日本旅行はインターネットで販売する海外パック旅行で、
購入者が増えるほど割引するサービスを始めるという。
ホームページでツアー参加者を募集し、
予約人数によって割引する。
８日間のイタリア旅行では基本価格は２１９,９００円として、
出発日の３０日前に人数を確定。、
参加者が３～４人なら５,０００円（基本価格の２％）、
５～６人なら１０,０００円（同５％）、
７人以上で１５,０００円（同７％）を割り引く。
人数が増えた場合の割引額が明示されることにより、
参加者が増加することが見込まれる。
なかなか面白いシステムだ。
イオンはＮＴＴドコモと組み、レジで携帯をかざすだけで
割引サービスが受けられる電子クーポンを配信するという。
「お米」や「豚肉」などの商品分野ごとに割引率を設定し、
顧客の囲い込みを図る。
利用者は会員登録をし、クーポンの利用期間中なら何回でも使え、
現金以外の支払いでも割引する。
「おさいふケータイ」機能が使える携帯電話に対応させる。
イオン、イオンクレジットサービス、ＮＴＴドコモが共同出資で
昨年７月に立ち上げた携帯販促の子会社がクーポン配信を手がけ、
チラシ中心の販促から軸足を移すという。
不景気になると３Ｋ（交通費、交際費、広告宣伝費）が
削減の対象になることが多い。
しかし、広告宣伝費の削減が売り上げに大きく響くこともある。
より効率的な広告宣伝費の使い方が必要になってくる。
楽天は書籍のインターネット通販サイト「楽天ブックス」で
本の中身の一部を公開するサービスを始めたという。
出版社から許諾を受けた書籍データをサイト上で公開、
利用者が中身を見てから購入できる。
一部書籍のデータは発売前に先行公開する。
講談社、小学館、幻冬舎などの大手を含む出版社約５０社と協力。
書籍１,０００冊程度、雑誌４００冊程度の中身を公開し、
そのうち約１００冊は早ければ発売の１週間前にも公開する見通し。
楽天は、出版社側が指定する２０～３０ページを公開する。
同様のサービスは他社でも展開しているが、
出版前の書籍の中身を閲覧できるのは楽天が初めてという。
出版社には出版前に書籍の中身をどの程度閲覧したかなどのデータを提供、
初版印刷部数の決定などに役立ててもらう。
デジタルとアナログ。
お互いに協力しあえるものはどんどん進んでいく。
みそ製造最大手のマルコメは欧州でみそ需要開拓のため、
和食チェーン店向けに自動みそ汁製造機の設置を進めるという。
だし入りみそをセットすればボタンを押すだけで
安定した品質のみそ汁ができる「自動みそ汁マシン」を供給。
本体は無料で設置し、
１００杯のみそ汁が製造できる１袋約１，０００円のみそパックを販売する。
味にばらつきがないみそ汁を手軽に作れ、
調理作業の省力化につながるのが特徴。
国内のみそ消費が減少するなか海外で需要拡大を目指す。
国内需要の減少で海外市場を目指す業界は多い。
需要をどう引き出すか知恵の勝負だ。
ハイボールブームでウイスキーが好調だが、
サトウキビが原料の蒸留酒、ラム酒も需要が伸びているという。
今年１～８月のラムとラムに類する蒸留酒の輸入量は
１,２５２,９３７リットルと前年同期に比べ７．８％増だった。
ラムにミントとライムを加えた清涼感あるカクテル
「モヒート」が人気がある。
サトウキビの搾り汁をすべて使うこだわり製法の
「アグリコールラム」も注目を集めていて、
今年は女性客も目立ってきたという。
いつも同じだと人間は飽きがきてしまう。
いろいろ試してみるのも楽しい。
