秦野っ子の心を燃やす炎 3年ぶりの
「たばこ祭」開幕 加藤優さんがパレー
ド、25日は吉田栄作さんのステージも
9/24(土) カナロコ by 神奈川新聞
太い綱を引いて火をおこす参加者ら
=24日、秦野市内
秦野市発展の礎となった「葉たばこ耕作」に
携わった先人たちの情熱を後世に伝える同市
最大の観光イベント「第75回秦野たばこ祭」
が24日、市立本町小学校周辺を会場に3年
ぶりに開幕した。25日まで。台風15号の
影響で一部イベントが中止になったが、多く
の人たちが久々の祭りを楽しんだ。
【写真で見る】
3年ぶりの開催の「秦野たばこ祭」
「原点回帰」と銘打って「火」をテーマにし
た演出を展開。高橋昌和市長の開会宣言で
スタートし、はだのふるさと大使の元女子
プロ野球選手・加藤優さん(27)らが通り
を吹奏楽とパレードして盛り上げた。特設ス
テージでは、加藤さんが美声を披露して会場
を沸かせた。
日が沈む中、同校では高さ約5メートルの火
起こし器を左右から綱で引き合って点火する
までの時間を競う「ジャンボ火起こし綱引き
コンテスト」が行われ、5チームが参加。太
い綱を引いて火をおこしていく光景に、会場
から拍手が送られた。
参加した小倉誠さん(50)は「みんなの
声援がすごくて心の炎も燃え上がり、とて
も楽しかった」と興奮した様子だった。
25日は「たばこ音頭パレード」や、はだの
ふるさと大使で俳優の吉田栄作さんらのライ
ブステージなどが予定されている。
鉄道歴史研究会が公募
関連スポット100選
2025年夏までに認定
タウンニュース
シンボルマーク
小田原鉄道歴史研究会がこのほど「鉄道スポ
ット発見キャンペーン」の実施を発表し、
9月28日(水)から西湘地区の鉄道スポッ
ト(遺跡・見どころ・人気スポット)を公
募する。同会が10年ほど前に認定した50カ
所の鉄道探訪スポットを、100カ所に増
やすキャンペーンで、2025年夏までに
50カ所を新規認定していく。キャンペーン
実施にあたり、シンボルマークを小田原城
北工業高校のデザイン科に依頼した。
テーマは「地元の鉄道の話題を 郷土のひと
びとに」。同会の鈴木英生さんは「この地域
には鉄道の話題がたくさんある。これをき
っかけに、地域の人が盛り上がってくれれ
ば」と話す。
現存する鉄道施設から、当時の技術や歴史
を回顧できる跡地まで幅広く受け付ける。
100カ所認定後は、スポットをまとめた
冊子を制作予定だ。「観光客が冊子を見て、
歴史に触れながら回ってくれれば」と期待
を込めた。
既に認定済みのスポットの応募も可。「そこ
にまつわる個人的なエピソードなどを添えて
いただければ冊子に載るかもしれない。地域
の人を巻き込んで作り上げたい」と意気込
みを話した。
応募書式等の詳細は28日に同会のHPで
公開される。問い合わせは鈴木さん
【電話】090・2426・4214。
認定済みスポットの1つ、根府川駅木造駅舎
ナシ栽培の特別授業
地元農家が千代小で
タウンニュース
意欲的に講習に臨む児童たち
上府中地区まちづくり委員会の農業プロ
ジェクトチームが9月5日、小田原市立
千代小学校の3年生89人に、ナシ栽培に
ついての特別授業を行った。
おだわらSDGsパートナーの同委員会は、
地域の小・中学生を対象に、水田耕作や
ナシ栽培の体験学習を行っている。コロナ
禍で今年は体育館での講習のみとなったが、
収穫体験ができない代わりに、ナシを1人
1個プレゼントした。
剪定や花粉付けなど、ナシが実るまでの手
順を学んだ児童たち。講師を務めた地元農
家の小林正俊さんが、収穫の際に使う道具
を紹介し、体験したい人を募ると、積極的
に手が挙がった。
同校の教諭は「小田原の代表的な農作物を
通して、地域のことを知るきっかけにして
もらえたら」と話した。
二の丸広場で尊徳翁生誕祭
10月16日 歌謡、物販
タウンニュース
小田原出身の農政家・二宮尊徳をたたえる
「尊徳翁ご生誕235年 芸能と大歌謡祭&
報徳市大売り出し」が10月16日(日)、小田
原城址公園二の丸広場で行われる。午前9時
30分から午後6時(主催/同祭実行委員会、
共催/尊徳思想継承歌謡会ほか)。
主催者代表の市川美都江さん(市内栢山)は、
大日本報徳社に所属。歌謡教室を主宰し、自
身が作詞作曲した歌などで尊徳の教えを広め
る活動を続けている。
生誕祭は今年で6回目。会場では尊徳の教え
「道徳と経済は両輪の和」論を主テーマに開
催。野外ステージでは式典、プロ歌手や一般
参加による「芸能と大歌謡祭」、人生の実体
験談発表会、報徳市大売り出し(物販)を予
定。市川さんが新曲『尊徳翁ご生誕を讃える
歌〜奉祝235年祭記念』も披露する。
歌謡祭、実体験披露の参加者募集
当日の出演者を募集中。▽大歌謡祭/「童謡・
叙情歌」(小学生〜、5人まで)、「懐メロ」、
参加費1曲5千円、▽実体験発表/どん底か
ら成功を得て「社会貢献」している人。
申し込み締め切り10月2日(日)。問い合
わせ・申し込みは実行委員会(市川さん)
【電話】080・5057・1568。
三の丸ホールで西相展
10月5日まで
タウンニュース
西相美術協会が9月30日(金)から10月5日
(水)まで、小田原三の丸ホールで「第86回
西相展」を開催する。観覧無料。
期間中は同会会員の作品と一般公募のうち入
選した日本画、洋画、版画、彫塑が展示され
る。また5日の午後2時から3時までギャラ
リートークもある。
時間は午前9時から午後6時(5日は4時)
まで、3日(月)は休館。問い合わせは同協会
・柏木さん【電話】0465・22・3019。
夜の六甲山、光と音のアート
11月まで休日限定で17作品
9/24(土) 神戸新聞NEXT
夜の空間に浮かび上がる作品
「ひかりの実」
=24日夜、神戸市灘区六甲山町、
ROKKO森の音ミュージアム
神戸・六甲山上で夜間にアートを楽しむ催し
「ひかりの森~夜の芸術散歩」が、ROK
KO森の音ミュージアムと六甲高山植物園
で開かれている。オリジナルの音楽をバック
に、光を放つ作品、ライトアップされた作品
など計17点が、日中とは異なる雰囲気を醸
し出している。
【写真】シカ用監視カメラを増強 神戸の
六甲山 市街地に出没「防衛ライン突破さ
れたかも」
現代美術の祭典「六甲ミーツ・アート芸術
散歩」の一環。
樹木に約2500個の果実袋をつるし、中に
LEDを入れて色とりどりに輝かせる「ひか
りの実」、所定のポイントを巡って光の演出
を体感する「キラ★キラ★キラリー」、プロ
ジェクションマッピングなどがある。
11月23日までの土日曜と祝日で、午後5
~8時。中学生以上1600円、4歳~小学
生800円。日中の鑑賞券とセットのパスポ
ートもある。六甲ミーツ・アート芸術散歩
2022事務局TEL078・891・
0048