新鮮であま~いブルーベリーは一押し
川崎の農園「アグ里やまかげ」で収穫最盛期
6/19(水) カナロコ
収穫に訪れたパティシエの斎藤莉里
さん(左)と中込梨瑚さん
=川崎市麻生区のアグ里やまかげ
神奈川県川崎市麻生区の農園「アグ里やま
かげ」でブルーベリーの収穫が最盛期を迎
えている。畑を管理する長谷川瑞英さん
(84)は「季節ごとにタケノコや柿、
ミカンなどが収穫できるが、ブルーベリー
は一押し」と期待を込める。
21年前に7代目として畑を継いだ長谷川
さんは、ブルーベリーの栽培を始めた。
「最初は疲れてへとへとで、すぐに辞め
たくなったよ」と苦笑いする。
朝は4時に起きて夜は10時に寝る生活を
続けること4年。ついにブルーベリーの収
穫ができるようになった。「自分で始めた
ブルーベリーで来る人が笑顔になる。うれ
しかった」と長谷川さん。大粒で甘みのあ
る「オニール」やさっぱりとした味わいの
「スパルタン」など約15品種が実を付け
ている。ブルーベリーの味に魅了されて
リピーターとなる人が後を絶たない。
摘み取りを終えた横浜市青葉区の洋菓子店
「ベルグの4月」のパティシエ、斎藤莉里
さん(22)は「新鮮なブルーベリーを収
穫できるので、おいしいケーキを提供でき
る」と満足していた。
農園では、新たにマンゴーの栽培をスター
トさせた。沖縄から仕入れた苗木はすくす
くと大きくなっていて、順調にいけばあと
4年ほどで収穫できるという。長谷川さん
は「この年でも挑戦を続けたい」と丹精込
めていた。
問い合わせは、同園担当者
電話090(7263)1777。
6月27日
映画上映会
タウンニュース
映画上映会
6月27日(木)、クアーズテック秦野カル
チャーホール(秦野市文化会館)が映画
「二宮金次郎」上映会を実施する。
改修工事休館を控える同館の休館前イベン
ト第4弾。主演は、はだのふるさと大使・
合田雅吏さん。復興に命を賭けた二宮金次
郎のドラマチックな生き様が魂を揺さぶる
感動作品。2019年の公開以来、全国各
地で上映が続けられている。混迷の時代―、
今だからこそ観ておきたい映画。
上映開始は午前10時30分(開場午前10時)。
入場無料、全席自由、観覧希望者は直接
会館へ。定員400人。(問)【電話】
0463・81・1211へ。
秦野の地酒造り 今年も
金井酒造店が田植え
タウンニュース
酒米を手植えしていく蔵人ら
秦野市唯一の蔵元「金井酒造店」が6月
8日、下大槻の田んぼで酒米の田植えを
行った。
これは昨年スタートした秦野酒米プロジ
ェクト「みらいざけ」の一環。秦野産の
酒米と蔵の地下水を使った「名実ともに
秦野の地酒を造る」というプロジェクト
で、今年1月に販売された純米吟醸酒
「大地」と「詩歌」は1カ月で蔵完売
した。
今年は農業生産法人(株)大地の協力
のもと、昨年の5倍にあたる93・87ア
ールで酒米「五百万石」を育て、酒造
りを行うという。
当日は杜氏などの蔵人や関係者約15人
が参加。田んぼの一部で手植えを行っ
た。同店によると9月頃に収穫し、
3回に分けて仕込み、12月〜1月頃
から出荷予定だという。また、今年
は五百万石を麹米に、秦野産はるみ
を掛米にした新作の酒も計画している。
認知症の予防法を本に
市内在住・大塚光子さん
タウンニュース
認知症の予防法を本に
秦野市内在住の大塚光子さんがこのほど、
『いつまでも輝き続けていきたい あなた
と私の「認知症予防法」か・き・く・け
・こ』(発行/タウンニュース社)
=写真=を出版した。
大塚さんは「昨今の社会現象とでもいう
べき認知症患者の激増を回避する手立て
として、少しでもお役に立てるなら。
一人でも多くの方のお手元にお届けでき
ますように」と本を出版した思いを話す。
書籍に関する詳細は、大塚さん
【電話】0463・88・0744へ。
村上いちご園
園児ら摘み取りに招待
フードロス削減等目的に
タウンニュース
イチゴ狩りを楽しむ園児
秦野市戸川の村上いちご園の園主・村上洋
さんが5月22日と29日、近隣の保育園・幼
