオフェンスが終わってしまう、餌を巻いただけで回収が後半になってしまった。流れを作れないと効果減少のChip采配の悪い所が出てしまいました。
 個々の選手で言えば、FG前のNick Folesのサック。FGレンジから出る出ないの30ヤード付近でのプレイとしては不用意過ぎます。投げすてて40ヤードのFGと45ヤード以上に不安が残るAlex Heneryに48ヤード蹴らせるのは大きな違いですから、状況判断が甘いと言わざるを得ません。パスラッシュにびびるよりもダウンフィールドをしっかり見る。教育としてはそれで良いですけれど、FGレンジから出る出ない、点差状況。あのサックは結果的に勝敗を分ける3点となりました。
 流れが来た所でのRiley Cooperのドロップ、あれもチームの勢いと言う点で最悪のドロップとなりました。この2人で素晴らしいTDパスも有ったのですけれど、敗因といえばこの2つのプレイでしょう。

 ディフェンス、Marques ColstonとJimmy Grahamはそれなりに押さえ込んだ代償なのか、ランでファーストタックルが決まらず押し込まれ続けました。
 Conner BarwinとCedric Thorntonを狙ったランでサポートに来た選手が外を警戒したタイミングで内に切れ込む。同じタイミングの切り替えしを何度も何度もタックルを切られました。これは、外まくられたら誰も居ないから、誰かが来る内よりも外を警戒する当たり前の動きなのですけれど、その結果マークした選手のファーストタックルは横からになり止めきれず、びしっと止めなければならないセカンドタックルも引きずられるような3ヤード余計に与える甘いタックルとなりました。
 再三見せられたQBスニークでもプロボウルOGを2枚並べる強力な押しに苦労しています。4-3DTを3枚並べた今のDLがダブルチームのランブロックに対して弱さを見せてしまいました。その代わりパスラッシュでは300ポンドと思えない出足も見せるのですけれど、プロボウルOGと1対1にCやFBが付いてくると3-4DLに必要な粘りが足りない面が見えます。
 今後どうするのか?ILBの2人は自由に動くMychel Kendricksと潰れタックルサポートと自在のベテランDeMeco Ryans、ここをアップグレードするのは難しいです。DLも3-4向きではないのが悪いほうで出ましたけれど、まだまだ実戦経験を積んでいる段階の若手揃い。OLBだってパスラッシュに物足りなさは有ってもランでは良いプレイをしてきたBarwinとTrent Cole。これまでのようなパスで崩れる形ではなく、ランで崩されるとどこを改善すれば良いのか?本当に難しいです。

 最後リターンで首に手が行ってしまった事からあっさりとFGレンジに入られてしまいました。DeSean Jacksonのインタフェアの分、時間がNO有利な形で残ってしまった不利もありましたけれど、Chipの采配やBilly Davisの対応などプレイオフを勝ち抜くにはちょっと足りないチームであり。今後熟成重ねていくチームである事を理解させられた試合でした。

 勝つ可能性が十分にある試合でした、Folesや若い選手にプレイオフ経験をもう1つでも多く積んで欲しかったのですけれど、この2点差という負けも良い経験になったでしょう。予想以上の好成績を残したシーズンは終わり、Chip2年目に向けてオフシーズンが始まります。