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イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

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Lane Johnson

2013-05-02 23:34:00 | ドラフト
 1巡4位指名Lane Johnson

 Oklahoma大出身、身長6-6 303ポンド
 
 高校時代はQBとしてプレイし、陸上では砲丸投げでTaxas州で4位の実績が有ります。その後短大に進学しQBとしてプレイしOklahomaに転入します。
 転入後レッドシャツとしてTEにコンバートし2年目にはTEとDEとして7試合に出場、3年生からOTにコンバートされてRTで13試合出場、4年生の去年LTで13試合に出場しています。4年生の時にBig-12のセカンドチームに選ばれています。

2年生 7試合出場(TE-DE)
3年生 13試合出場12試合先発(RT)
4年生 13試合出場11試合先発(LT)

 スカウティングコンバインで40ヤード4.72を出して注目され、1巡下位程度だった評価が急上昇、1巡TOP10候補にジャンプアップします。まだOTとしてキャリア2年ですし、やや線が細く今後の伸びシロの大きい素材として評価されたようです。

長所 素晴らしい運動神経、6-6で腕の長さ35インチとOTとして申し分の無いサイズ、そのサイズとしては本当にレアなフットワーク、体制が崩れても素早いリカバリーが出来る、肩を平行に保ちつつ膝をしっかり曲げて力強いパンチを出せる、リードブロッカーとしてLBをピック出来る素早さを持つ、ハンドテックニックが抜群で長い腕を上手に使って対面をコントロール出来る。

短所 経験不足で時々カバーする相手を間違える、筋力アップが必要、パワーラッシャー相手に姿勢が高くなって力負けする。

 1巡トップクラスの評価なので本当にポジティブな賛辞が並びます、こんなに褒めつくされている選手を指名するのは何年振りでしょう(Tra Thomas以来かもしれません、Donovan McNabbは結構否定的な意見も有りました)
 Oklahomaの試合を4試合、スカウティングコンバインの実技、シニアボウルの練習と試合の動画を見ました。シニアボウルの練習でパワー系のDE相手に押し込まれて苦し紛れホールディング取られそうな腕の回し方をした以外、4試合+シニアボウルの試合では本当に危なげないプレイを見せています。腕の使い方に関しては1位指名のEric Fisherよりも断然Laneの方が上手いように見えました。
 欠点としては、ランブロックで最後まで対面をホールド出来ずに逃がしてしまう場面が有る事、対面不在の場面でどう動くのか分からずに立ち尽くしてしまう経験不足の面が見られます。これは経験を積むしかないでしょう、カレッジトップのAlabama OLを構築したOLコーチJeff Stoutlandが今年就任していますし素材を伸ばすには最適な環境に居るでしょうから、今後も成長出来ると考えます。
 
 スカウティングコンバイン記録 40ヤード4.72、ショートシャトル4.52、スリーコーン7.31、垂直跳び34インチ、幅跳び9フィート10インチ、ベンチプレス28回、腕の長さ35インチ1/4
 300ポンド級のOLとしては異常な数値が並んでいます・・・ほぼ全ての数値がトップ5ですし、全部の種目で名前が有るのはLaneだけです。

 Todd HerremansをRGにコンバートしてRTのスターターが与えられると見られています。キャリアを考えるとRGスタートの方が良いのかもしれませんが、パワー不足が問題になる可能性を考えるとRTからスタートが正解なのでしょう。
 カレッジでは69を付けていましたがEvan Mathisが指名直後に69は渡さない、と宣言した事もあって65番を付ける事になりました。

 1年目RTでデビューし、Jason Petersと入れ替えでLTにコンバート、その後10年LTとして背中を守らせる。10年後まで計算出来る選手だと思います。大切に育てて欲しいですし、下半身のパワーアップが出来ればプロボウル常連に成れる大器と評価します。