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WR補強?

2008-03-04 22:13:07 | イーグルス
 契約の中の出来高払いは前年度の成績を元に達成可能かが判断され、達成可能とされた場合はベースサラリーに加算された形で計算されます。つまりシーズンが終わってから目標がクリアされたかではなく、達成可能と判断された場合は3月1日の時点でキャップに加算されます。そして、シーズン終了後に出来高の目標を達成できない場合にはその分をキャップから差し引くことになっています。そして、その差し引いた分の数字は翌年以降のキャップに繰り越して使う事が出来ます。この繰り越し分に期限は有りません、貯めておいて使いたい時に使う事が出来ます。Eaglesはこの繰り越し分が13ミリオン程度溜まっているようで、今年勝負に出る場合にはそれを使うかもしれません。

 NEと3年27ミリオンで再契約したRandy Mossに対し、それ以上の金額でオファーを出していたという噂が有ります。これが本当なのかは分かりませんが、Mossの代理人によればNE以上の金額を提示したチームがあるようで、Eaglesがそのチームだった可能性が有ります。普通に考えればキャップ枠が余っては居ないのでしょうが、上記した繰り越し分に手をつければMossに支払うだけのキャップ枠を作り出す事が出来るでしょう。
 Mossの獲得に動いていたのならば、本気で今シーズンスーパーボウルを勝ちに行く気が有る事の現れでしょう。今Mossに匹敵するWRでFA市場に居るのはDENのJavon Walkerでしょう、怪我に悩まされては居ますが健康ならばスピードとサイズを兼ね備えたチームが求める能力を持つWRです。個人的にはWalkerは好きではないのですが、Kevin Curtis,Reggie Brownよりも良いWRとなるともうあまり残って居ません。本当にWRのグレードアップを考えているのならばMoss以外とのWRと交渉している噂が立っても良いと思うのですが、全く聞きませんでしたしMossに手を出したと言う話も本当かどうかは怪しいと思っています。

もう1枚取れそうです

2008-03-04 07:22:13 | イーグルス
 契約情報は基本的に公にはならないもので、正確な数字はなかなか知る事ができません。代理人や選手がインタビューで答えた数字も実際よりも大きな金額を匂わせたりする事が多いです。ベースサラリーについては選手会のHPから正確な数字を知る事ができるのですが、サインボーナス、ロスターボーナス、その他出来高などのボーナス設定を関係者以外が正確に把握する事は難しいでしょう。

 Asante Samuelの契約はボーナスが20ミリオン、最初の3年間で支払われる金額が32ミリオン、総額6年57ミリオンと言われています。ベースサラリーが公開されたのでそこから検証してみましょう。2008年が0,64ミリオン、2009年が1,9ミリオン、2010年が8,8ミリオンになっています。この3年間を足すと11,3ミリオン、これに20ミリオンボーナスを支払っていると約32ミリオンと言う情報どおりに数字になります。 後半3年のベースサラリーは2011年が5,9ミリオン、2012年は8,4ミリオン、2013年が10,4ミリオンで24,7ミリオン。5年57ミリオンの計算も合う事になります。
 今年が安いのはサインボーナスでその分支払っているから当然です、来年も安い事を考えると来年支払われるロスターボーナスもある程度の数字が設定されているのでしょう。サインボーナスが12ミリオンで1年当たりのキャップヒットが2ミリオン、来年3月に8ミリオンロスターボーナスが支払われるような20ミリオン保障ではないかと推測します。
 昨日書きましたが、27歳ですし33歳まで一流の能力を維持する事は期待するべきではないでしょう。そう言う意味でも4年38ミリオンで少しゴーストが出る契約と受け取る事もできるこの契約は決して高くは無いと考えます、もちろん安くは無いのですが・・・。

 もう1人FAで獲得したChris Clemonsは5年18,5ミリオンと言われています。ベースサラリーは2008年が0,6ミリオン、2009年が1ミリオン、その後は1,2ミリオン、2,3ミリオン、3ミリオンとなっています。ベースサラリーの合計が8,1ミリオンにしかなりません、合計18,5ミリオンが正しいのならばボーナス等で10ミリオン出している事になります。サインボーナス5ミリオン、来年にロスターボーナス2ミリオン、2011年辺りにもう一回ロスターボーナス3ミリオンのような契約ならば十分に考えられますが、ちょっとベースとボーナスの配分に違和感が残ります。

 週末を挟んでの契約ですし、(出所が正確かどうかは不明でも)契約の詳細が今後流れる事になるでしょう。Samuelに10ミリオン程度を毎年払い続けるのは相場として仕方が無いですし、8サックを記録したClemonsに5年18,5ミリオン程度の金額を用意するのも26歳と言う年齢とまだまだ成長する余地がありそうな経歴を考えれば悪くない契約だと思います。
 この2人の契約の前で14ミリオンキャップが残っていたとするならば、ボーナスの割り振りは不透明ですが多めに見積もってもSamuelが3ミリオン程度、Clemionsは2ミリオン程度のキャップヒットになるでしょう。Takeo Spikesのカットが有るのならばまだ14ミリオンキャップを残していると考えられます、もう1枚スターター級と契約するだけのキャップは残っていると推測します。