イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

フィラデルフィア イーグルス ファン ブログ

数字を見てみる

2014-01-10 02:35:00 | イーグルス
 シーズン16試合も有れば、雪で全く違う競技になった試合が有っても、ターンオーバー連発の馬鹿試合になっても、対戦相手の有利不利が有っても、16試合通算の記録と言うのはチーム力を現してくるものです。

オフェンス

1試合平均27.6得点(リーグ2位)
1試合平均417.2ヤード(リーグ2位)
1プレイ平均6.3ヤード(リーグ1位)
サードダウン更新率39%(リーグ12位)

 Chip Kellyのクイックテンポオフェンスでプレイ回数が多い(プレイ回数リーグ13位)と言うよりも、単純に1プレイでの獲得ヤードが大きいのが記録として出ました。
 リーグトップを競う成績の中、サードダウン更新率だけがやや低いのは気になります。充実したOLと変幻自在のプレイコールに守られ3rd&3辺りをLeSean McCoyのランで簡単に取っていた印象の割に低い数字です。Nick Folesがフルブリッツ貰うと簡単に投げ捨てるのが数字を低くしているのかもしれません(セカンドターゲットを見つけて投げている場面も多いのですが)
 記録上文句の付け所はサードダウンだけです、研究される来年以降もこの数字を維持できるのか、Chipの研究されたら更にその上を行けば良いじゃないか。と言う哲学が通用するのかどうかを試す2014シーズンになるでしょう。

ディフェンス

1試合平均23.9失点(リーグ17位)
1試合平均394ヤード(リーグ29位)
1プレイ平均5.5ヤード(リーグ22位)
サードダウン被更新率40%(リーグ24位)

 プレイ回数がリーグ1位、基本的にオフェンスとディフェンスの回数は同じのはずです。オフェンスのプレイ回数が12位ですから一発でドカンと進むオフェンスとジリジリと進まれるディフェンスなのでしょうかね。
 時間を考えないオフェンスなので、ディフェンスの負担は大きいのですけれど、INTが極端に少なく、ファンブルも多くない(ターンオーバーレシオ+10)を考えるとディフェンスの負担が致命的に多いと言う事は無いような気もします。
 それでも、1プレイあたりの数字、サードダウンでの攻防、どれを取ってもリーグ下位ですからディフェンスは悪かった。と言う事になります。パスラッシュの機能不全でサードダウンを更新されるのがじりじり下がると言うより切るべき場所で切れずに進まれる一因だった印象です。
 DC Billy Davisは過去SFとARIでそれぞれ2年ずつのDC経験が有ります。共に2年目で成績(数字)があまり改善されずに解任されています。今年の対応を見ると4-3と3-4を混ぜた移行期間だった序盤から3-4に完全移行した後半、ディフェンスは整備されてきた印象を持ちます。DBの整備を中心にオフシーズン上手な補強が出来れば今年よりも良いディフェンスを作ってくれると期待したいのですけれど、過去の采配を見ると大きな改善はされないのかもしれません。

 
 だいたい1シーズン見ていてこんなもんだろう、と言う統計です。
 オフェンスで言えば、サードダウンでピストルからMcCoyに持たせてJason Petersの後ろを付いて行くだけのプレイで簡単に取れるようになったのが最大の改善でしょう(NO戦はこのプレイを徹底的に封じられました)キープレイなのは間違いないですし、同じセットからカウンターを出す(Lane Johnsonの成長が必要でしょう)ハンドオフフェイクから(相手がPeters側に人数を掛ける分楽になるはずの)TEへの5ヤードなど、裏表のプレイを作っていく事が課題でしょうか。
 ディフェンスはパスラッシュの改善ですね、特に交通渋滞を起こすのが日常的になっている全く効果の無いフルブリッツをどうにかする事。Jim Johnsonの時みたいにDLはOLを広げることに専念してLBの道を作れば良いのに、DLはDLでサックを狙うような個人プレイに見えてしまうのは残念です。
 同時にS陣はFAで大きな入れ替えになります。最大の欠点を補強すれば少しは良くなるでしょう。
 
 コーチ陣総入れ替えした1年目に10勝6敗で地区優勝と結果は出しました。2年目は勝敗はこのまま、内容で今年以上の充実を期待します。