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どう直すかは難しい

2014-01-06 06:52:00 | イーグルス
 エースRBを欠いたチームに今年何回ランで切り裂かれたのか?もちろん2番手3番手もNFLに来る選手なのですから能力は持っているのですけれど、RBの個人技としては落ちるからスターターになれない訳です。
 となると、OLとDLの関係、LBやSにCBのサポート、人数配分的なシステム、そう言った所に問題が有るのかもしれません。もちろん、RBのエース不在でパスが増えると予想してカバー中心にシステムをアジャストしたらランに弱くなってしまい。逆にランを狙われるような事もあるでしょう。
 
 昨日、メンバーとして、若いDL、パスラッシュ能力に不満はあってもランディフェンスは悪くないOLB、強力でこれ以上のコンビはなかなか手に入らないILB、フロント7のアップグレードは難しい。と書きました。
 パスカバーとランサポートのバランスで選んでいるように見えるCBのスターター2人。ここも、他チームよりもランサポートが下手な面子じゃない。
 最後にSのランサポートになりますが、シーズン前半のSSとFSは区別しない、右か左かの違い。から、SSが前でTEとランサポート、FSは一人後方に残す。に大きくシステム変更をしました(そこでFSのパスカバー下手がクローズアップされることになりましたけれど)SSに入るNate Allenはこれまで3年間のミスタックルマシーンから普通のSくらいには成長を見せています。

 FAが3人出る(Allen,Colt Anderson,Kurt Coleman)S陣は大きな入れ替えが有るでしょう。FSとしてパスカバーを酷評されたPatrick Chungだって本来はSSのランサポート向きですし、広い守備範囲を持つFS型の選手加入を期待します。
 しかし、他はどうしますかね?見え見えのスニークに押されたDLからFletcher Coxは外せない(タレント性では抜群でしょう)Bennie LoganはNTとしてパワー勝負に弱い所があっても、外へのランに付いて行く機動力、QBまで届く出足をもっています。この能力はNTではなく4-3DTの物なのですけれどね・・・より大型でランに強いNTを補充するのは補強策の一つにはなるでしょう。
 本当に難しいのがCedrick Thorntonの扱い。2年前のプレシーズンゲームで40ヤード走ってWRに追いつくミラクルプレイを見せて注目を集め、3-4DEとしてスターターに抜擢されたのですが、ラン崩壊の試合では狙われる事が多く、パスラッシュでの出足の良さをダブルチームに弱い欠点が消している印象を持ちます。しかし、運動量と言う点でThorntonを上回るDEはなかなか居ません。この選手がREであるならば本来DEのTrent Coleと良いコンビを組めるのかもしれませんけれど、パスカバーの技術が高すぎて何でも屋にされてしまっているConner Barwinと組むDEはもっとラン重視で有る必要が有りそうです。BarwinがTEのカバーに下がろうとした時にThorntonがダブルチーム貰って撃沈。この形を減らさなければBarwinの足を殺して前だけを向かせる事になります(本来OLBなんてパスラッシュしてれば良いのですけれど)
 外すには惜しいけれど、他の駒を動かせない(DeMeco RyansとMychel KendricksにBarwinは動かしようが無い)ですから、やるならDLのシャッフル・補強でしょう。
 NTを勤めたLoganですがDEにすればランディフェンスが良くなると言うタイプでもないです。若いユニットだけに成長と3-4でやってみてオフのトレーニングに期待。と言う形で済ませるのか、大きな変更をするのか、難しいです。

 NO戦でランが止まらなかったのはThrontonとBarwinが力負けしたから、スニークが止まらなかったのは(プロボウルOG2枚揃えが強力すぎるのですが)ああいう場面限定でも出せる漬物石DTを用意していないから。さあ、どう手を打ちますか。相当に難しいです。