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キャップ崩壊は無いでしょう

2008-03-02 22:26:09 | イーグルス
 FAが始まって2日、初日にこのオフ最大の大物と言われたAsante Samuelを獲得し、2日目にパスラッシャーChris Clemonsを獲得しました。

 契約を検証する前に、Javon Kearseのゴーストサラリーが8ミリオンではなく4ミリオンと言う情報があります。これはKearseをカットした時点で2008年のベースサラリーが6,5ミリオンなので2,5ミリオンキャップに余裕が出来たと書かれているのを読んでおかしいと思っていたのですが、これまでの6,1カットのようなゴーストサラリーの先送りを3月カットにも適用できるようになったのを適用したのか、8年契約で16ミリオンと言われているサインボーナスの情報が間違っていてゴースト自体が少なかったのだと思います。Kearseのカットで1,5ミリオンキャップの空きが減ったと思っていたのが2,5ミリオン増えたのならば、RFAの2人に出した金額と同じ位でしょうからFA戦線開始の段階で14ミリオン程度キャップを残している事になります。


 Samuelの契約ですが、まだ選手会のページが更新されていないので詳細は不明です。噂ではサインボーナス等の保障額が20ミリオン、最初の3年間で32ミリオンを支払い総額は6年57ミリオンと言われています。サインボーナス、ロスターボーナス、ベースサラリーの割り振りが分からなければ評価の仕様がないのですが、オールプロクラスのCBを取ったのですから仕方が無いでしょう、フランチャイズ指名とほぼ同じですし。27歳で5-10と小柄な事を考えても6年間今の能力を保つのは難しいと考えます、実質4年37ミリオン程度の契約ならば上出来だと思います。20ミリオン丸々サインボーナスではないでしょう、サインボーナス10ミリオンに来年支払われるロスターボーナスが10ミリオンのような形だと思います、Tra,Jon Runyan,Brian Dawkinsと大ベテランの契約が今年で終わり3人合わせて12ミリオン程度キャップが空きます。そう言う意味では、Samuel加入はキャップ崩壊に直結しないでしょう。

 そしてSamuelを獲得した事で、Lito Sheppardをトレードすると言う話が現実味を帯びてきました。Sheldon Brownとプロボウル級のCBを3人確保する事はキャップと言うよりもプライドの面で難しいでしょう、Brownは去年のキャンプでWilliam Jamesとスターター争いをやらされた事に不満を持っているといわれています(当然ですが)また、怪我の多いLitoを嫌っているのではないかと言う噂も有りますし同時に5年30ミリオンの契約延長の金額に不満があると言う話が出るのも仕方がありません。
 BrownをFSに回すのが現状ではベストの選択だと考えます、元々カレッジではFSでしたからやれない事は無いでしょう、そして長期契約をしていますからCBとSの年俸の差を気にする事も無いです。そしてスピードの落ちたDawkinsをSSに回す事でここ数年固定できなかったSSの補強が出来ます。
 ベースサラリーが安く、今トレードすると3ミリオンくらいキャップ枠を圧迫する事になるLitoを放出する理由はありません。残留してくれるのがチームにとってはベストの選択でしょう。Lito,BrownがSamuelの契約に嫉妬するのは避けられないのですが・・・。

Chris Clemons5年契約

2008-03-02 08:02:03 | イーグルス
 2007シーズンOAKで8サックを記録したパスラッシャーChris Clemonsと5年契約で合意しました。

 2003年WASのルーキーFAとして契約しバックアップとしてSTで主に使われていたようですが左ACLの手術を受け2006シーズンはプレイして居ませんでした。昨年はOAKで2試合に先発していますが、ほとんどがパスラッシュ専門で起用され8サックを記録しました。6-3 240ポンドとDEとしては小さく本来は3-4OLBがベストの選手だとは思いますが、パスラッシュ専用で起用するならば4-3DEでも起用できるでしょう。

 これでJavon Kearseの穴埋めは出来ました、DEのデプスはREのスターターにプロボウラーTrent Coleが入る事は確定し、LEを2年目のVicter Abiamiriと去年後半のスターターJaqua Thomasに新加入のClemonsで争う事になります。ベストの形は去年の2巡指名Abiamiriがスターターを奪い取り、パスシチュエーションではJaquaとClemonsが入ってくるような形だと思います。Clemonsはかつて在籍したN.D Kaluのような起用法になるはずです。
 Darren HowardはDTに回される事になるか、放出されるかもしれません。サインボーナスが3,5ミリオンと少ない為にゴーストサラリーは少なく、ベースサラリーが2,5ミリオンですから放出した場合でもサラリーキャップにほとんど変化はありません、キャップを空ける事が出来ずに放出だけしても仕方が無いのでトレード要員として売りに出される事も考えられます。NYGの3DEセットが脚光を浴びていますが、元々はうちに居た時にHowardでやった事ですしそう言う意味でもただカットするならば残して欲しいものです。
 Jerome McDougleの居場所は無くなりました(初めから無いですけど・・・)カットすれば1ミリオン程度キャップが空きますしドラフト終了後にドラフトした選手と契約する時にカットされるでしょう。

 もう1人、Takeo Spikesのカットもほぼ確定しました、5ミリオンキャップを空ける事が出来ます。Jeremiah Trotterに代わるLBのユニットリーダーとしてチームに貢献しましたが5ミリオンの働きをしたとは言いにくいです、去年の3巡指名Stewart Bradleyが後継者になるでしょう、新加入のClemonsをWLBで使う事も考えられますし、Cris GocongをLBからDEに戻す事もあるでしょう。キャンプなどでポジションチェンジが玉突き式に起こるかもしれません。


 まだ5年契約の内容が分かりませんが、Kearseをカットした以上何らかの補強は必要でした。パスラッシュの強化と言う点では文句の無い選手を引っ張ってきました、若返り続けるフロント7の完成は近いです。