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Klecko契約合意

2008-03-15 21:40:17 | イーグルス
 Philadelphiaを訪問していたDan Kleckoと1年契約で合意したようです。現在フィジカルチェック中で合格すれば正式に契約する事になります。

 EaglesではFBとして獲得する事になります、Jason Davidとのロスター争いになりますが、2年連続IR行きのDavisとこれまでのキャリアで400スナップ程度しかFBでプレイしていないKleckoのFB争いは極めてレベルの低い競争になるでしょう、それでもDavisの不戦勝になるよりは遥かにましです。ドラフトでFBを獲得する事も考えられますが、レシーバー同様にWCOを理解するのには時間が掛かりますからドラフトに大きな期待はしない方が良いでしょう。
 
 オフェンス1人目の強化はFBでした、これが強化なのかTapehに逃げられた為の補充なのかが問題ですが、MINに近い情報だと再契約のオファーは無かったとTapehの代理人がコメントしているようで、Tapehは不必要だったと言う事になります。Davisに期待していると好意的に取って良いものか、FBは重要視しないシステムに移行するのかは不明です。ショートヤード用にFBは用意するものの、通常は3WRセットや2TEセットを起用するのだと考えれば270ポンドのKleckoを獲得する事に納得が出来ます。
 今後WRのドラフト上位指名が有るならばKevin Curtis、Reggie Brownに加えて3WRセットが増えるでしょう、フランチャイズタグを貼ったL.J Smithの長期契約交渉が不調に終わり単年契約でシーズン終了後放出する事になるのならばTEのドラフト上位指名が有るでしょう、その際には2TEセットが増える事が予想出来ます。今回のFB獲得がFBの使い方を限定して普段はレシーバーを増やすという事なのかもしれません。

WR補強は必要なのか

2008-03-15 01:34:09 | イーグルス
 これまでの所、FA・トレードでの補強が失敗に終わっているWRですが、1110ヤード獲得しているKevin Curtis,780ヤード獲得しているReggie Brownの2人で1890ヤード稼いでいます。スターターコンビで1900ヤード稼いでいれば十分な数字だと思うのですが、なぜWRの補強が必要と騒がれるのかを考えてみます。

 へんてこデータの宝庫Football Outsiderによると、Curtisのパスキャッチ率は57%となっています、これは1000ヤード級のWRが軒並み65%程度の数字を残している事を考えれば極端に低い数字です。Donovan McNabbの荒れ球と無理なロングパスが多かった事を差し引かなければかわいそうなのですが、数字としてはエースレシーバーとしての数字ではありません。そしてシチュエーション毎のデータ(3rd&1なら2ヤード獲得でもプレイ成功だし、3rd&10では9ヤードでも失敗と考えての修正値)ではリーグ34位のWRと言うランク付けです。ヤードは稼いでいてもいざと言う時に必要なヤードを取っていないと言う事なのでしょう、これも動けないMcNabbにも原因はあるのですが・・・。単純な獲得ヤードではリーグ16位のCurtisですが、このデータを元にするとそこまでの活躍はしていないと言う事になります。
 そしてBrownに対しては更に酷い評価になります。リーグ45位の780ヤードを稼いでいますが、パスキャッチ率は55%とCurtisより更に低く、シチュエーションを考慮した修正値では64位と評価されています。実際サードダウンショートで5ヤード程度のパスをポロポロ落としていましたしこの評価も仕方が無いでしょう。
 つまり、ヤード数では16位と45位のWRコンビであり、32チームと言う事を考えれば平均的なNo1WR Curtis,No2WR Brownを擁していると考える事が出来るのですが、Outsiderのデータから考えると34位と64位のWRコンビになってしまいます。2人共No2WRとしては十分だがNo1WRとしては物足りないと言われ続けていますが、そういわれても仕方が無いデータが残りました。
 
 ただ、このデータを見てだからエースレシーバーが必要だと簡単には言えません。TE L.J Smithを怪我で欠く事が多くWRに負担がかかったのは否めませんし、3番手のWRを3人で試合毎に入れ替えて使うような状態だった事も考慮するべきです。L.Jがスポーツヘルニアから復帰するでしょう、3番手のWRがもう少しましになればCurtis,Brownの数字も良くなる(ヤードは減ってもシチュエーション毎の数字は良くなる)と考えます。そう言う意味でも高いお金やLito Sheppardを放出してまでプロボウル級のWR獲得を狙うのではなく、3番手のWRの底上げを考えれば十分と考えているのですがFA戦線を見てもARIのBryant Johnson、SEAのD.J. Hackettくらいしかもうそれだけの能力が有るWRは残って居ません。事実上補強に失敗した現状を考えると、ドラフト上位でWRの指名をするべきと考えるのも仕方が無いのかもしれません。
 1巡でBrownに替わるスターター候補を指名するのは無駄のような気もしますが、例年通り3-4巡で3番手にすらなれないようなWRを指名しても意味がありません(もちろん当たりくじを引く可能性も有ります)3番手で良いのならば2巡で、Brownからグレードアップする事を考えるのであればやはり1巡WR指名と言う事になるのでしょう(別のポジションの事を考えなければの話です)
 
 BrownはT.Oのトラブルで急遽スターターに抜擢され、見事にそのシーズンのルーキーWR最多獲得ヤードを記録しました。しかし、複雑なシステムの為にルーキーWRが活躍した事が無いのがEaglesの歴史ですし、実際BrownにしてもT.O離脱までは1試合1キャッチの数字すら残して居ません。この事を考えると、1巡でWRを指名したとしても勝負を掛ける2008シーズンの戦力アップになるのかは微妙でしょう、FAでの戦力補強に失敗した事は大きな影響を与える事になりそうです。