三菱みなとみらい技術館が開館30周年
6月1、2日の2日間は高校生以下が
入場無料に!
5/31(金) カナロコ
三菱みなとみらい技術館の展示物
=横浜市西区
三菱みなとみらい技術館(横浜市西区)は
6月1日、開館から30周年を迎える。1日
と2日の2日間は、高校生以下は入場無料と
し、来館者全員に30周年記念ロゴマークが
入ったオリジナルマグネットが贈呈される。
【写真】宇宙服に顔をはめて記念撮影
ができるブースも
技術館は今年3月からリニューアルを行って
おり、今回は航空機関連の展示物を追加した
という。また8日から、スタッフが展示紹介
をする「30周年特別館内アテンドツアー」
も実施する。詳細は同館ホームページまで。
秦野観光和太鼓
日本の鼓動 この街から轟け
自主公演前インタビュー
タウンニュース
「どんどこどん」「てんつくてん」――。
古くから祭りや儀式などで演奏され、日本
人の魂に刻まれてきた”和太鼓の音色”。
豊かな響きと力強いリズムはもちろん、演
奏者の動きや表情もその魅力のひとつだ。
ここ秦野市には、そんな和太鼓の演奏を市
内外に届けている創作和太鼓集団がいる。
6月8日(土)に行われる「秦野観光和太
鼓」の自主公演を前に、同団体の軌跡や魅
力、当日の見どころなどを取材した。
秦野観光和太鼓は、市の観光振興や地域の
活性化、PRのため2000年6月に発足。
指導団体に「太鼓集団 鼓粋(こすい)」を
迎え、和太鼓の基礎知識の習得から市内外
の各地のイベントへの出演、各種コンクー
ルや大会への出場などの活動を行う。現在
会員は約40人。未就学時から80代まで、
老若男女全世代から集う。
演奏する楽曲は、同団体を指導する鼓粋の
会長・加藤修さんが作曲したものが大半を
占める。秦野をテーマにした楽曲が多く、
秦野観光和太鼓の代表曲の一つである「山河」
は、丹沢や水無川をモチーフに作曲。「稜線」
は山並みを、「華宴(かえん)」は火起こし
をイメージして作られているという。
確かな実力と実績
発足から今年で24年、大会の受賞歴も豊富だ。
「総務大臣杯 日本太鼓ジュニアコンクール」
で全国大会に出場し特別賞を受賞、「総務大
臣杯 日本太鼓シニアコンクール」にも出場
し特別賞を受賞している。
出演は秦野市内の祭りなどのイベントはもち
ろん、市・県・国の垣根を越えて活動する。
2008年には、秦野市の友好都市・韓国坡
州市を訪問し「坡州ジャンダン豆祭り」に出
演。東日本大震災後は、宮城県・南三陸町や
岩手県・陸前高田市を訪れ、演奏で被災地を
鼓舞した。2019年にはラグビーワールド
カップのイベントで横浜臨港パークのステー
ジに出演している。
2020年は創立20周年の年だったが、コロナ
禍の影響でイベントへの出演機会が減少した。
2022年からは、2年遅れの創立20周年記念
公演を開催、クアーズテック秦野カルチャーホ
ールで毎月第1土曜日に開催される「サタデー
フェスティバル」に出演するなど、活躍の場を
取り戻している。
「公演は見るごとに新鮮」
叩いて音を出す和太鼓は、奏者の感情や感性
がそのまま音楽になる「素直な楽器」だと指導
者の加藤さんは言う。「同じ曲でも、演奏する
人によって違う曲に聞こえることもあるくらい」。
秦野観光和太鼓は、公演ごとにメンバーを変え
楽曲の編曲なども行う。また、曲と曲の間に繋
ぎの演奏を入れるようにして、公演中に音が途
切れないよう工夫している。奏者と曲の構成・
アレンジに変化をつけるため、一つ一つの公演
が唯一無二の演奏となるのだ。
加藤さんは、「さまざまな年代の人が集まり、
