ひとり言

日記のように、出かけた事や思った事をひとり言で書いてみます。

大津の神々でひとり言

2013年10月02日 | Weblog
天智天皇はなかなか即位せず皇子が長かったので、中大兄皇子(なかのおおえのおうじ)の方が知られている。645年、中大兄皇子は藤原鎌足らと謀り、皇極天皇の御前で蘇我入鹿を暗殺する乙巳の変(いっしのへん)を起こす。その後大化の改新により改革を行った。660年には百済が新羅により滅ぼされ兵を送ろうとするが、母 斉明天皇が崩御。663年に白村江の戦いに敗戦した。そして667年4月17日に近江大津宮へ遷都した。
JR大津京駅を降り、ゆるい登り坂を北に歩いて行くと近江神宮に着く。その途中の住宅街に、内裏南門と宮殿回廊跡が発掘された錦織遺跡がひっそりとある。車で来ていたら見逃していただろうと、久々の電車旅に満足していた。
 北から、近江神宮→大津市歴史博物館→三井寺→京阪電車→唐橋前→建部大社→石山寺、この順番で一部京阪に乗車しながら歩いて回った。
近江神宮は大津の町を挙げて昭和15年に創建にされた。境内には漏刻や日時計があり、今年の異常に暑い気候でも正確な時刻を示していた。折り返して、皇子山公園を越えると園城寺(三井寺)がある。三井寺と呼ばれるようになったのは、天智・天武・持統天皇の三帝の誕生の際に 御産湯に用いられたという霊泉があり「御井の寺」と呼ばれていたからだそうだ。重文の仁王門が迎えてくれる。国宝の金堂や有名な鐘楼など100点を超える国宝や重文の寺宝がある。ここからは京阪電車に乗り、一気に唐橋前駅まで南下した。琵琶湖から流れる瀬田川は、先日の大雨の影響で水量が多く、唐橋を流してしまいそうな勢いで流れていた。ここは京都防衛上の重要地として古代から数多くの決戦場となり、壬申の乱でも最後の決戦場となった。
石山寺は大きな珪灰石の岩盤の上に建っている。紫式部が『源氏物語』の着想を得たのが石山寺で、近江百景の「石山秋月」でも有名だ。国宝の多宝塔をから瀬田川方向に行くと、月見亭が張り出している。今日は中秋の名月、満月と重なる貴重な日だ。月見亭にはお供え物にすすきや野花が添えられている。
 最後は「ちはやふる」の京阪電車に揺られ、じぇじぇじぇの膳所からJRで帰宅した。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
あけましておめでとうございます (カワイイ元部下)
2014-01-14 00:36:59
あけましておめでとうございます。
こちらは今年も大変な1年になりそうです・・・。
大津、石山、唐橋なんてまさに私の庭ではないですか!
石山寺の少し先の高校に唐橋を渡ってチャリンコこいで通っていた日々がなつかしいです。
たくさんの神様に見守られていたんですね。

久しぶりに帰ると、京阪電車がずいぶんカラフルになっていてびっくりします。

東京の神々にはご興味ないですか?
しょうちゃんやじょうやんも元気ですよ。
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あの橋のたもとで (家主)
2014-01-14 09:55:15
あけましておめでとう!
トルコ風景の賀状をありがとう。小さくて顔が見えんかった。
トルコは是非行きたいと思っています。
そう、地元をウロウロしてきましたよ。唐橋付近は古い建物が残っていて、時代を感じました。唐橋の橋横にあるレストランで昼を食べたよ。東京にはたくさんイキガミさんがいるから行きたいとは思っていますが…
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