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個人的にはMaclinが良いと思う(FolesはCooperなんだろうけど

2014-01-17 22:07:00 | イーグルス
 Jaremy Maclin離脱、Riley Cooperの人種差別発言と不安だらけで始まったWR陣のシーズンでしたが、結果的にはQBレーティング119の素晴らしい成績となりました。

DeSean Jackson 5年契約の2年目終了
 キャンプ中はMichael Vickをスターターにして欲しい。と、アピールを続けたりもしましたが、これはNick Foles登板と同時に戦列を離れた事やディープへのパス供給などが理由だったのでしょう。

16試合出場 レシーブ82回 1332ヤード 平均16.2ヤード 9TD

 2週目の193ヤードや15週目の195ヤードなどマッチアップに利の有る時に荒稼ぎをするのはいつもの事なのですが、今年は駄目な試合でも0ヤードとか10ヤードと言うのが少なくコンスタントに50ヤード前後をキープしたのがキャリアベストの1332ヤードを記録した成長でしょう。
 ヤード数もキャリアベストですが、82レシーブも過去最高の62レシーブから大きく増えています。ただ、セカンドターゲットをしっかり探してくれるFolesと今後も組むのですから、縦に全速で走ったら止まって休むのではなく、もう一回フリーになるための動きをするようになるのが必要になります。言い換えれば、もっと良くなる可能性を持っていると言うことです。


Riley Cooper ルーキー時の4年契約終了
 Maclinの離脱で2番手争いのチャンスを貰いますが、黒人警備員との口論が配信され人種差別主義者として非難されるなどのトラブルがありました。チーム内外から批判されましたが、なんとなく収まり開幕スターターとなります。

16試合出場 42レシーブ 835ヤード 平均17.8ヤード 8TD

 去年後半からサイズを活かした高いボールの競り合いに強さを見せていたのですが、今年は高さに磨きをかけTD数を増やしました。
 また、15ヤード程度で2度3度と方向転換してフリーになる動きがFolesの能力と相性が良いようで、キャッチ数を伸ばしています。1対1で簡単にフリーを作る運動能力は無いのですが、縦から横へと動きを止めないのは長所となります。
 FAになりますが、例の差別発言を他チームがどう考えているのか、エースになる選手ではない(良くて2番手でMaclinが居れば3番手以下)ですし、争奪戦になるような選手ではありません。が、某所のFAWRランキングで3位と評価されて居たりします・・・


Jason Avant 4年契約の3年目終了
 ミニキャンプ時からコーチ陣の評価が低く、解雇の噂が出るほどでした。Maclin離脱で評価は一変、例年通りのスロットWRとしての位置をキープして開幕しました。

15試合出場 38レシーブ 447ヤード 平均12.3ヤード 2TD

 2TEシステムの影響でプレイタイムも減り、サードダウンでの勝負強さもフィールドに立つ回数が減れば発揮できません。Cooperよりも、ゾーンの切れ目に入り、2度目の動き方も上手なのですけれど、記録としてはニッケルからのサードダウンマスターとなった3年目以降で最低の数字に終わりました。
 スピードが衰えたとか、能力低下は見られません。単純にシステム変更の割を食った形です。FAになるCooper.Maclinとの交渉によってはカット(トレード)の可能性があるかもしれません。4ミリオンのキャップヒット(ゴースト0.7ミリオン)です。FA市場のWR一覧を見るとカットは勿体無いですけれどね・・・


Jeff Maehl 3年契約の2年目終了(RFA)
 相次ぐWRトラブルでHOUとトレードをして手に入れました。Oregon大出身でChipの戦術を理解しているのを買われたのでしょう。

4レシーブ 67ヤード 平均16.8ヤード 1TD

 16試合全てに出場しました。序盤戦ではゴールライン前で起用されたりしていますが、あまりプレイタイムは多くないままシーズンを終えました。


Damaris Johnson 3年契約の2年目終了(RFA)
 DeSean Jacksonの劣化コピーのような特徴ですが、ChipシステムならDeSeanと2枚同時投入からスピードでかく乱するような使われ方を期待されました。

2レシーブ 14ヤード 平均7ヤード

 1試合インアクティブで2試合出番なし。ST要員で出番が無いって言うのはどう言う事なのでしょう・・・
 結局、DeSeanが無事に過ごした為にコピーに出番は来なかったシーズンになりました。リターナーの座も失いましたし、14シーズンに居るかは微妙になりました。


Brad Smith 2年契約の1年目終了
 BUFに居たのですが、肋骨の怪我でIR入り。怪我から回復してIR(ベースサラリー保障)の権利を破棄しての契約となりました。

2レシーブ 27ヤード 平均13.5ヤード

 契約していきなりの出番がゴールライン前のワイルドキャット。そしてロングスナップを受け損なってファンブルの酷いデビューでした・・・
 何でも出来る便利屋さんですが、どこで使うのか良く分からないです。1.3ミリオンと高給取りですしキャップがきつくなったらカットされる候補になるでしょう。


Jeremy Maclin ルーキー時の5年契約終了
 キャンプでの練習中に右ひざACL断絶でIR入り、手術を受けました。
 まだ練習再開の話は聞いていません。8月に手術していますし、2014シーズンに間に合うのかは微妙な所ですかね。怪我が無ければ5年30ミリオンは貰えて良い選手なのですけれど、どうなるのか予想は難しいです。Andy Reid時代のコーチが各所に散らばっていますし、案外人気になるかもしれません。


Arrelious Benn 2年契約の1年目終了
 Maclinの戦線離脱直後にTBの元2巡指名をトレードで獲得しました。契約最終年だったのですが、すぐに1年契約を延長しています。しかし、入団直後ACLで手術を受けてIR入りしました。リハビリの状況は分かっていません。


 DeSeanがエースとして無事に16試合過ごしましたし、ここは問題ありません。問題は反対側になります。MaclinとCooperはUFAになりますが、今年のFAリストを見ても欲しい選手誰も居ません・・・(Hakeem Nicks,Golden Tate,Emmanuel Sandersくらいですかね、興味が有るのは)通常の年ならば、差別問題で過去3年間成績の良くないCooperやACLから復帰のMaclinは安く買える選手なのですけれど、今年の状況だとそれなりの競合になるかもしれません。最低でもどちらか一人とは再契約したいところです。
 現状AvantとACLから復帰中のBennが2番手3番手でしょう。Maehl,Damaris,Brad Smithはその次のグループと考えます。Bennが復帰して2番手でAvantが3番手。分からなくは無いのですけれど、補強失敗で現状のままは考えたくないです。
 FA戦線に大きく左右されるWR陣となりそうです。