ここまでの規模で活動していることこそ、秦野
観光和太鼓の魅力。今や、秦野になくてはなら
ない太鼓チームになっている」と太鼓判を押す。
「このチームは”家族”」
実は、秦野観光和太鼓の会員のほとんどが全く
の素人、未経験者から練習を始めている。
現在代表を務める前原景子さんは、発足当初
からのメンバーで、初心者から始めた1人だ。
ひばりヶ丘出身で、幼少期から地域の鎮守・
曾屋神社の「乳牛二番組(ちゅうしにばんぐ
み)」が演奏する祭囃子に憧れていたという。
「歴史ある団体で格式が高いイメージがあっ
て。当時は『自分も太鼓やりたい』とは言い
出せなかったんです」と振り返る。「いつか
和太鼓を演奏したい――」。そう思っていた
ところ、秦野観光和太鼓が発足し、加入する
ことに。加入から20年以上、出産や子育ての
ため何度か休会を挟んだが、一時活動を離れ
ても復帰しやすい雰囲気があるのだとか。
「太鼓の演奏が楽しいのはもちろん、どんな
人でも受け入れてくれる家族のような温かい
チームであることが魅力です」と笑顔を見せ
る。
見ごたえあるステージ
「秦野観光和太鼓 第11回自主公演」は6月
8日(土)、クアーズテック秦野カルチャ
ーホール大ホールで開催される。開演午後
2時(開場30分前)から。入場無料。
当日は3部構成で太鼓演奏を披露。第1部
は発表会形式で曲ごとに解説を交えながら
演奏が披露される。第2部は、「太鼓集団
鼓粋」やジュニアコンクールで受賞したOB
・OGも有志で駆け付け演奏する。第3部で
は、ライブ形式で次々と曲が披露される予定
だ。
また、その他にゲストとして市内のよさこい
チーム「えん舞連」、「ひろはた小町」、
「よさこいゆきみ」、「胡蝶連」の4チーム
も迎える。前原代表は「よさこいチームとの
共演で、よりいっそう華やかな公演になると
思うので、ぜひお越しください」と来場を呼
び掛けている。
秦野観光和太鼓への加入・支援、自主公演に
関する問い合わせは一般社団法人秦野市観光
協会【電話】0463・82・8833へ。
指導者の加藤さん(左)と前原代表
越智由香里パッチワークキルト展
奥津国道美術館
タウンニュース
越智由香里パッチワークキルト小品展〜
六月は夢色の花束のように〜が、6月14日
(金)から18日(火)まで、奥津国道美術
館で開催される。時間は午前10時から午後
3時。最終日は午後2時終了。期間中は午
前11時からと午後1時からオカリナ演奏
(雨天中止)の予定も。入場料は500円。
チケットは美術館併設の森のカフェで販売。
写真は越智由香里さん(享年76歳)の作品
「記念日」。会場では27歳からパッチワー
クキルトをはじめた由香里さんの48年間の
足跡を鑑賞できる。■奥津国道美術館
秦野市曽屋1758 【電話】0463・
26・7312 (営)午前10時〜午後4時
水曜・木曜定休
論語などまとめ一冊に
鶴巻在住・加藤正孝さん
タウンニュース
秦野市鶴巻在住の加藤正孝さんがこの
ほど、『如是我聞(にょぜがもん)1』
(発行/タウンニュース社)を自費出
版した。
加藤さんは高校で40年教鞭をとってきた
元教諭=写真。現在は音楽グループぶれ
ーめんを主宰するほか、カルチャー教室
で論語の講師を務めるなど地域で活動を
している。
『如是我聞1』は、これまでタウンニュ
ース秦野版などに掲載されたエッセイを
まとめたもの。論語についての内容など
が、分かりやすくまとめられている。書
籍に関する詳細は、加藤さん【携帯電話】
090・9239・6278へ。
太田嘉英教授が特別講演(定員200人)
秦野伊勢原歯科医師会
健口習慣で骨元気!