稚園の園児を5年ぶりにイチゴ狩りに招待
した。
村上いちご園のイチゴ狩りの営業が5月末
に終了するため、フードロス削減とともに
地域の名産を子どもたちに味わってもらお
うと行っている取り組み。コロナ禍での休
止を経て5年ぶりに再開し、西湘秦野保育
園、山辺保育園、北幼稚園の園児を招待し
た。
29日、村上いちご園に西湘秦野保育園の23
人の園児と、山辺保育園の21人の園児が訪
れた。10種類以上のイチゴがあるビニール
ハウス内を歩きまわり、イチゴ狩りを楽し
んだ園児ら。「甘くて大きくて美味しい」
と笑顔を見せていた。
村上さんは「大きなイチゴを頬張り、素敵
な笑顔を見せてくれた。今後も活動を続け
たい」と話した。
創立70周年を記念し植樹
神奈川県山岳連盟
タウンニュース
植樹を行う参加者
神奈川県山岳連盟(水島彰治会長)が
このほど、浅間神社裏手で創立70周年
を記念した植樹を行った。
同連盟は、自然をふれあいや生きがい
の場として有効に活用し、森林などに
対する理解の高揚を目的とした秦野市
の里山ふれあいの森づくり事業に賛同。
昨年、市と東西田原共有林組合と協定
を締結した。その協定を結んだ場所が、
同組合が所有している浅間神社裏手だ
った。
今回は、同連盟関係者と同組合に加え、
事前に行った募集に応募した人のほか、
小田急電鉄の栗林範之秦野駅長と同駅
に勤務する駅係員など計27人が参加。
参加者は公益財団法人小田急財団から
贈呈された30本の桜やニシキウツギ30
本、イロハモミジ20本のほか、ツツジ
など40本の苗木を植樹した。
当日は天候にも恵まれ、富士山と大山
が良く見える中で作業を実施。参加者
は配られたシャベルなどの道具を活用
して苗木を植えた。
同連盟は「約130本ほどの苗木があり
ましたが、参加者が熱心に植えてくださ
ったおかげで予定通り、午前中に終える
ことができました」と話した。
「皆さまの御尽力に感謝」
市森林組合が通常総代会
タウンニュース
「皆さまの御尽力に感謝」
秦野市森林組合(熊澤嘉孝代表理事
組合長)の通常総代会が5月29日、
秦野商工会議所で行われた=写真。
森林経営に関する指導や森林の施工、
経営の受託、森林保護に関する事業を
行っている同組合。1996年に東・
西・北・秦野森林組合が合併して設立。
2007年には市里山ふれあいセンタ
ーの指定管理者となった。
28回目となる総代会には同組合役員の
ほか、来賓として高橋昌和市長や神倉
寛明県議会議員、谷和雄県議会議員ら
が出席。前年度の事業報告の承認や今
年度事業計画の決議、任期満了による
役員選任などが行われた。
2期目を迎えた熊澤代表理事組合長は
「この1年間に渡る組合員及び役職員
の努力と関係各位の皆さまの御尽力に
感謝申し上げます」とあいさつした。
首相やっぱり火に油…「党の常識」で
普遍論ぶち壊し 党内に強まる懸念
「破れかぶれとか口走らなければ良
いが」
6/18(火) カナロコ
参院政治改革特別委員会で答弁する
岸田首相を見守る自民党の鈴木馨祐氏
(左端)ら=18日、国会内
岸田文雄首相(自民党総裁)は18日
の参院政治改革特別委員会で、自民立
案の政治資金規正法改正案を巡り政策
活動費の規制対象を「金銭等」ではな
く「金銭」としたことについて「わが党
(自民)では現金に限っており有価証券
などを運用した事例がないからだ」と答
弁した。立憲民主党の小沼巧氏から
「『等』を省くことで小切手や商品券
が抜け道になるのではないか」とただ
され反論した。
自民政治刷新本部の鈴木馨祐座長(衆院
神奈川7区)ら自民提案者は政策活動費
について「一般的な政治活動上は現金で
のやりとり」との「普遍論」で通してき
たが、首相自ら「党の常識」を持ち出し
「前提をぶち壊してしまった」(刷新
本部メンバー)格好だ。
与党内には「やっぱり火に油だったか」
(自民幹部)との失望感が広がった。党
首討論に向け「破れかぶれの解散とかを
口走らなければ良いが」(同)との懸念
も強まっている。