各地で4年ぶり夏祭り
松延小にきらめくやぐら
タウンニュ-ス
盆踊りを楽しむ来場者
新型コロナで3年間中止となって
いた市内各地の夏祭りが7月から
8月にかけて開催された。
纒自治会と河内自治会が主催した納涼祭
は、8月5日に松延小学校グランドで行
われた。
盆踊りのやぐらには、自治会役員が手作
りしたイルミネーションがきらめき、
七夕おどりやきよしのズンドコ節を踊る
来場者で賑わった。
やぐらを取り囲むように出店された焼き
そばやフランクフルト、かき氷などの模
擬店には多くの人が列を作った。来場し
た西川真枝さんは「子どもが盆踊りを楽
しんでいた。毎年やってほしい」と喜ん
だ。纒自治会の三上憩子副会長は「イル
ミネーション製作が大変だったが満足の
いく出来栄え」とほほ笑んだ。
二宮町百合が丘
朝ごはんでつながろう
一色子ども食堂ににぎわい
タウンニュ-ス
朝ごはん食堂を利用する親子
二宮町で、子ども食堂や0円ショップを
開催している「みんなの一色子ども食堂」
(竹本洋子代表)が、夏休み期間の保護
者の負担を減らし、交流を増やそうと
「夏休み 朝ごはん食堂」を8月中の
毎週月曜に開催している。キッチン付き
のコミュニティスペース「コミュナルダ
イニング」(百合が丘)で午前8時30分
〜11時。次回は8月28日(月)。
みんなの一色子ども食堂は、百合が丘児
童館などを会場に5年程前から活動を始
めた。コロナ禍など、対面活動ができな
い時期もあったが、希望者にお弁当を配
るなどして継続してきた。
メンバーは15人ほど。お弁当配布は配達
やコスト面の負担があり、活動を見直し
ていたところ、毎週月曜に、二宮町社会
福祉協議会百合が丘地区社協部会がコミ
ュナルダイニングを休憩所として利用し
ている縁で、同ダイニングでの初開催に
至った。
提供する食事は、支援者や地元農家など
からの食材の寄附でまかなっている。
からあげやウインナー、卵焼きなどの、
子どもたちが喜ぶメニューに加え、サラ
ダや具だくさんの豚汁など栄養バランス
のとれたメニュー構成で、時にはパンを
主食にした洋食も並ぶ。子どもだけだっ
たり、親子連れだったり、各回20人ほど
が利用するという。
代表の竹本さんは「ここで顔見知りにな
って、声を掛け合う関係になれる。子ど
もたちの顔を見ると元気をもらえます」
と顔をほころばせる。
近隣から訪れた利用者は「夏休みは毎日
3食作るのが大変。1食だけでも利用さ
せてもらえてありがたい。栄養満点でお
いしい」と話していた。
二宮町
「緑の日除け」 涼よし味よし
役場で栽培のゴーヤ調理
タウンニュ-ス
ゴーヤを手に笑顔を見せる
担当課職員
窓際につる性の植物を生育させて、日差し
を遮る「グリーンカーテン」を普及させ
ようと、二宮町が役場2階出入口に設置
したゴーヤが収穫の時を迎えている。
ゴーヤは役場の向かいにある町民センタ
ー内で食事を提供している「ともしび
ショップ なのはな」で調理され、「夏を
乗り切る一品」として調理されて、好評を
博している。
二宮町役場のグリーンカーテンは2010
年からスタート。美しい花をつけるリュウ
キュウアサガオを経て、夏の盛りに収穫時
期を迎えるゴーヤを3年程前から育ててい
る。
「朝夕の水やりで育つ手軽さも魅力」と
ゴーヤの世話や収穫を担当している都市
部生活環境課の職員は話す。
西日が強く差す役場ではグリーンカーテ
ンを導入したことで室温が6度〜7度下
ったといい、「冷房効率を上げ、目にも
優しく、さらにおいしく食べられる。春
頃に種を植える必要があるので、ぜひ皆
さんも導入を検討して」と話していた。
ゴーヤの収穫時期は8月末頃まで。ゴーヤ