タウンニュース
講演を行う太田教授
秦野市保健福祉センター3階で6月8日
(土)、(一社)秦野伊勢原歯科医師会
(井上泰会長)主催、秦野市共催による
特別講演が開催される。
これは、第54回歯と口の健康週間事業と
して「美味しく食べて楽しく元気に」を
テーマに実施されるもの。当日は、東海
大学医学部専門診療学系口腔外科学領域
の太田嘉英教授が「健口習慣で骨元気!」
をテーマに講演を行う。
時間は午前10時(受付9時30分〜)から
11時30分迄。定員は200人で参加無料。
粗品(口腔ケアグッズ)あり。また、秦野
伊勢原地区衛生士会による講演とオーラル
フレイル健口推進員によるお口の健口体操
の実演も行われる。
詳細は、秦野伊勢原歯科医師会ホームペー
ジか同会事務局【電話】0463・83・
3117(月〜金の午前10時から午後4時)
へ。
大磯町
「新杵」でドラマロケ
『ミス・ターゲット』撮影
タウンニュース
撮影にも使用された製造場に立つ
店主の齋藤昌成さん(左)と総子さん
大磯町大磯の老舗和菓子店「新杵」で、
現在放送中のテレビドラマ『ミス・ター
ゲット』(テレビ朝日系・ABCテレビ)
の撮影が行われた。店主の齋藤昌成さん
は、「こんなにたくさんのシーンが撮影さ
れるとは思わなかった。店舗のほか、普段
は見られない製造場でも撮影しました。
ぜひ観てほしい」と話す。
『ミス・ターゲット』は、4月21日から
全国ネット地上波でスタートしたラブコ
メディ。毎週日曜日、午後10時から放送
している。
松本まりかさんが演じる結婚詐欺師・朝倉
すみれが、「本気の婚活」の末に運命の相
手にたどり着く様子をコミカルに描く。
すみれと惹かれ合う、上杉柊平さん演じる
和菓子職人・村松宗春が務める菓子店「和月
堂」として、新杵が使われている。
「ドラマで使いたい」と制作担当者が同店
を訪れたのが今年2月。昌成さんは「二つ
返事で承諾した」と振り返る。さまざまな
候補地が挙がる中、広さと、老舗だと一目
で伝わる雰囲気が決め手となったという。
同店の定休日を利用して撮影は進んだ。
大磯の定番土産となっている「西行まん
じゅう」の貼り紙などの固有名詞がわか
るものは取り除いているものの、菓子道具
や製造場に貼られたメモはそのまま使用。
普段店頭に立つ女将の総子(ふさこ)さん
は「通常は干菓子をメーンで並べているけ
れど、ドラマではおまんじゅうに変わって
います。放送翌日はお客さんが『観たよ』
と自分のことのように喜んでくれる」と顔
をほころばせる。
エキストラ出演も
監督たっての希望で、第8話(6月9日
放送予定)では「お客さん」としてエキス
トラ出演も予定している昌成さんと総子
さん。
総子さんは、「松本まりかさんも上杉柊平
さんも、とっても気さくで気遣いがある人。
お店がドラマで使われるのは初めてでした
が、スタッフの方の雰囲気も良く、いい経
験をさせてもらえた」と喜んでいた。
新杵で撮影されたシーン。上杉さん(左)
と松本さん(提供写真)@ABCテレビ
室内楽大磯ユースアンサンブル
音の調和 地域に響け
6月9日にコンサート
タウンニュース
練習の様子
小学3年生から大学院生が所属する室内
楽大磯ユースアンサンブルが6月9日
(日)、ノジマ大磯スクエア(大磯10
10)で第2回となるコンサートを開催
する。午後2時開演。午後1時開場。
同楽団は、大磯町在住で、1976年〜
2010年までドイツのバイエルン放送
交響楽団第一バイオリン奏者を務めた水島
愛子さんが音楽総監督を務めている。音楽
監督にはNHK交響楽団でコンサートマス
ターを務めた経験もあるバイオリニストの
白井圭さんを招き、バイオリン、チェロ、
ビオラ、コントラバスなど、子どもたちの
ほか、プロの演奏家も加わった総勢17人で
構成されている。
企画運営を担う大磯町のティーメーカー
「TE HANDEL」代表の加瀬さやか
さん(46)は、スウェーデンでの留学や
神奈川県の国際派遣事業を活用した現地
での研修を通じ、福祉や経済学の観点から
「幸せとは」「豊かさとは」という問いを
追求してきた。ギャラリーも開設しアート
