ここはまず、入浴剤の元祖ともいうべきバスクリンで知られるツムラの広報部の方の
インタビューを紹介しよう。
「わが国の入浴剤は、おおむね温泉の効果、薬用植物の効果のいずれかを
目的にした薬湯に由来しています。温泉に由来する入浴剤はさまざまな効果を
持つ温泉(子宝の湯、傷の湯、腫れ物の湯など)を温泉地に行かなくても、
家庭で再現できるようにするため開発されました。薬用植物を用いた薬湯は、
日本古来から伝わる菖蒲湯、ゆず湯などを生薬として配合しています。
ですから入浴剤体によく聞くのは当然のことです」
実際、サーモグラフィーによりバスクリン浴とさら湯浴(何も添加していないお湯のこと)
の一定時間内の温度変化の比較観察において、バスクリン浴の中では溶けている
塩分が、皮膚表面のタンパク質や脂肪と結合し、薄い膜を作り、温度が逃げにくい
状態にしていることがわかったという。
一度温まったものは冷めにくくさせ、皮膜効果を高めていることもわかったという。
保温効果ばかりではなく、入浴剤は医薬部外品としての効能範囲のなかでリウマチ、
神経痛、腰痛、あせも、湿疹、疲労回復などの予防、もしくは促進といった補佐的な
性能が認められている。
最近では、薬用植物入浴剤などは香りにより気分をリラックスさせる効果が
人気を集めているようだ。
今日の花 ひめりんご
花ことば 名声・誘惑
☆ 今 日 の 一 言 ☆
後になって
幸せだったと気づくのは、
普通の人。
今この時に
幸せだなぁと気づけるのは
本当に幸せな感謝できる人。
作者不詳