ひとり言

日記のように、出かけた事や思った事をひとり言で書いてみます。

鍋倉渓と矢田寺でひとり言

2013年06月25日 | Weblog
中韓首脳により、日本の歴史認識への対応を共同し日本外しを画策している。尖閣や竹島、そして慰安婦問題を捉えて歴史認識が間違っていると、反日の具にする。本当に困ったもんだ。しかし、最近の日本人もそんなお隣さんに同化してきている。我欲に走り、自らを正すことなどできない人たちや組織、企業…全柔連、プロ野球コミッショナー、東電、民主党、はたまた、モンスターペアレンツ、クレーマーなどそこらじゅうに同じ様な人がいる。
 縄文時代は集落内に上下関係がなく、皆が円座になる平等社会だった。しかし、稲作とともにやってきた弥生人が作り出したのは、階級と差別だ。その後、律令国家を作り上げることによって、自ずと階級と差別が完成する。近年の経済至上主義がもたらすのは、今までの経済発展や生活水準の向上など貢献は大きかったが、儲けるためには手段を択ばないと言う新たなモラルハザードを生んだように思う。中国の毒ピータンや下水から作る地溝油は極端だが、エンロンの粉飾も利益のためだった。経済至上的に考えれば、中国は大きな市場で絶対に怒らせてはならない。少々ガラの悪いお客さんだが、来店すれば大きな買い物をしてくれる大口顧客なので絶対怒らせてはならない。だから揉み手をして、客の様子を伺いながら、社長!とおもねる商人が成功者になるわけだ。それで良い訳がない。
 しかし、我々の我欲が強いと、そこから選ばれる政治家も国家もそのようになりかねない。武士の様に清貧と言うか、そこそこでも満足できる人生哲学が必要だと思う。大手企業の最高顧問に年間何十億もの報酬が必要?一杯800円の水が出るレストランで食事することが必要?貧乏でも充実して生きて行けないだろうか?
 世知辛い世の中を忘れて、古代人が地上に造った「天の川」を見に行った。物部氏の本拠地である枚方・交野には星がつく地名や天野川など、星座信仰にまつわる物が多いが、それらと同類のものかと想い好奇心を煽った。いやはや…実物のスケールはすごい。人造なんて考えられない景観。夏の三角に位置する星座の巨石も、本当に大きくてとても古代人が人力で動かせる大きさではない。地表に露出した角閃斑れい岩(非常に硬い岩石)が、風化浸食に耐えた渓谷の岩石群がそのまま残って600mもの天の川を造り出した。その神野山の頂上には王塚があり、古代からの信仰の山としては間違いないようだ。
 北斗七星は変わらない、この岩の様に変わらない…近年そんなゆるぎない「観念」が見えなくなってきている。時代の変化とともに美意識も倫理も変化している。心の中の北斗七星は、流れ星になって遥か経済の宇宙の中に消えて行ったのか。
 「はっ はっはくしょん!」見晴らしの良い展望台で妄想していると、さっきまで出ていた汗がひんやりとして寒くなった。昼飯は茶粥を食べて、もう一汗かいた。帰りはあじさいの有名な矢田寺に寄って花見をすることにした。

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