が獲れなくなり次第、「なのはな」での
提供も終了。
プチロボ作って競う
小学生が工作楽しむ
タウンニュ-ス
真剣に取り組む参加者
二宮町生涯学習センターラディアンで
8月8日、小学生がロボット作りなど
を体験する「プチロボで競走しよう」
が開催され、3年生から6年生24人が
参加した。
午前中にコントローラ付きの「プチロボ」
を作製。はんだ付けに挑戦し、配線など
を取り付けた。午後は作ったプチロボを
操縦してタイムレースを実施。すでに開
催された大会では24秒74が最速記録とな
っており、同大会では30秒40で走破した
参加者が優勝した。
講師を務めた県青少年センター科学支援
課の山口雄貴さんは「熱心に参加しても
らえたのでうれしかった。協力いただい
た関係者の皆さまに感謝します」と話し
た。
9月3日は櫛魂(くし)まつり
六所神社で歌謡や福引も
タウンニュ-ス
過去のお焚き上げの様子
相模国総社として知られる六所神社
(大磯町国府本郷935)の例大祭
「櫛魂(くし)まつり」が、9月3日
(日)の午後1時から催される。
同祭は日本神話「ヤマタノオロチ退治」
で須佐之男命(すさのおのみこと)に助
けられた櫛稲田姫命(くしいなだひめの
みこと)を祭る同神社の神事。オロチ退
治の際に小さな櫛に姿を変えて須佐之男
命の力になった祭神の伝承にちなみ、毎
年9月4日(くし)前後の日曜日に例大
祭を行っている。
当日は大神輿の渡御(渡御車を使用/
2時〜)や天下泰平を祈願する「鷺の舞」
の奉納(4時〜)をはじめ、日本舞踊や
マーチングバンド、フラダンス、演歌
歌手の望月琉叶さんの歌謡ショーが行わ
れる。人気の福引抽選会は5時、フィナ
ーレを飾る大神輿担ぎは6時から。
お焚き上げも受付
祭りの前日(2日(土))と当日(3日)
には、長年愛用した櫛や人形、ぬいぐるみ、
縁起物、写真や手紙などを供養するお焚き
上げも行われる。受付は午前9時〜午後5
時。初穂料は人形1体1000円から。
問い合わせは同神社【電話】0463・
71・3737。
二宮町
携帯基地局巡り説明要請
住民の陳情採択受け
タウンニュ-ス
二宮町は8月17日、携帯電話基地局から
発せられる電磁波による健康被害を不安
視する住民の陳情を受け、同基地局の設
置における住民説明を電気通信事業者6
社に要請した。
健康被害を不安視する住民からの「携帯
基地局設置について設置・変更手続き条
例の制定を求める陳情」は、事業者との
紛争を未然に防ぐことを目的に6月の
二宮町議会に提出されていた。審査の結
果10対3で採択されたことを受け、今回
の要請となった。
周辺住民に向けて、基地局の新設計画や
工事内容、発せられる電磁波の情報や健
康への影響、健康不安などが発生した場
合の対応などについて、周知・説明を求
める。新設等を行う場合の行政への報告
も要請した。
同基地局について、管轄する総務省は設置
の周知などを義務付けていない。二宮町の
携帯基地局を巡っては、2022年4月に
基地局から発する電磁波による健康被害に
不安を抱える住民が説明会の実施を求めて
陳情を署名と共に提出。同年9月に事業者
の株式会社楽天モバイルが町民向け説明会
を実施している。
近隣では大磯町が22年11月に同様の要請を
各社に対して行っている。
「行きつけ」の温かさを
中井町「ポルカ」の山崎さん
タウンニュ-ス
「好きなもの」が並ぶ店内で取材を
受ける山崎さん
「人が自然に集まる場所を中井町にも作
りたい」。中井町在住の山崎貴子さん(41)
は、東京での就職を経て生まれ育った中井
町に戻り、今年4月にカフェ「ポルカ」
(遠藤)を開店。「常連さんたちがおし
