おじいちゃんは、雷が嫌いです。
おじいちゃんは、雷が恐いてす。
ゴロゴロゴロ!ドドーン!
雷の音が聞こえると、おじいちゃんは動かなくなります。
部屋の真ん中に座って、じいーっとして身動きひとつしなくなります。
おばあちゃんは、ちいチャンの耳元で、小声で言います。
「おじいちゃんはね、雷が恐いんだよ。」
そう言って、軽く目配せをして小さく笑いました。
ちいチャンは、雷がめずらしく、空から落ちる光をキレイだと思います。
ピカッ!っと光る紫や白の蛍光線、そしてその後に続く太鼓のような音。
音と光の芸術だ!と、ちいチャンは思います。
雷は、いつ光るのかわからないので、最初にピカッ!っと光ったら、ちいチャ
ンは窓に駆け寄り外を見ます。
ちょっとビクビク、ちょっとそわそわ、ちょっとドキドキ。
「わあ....。」
(キャー!)
雷を、音と光の芸術だと思っているちいチャン!
手で目かくしをしてしまうのは、なぜでしょうね。