ゃれして来てくれるのがうれしい。子ど
もの面談で席を外した時、お客さんが店
番をしてくれたこともあるんですよ」と
早くも温かなコミュニティに顔をほころ
ばせる。
エメラルドグリーンの目を引く店内には、
山崎さんが買い付けたヴィンテージ調の
雑貨がずらり。若者文化の発信地・下北
沢の古着屋で勤務していたという山崎さ
んは、「好きなものが似ているという共
通点で人と人がつながっていくのを見て
きた」と、店舗があることでつむがれる
人の輪の魅力を話す。
伸び伸び子育てしたいと7年程前に中井町
に戻ってきた。コロナ禍も経験し、「店舗
が多く『行きつけ』を作りやすい東京より
も、地方の方が人々が孤立しがちだと気づ
いた」と山崎さん。ふらりと立ち寄り、
おしゃべりできる場所を作りたいと、雑貨
も並ぶカフェとして営業を続けている。
キッチンが小さく、提供できるメニュー
が限られていることや、お客さんと会話
する時間を確保したいという思いから、
「地元のお店で買ったパンなど持ち込ん
で大丈夫です」とにっこり。「長く続け
られるようにがんばります」と話してい
た。
子どもたちを笑顔に
五十嵐豊さん
タウンニュ-ス
1973(昭和48)年生まれの49歳。
市議会議員は2023年に初当選し
現在1期目。会派は公明ひらつか。
公明党
「現場第一、小さな声を届けます!」と
訴え今年初当選。月10件以上の市民相談
を受け、すでに8件の解決に至っている
という(7月末時点)。
2011年から岡崎地区の青少年指導員
として活動。主に子ども大会の運営に尽
力してきた。7月29日には4年振りの対
面イベントとして「お化け屋敷」を実施
=写真。地域の子どもや保護者約360
人が参加し、大盛況だった。「子どもた
ちに笑顔になってほしい。子どもを笑顔
にするには、まずは大人が笑顔にならな
いと」とにこやかな表情で語る。
信条は「足下を掘れ、そこに泉あり」。
「価値あるものは身近にある。地域の些
細なことを解決し住みよいまちにしてい
きたい」と前を向いた。
夏のスタンプラリー盛況 神奈川の
鉄道各社 ワンデーパスで「夏の大
冒険」、景品も人気
8/25(金) カナロコ
東急新横浜線の新横浜駅で、東急の
スタンプラリーを楽しむ男児
=横浜市港北区
各駅を巡り、途中下車してはスタンプを
押印-。神奈川県内の鉄道各社の夏の
スタンプラリー企画が盛況だ。各社は、
夏休み中の家族連れなどに電車に親しん
でもらい、沿線の活性化につなげたい考
え。今年は新型コロナウイルスの5類移
行を受け、昨夏よりも参加者が増えてい
るといい、達成者に進呈する景品が既に
なくなった会社も。今年のスタンプラリ
ー事情を探った。
【写真で見る】
鉄道各社のスタンプラリーの景品
「これで四つ目だ」-。8月下旬の平日。
東急新横浜線の新横浜駅(横浜市港北区)
の改札口付近には、次々と小学生らが集
まった。お目当ては、東急電鉄(東京都)
のスタンプ台だ。
川崎市在住の小学4年生男児は、東急田園
都市線の二子新地駅(川崎市高津区)から
スタンプラリーを開始。東急線全線が1日
乗り放題となる「東急線ワンデーパス」を
購入し、祖父と共に回っているという。
男児は「(景品の)電車カードが欲しい」
と笑顔。祖父も「大きくなったら、こうや
って一緒に遊んだりできないので、いい思
い出」と目を細めた。
同社は9月3日まで、「のるるんとまわる
夏の大冒険 東急線電車スタンプラリー
2023」と題したイベントを開催して
いる。コロナ禍の2020、21年は休
止し、昨年から再開。今年は、ターゲッ
ト層である親子連れを中心に順調に推移
しており、スタンプ帳の在庫は残りわず
かだという。