に触れる機会の創出など活動を広げる中で、
「野球やサッカーのように子どもたちの
音楽活動を、地域から応援される、心を
豊かに育む場にしたい」と同楽団を創設
した。
団員の中には、岐阜県から新幹線で練習
に通ってくる人も。「エリートだけの集
団ではなく、伸びしろを感じる若者たち
が集っています。限られた時間の中で難曲
を仕上げるポテンシャルがある。コンサー
トにぜひ足を運んでいただきたい」と話し
ていた。
演奏曲はヴィヴァルディ「弦楽のための
協奏曲 ト短調 RV152」、スメタナ
「弦楽四重奏曲第1番 ホ短調」、モーツ
ァルト「アダージョとフーガ ハ短調」、
ヘンデル「合奏協奏曲 変ロ長調 Op・
6、No.7」。料金は全席自由一般4千円、
学生3千円、小学生以下2千円。当日、
高校生以下または本公演チケットがあれ
ば500円でゲネプロ(午前10時30分〜)
見学可。販売は大磯駅前のTE HAN
DEL。
当日券の有無は確認を。
(問)同店音楽部
【電話】0463・26・9755
二宮LC
「新入生」に講義
おばあちゃん大学開催
タウンニュース
あいさつする杉崎会長
と会場の様子
二宮町生涯学習センターラディアンで
5月25日、「おじいちゃん・おばあち
ゃん大学」が開かれ、高齢者団体「ゆめ
クラブ」に所属する約330人が参加し
た。主催は二宮ライオンズクラブ(杉崎
一夫会長)。
55回目となる同大学。歴史の長さから
ライオンズクラブのギネスにも登録さ
れており、国際的にも認められた奉仕
活動となっている。
今年は特殊詐欺や交通事故防止啓発の
ため、大磯警察署生活安全課の職員が
講演。
杉崎会長はあいさつの中で、「今年も
こんなに多くの『新入生』を迎えられた。
皆さんがコツコツと貯めてきたお金が悪
い人たちに盗られないよう、地域、家族
みんなで被害に遭わないようにしたい」
と呼び掛けた。
上半身裸の健康診断、横浜市立小学校
16校で確認 高学年児童、市教委が明らかに
5/31(金) カナロコ
市会常任委員会で学校健診時の服装
について質問する小酒部氏(手前左
から2人目)=横浜市会議事堂
横浜市立小学校の健康診断時に児童を上半
身裸にして検査をしていた問題で、市教育
委員会は31日、分校などを含めた市立全
339小学校のうち16校で同様の形で検
査していたことを明らかにした。市教委の
確認時に上半身裸での検査を予定していた
12校については改めるよう指導した。
同日の市会常任委員会で小酒部さやか氏
(自民党)の質問に答えた。高学年児童
に上半身裸での検査を行い、かつ不安を
感じた際に着衣も可能であると児童や保
護者に示していなかった学校をカウント
しているという。
小田急多摩線が開業50周年
記念乗車券やトークショー、
写真展…節目祝う企画続々
5/31(金) カナロコ
小田急多摩線開業50周年記念乗車券・
入場券の一部(小田急電鉄提供)
小田急電鉄(東京都)が運行する小田急
多摩線は6月1日、開業から50周年を
迎える。同社では7月15日まで、記念
イベントなどを開催する。
【写真】半世紀前! 多摩線開業時
の式典の様子を見る
同線は、1970年6月に着工し、74
年6月1日に新百合ケ丘-小田急永山駅
間で開業。90年3月には現在の唐木田
駅まで延伸した8駅、約10・6キロの
路線。開業当時の1日の平均乗降数は約
4千人だったが、22年度には約13万
人を超えたという。
開業日の6月1日は、小田急永山駅直結
の商業施設「グリナード永山」でトーク
ショーを実施。同日午前8時から新百合
ケ丘駅で、「小田急多摩線開業50周年
記念乗車券・入場券」を発売する。価格
は2千円で、同線敷設工事や各駅開業期
の様子などが台紙に描かれている。10
50セット限定で、1人5セットまで。
16、17日には、栗平駅前のコミュニ
ティー施設「CAFÉ & SPACE
L.D.K」で、写真展も実施する。
同線を巡っては、相模原市や地元の
商工会議所などから、JR横浜線相模
原駅を経由して上溝駅へ延伸する計画
の要望が出ている。
横須賀の直売所すかなごっそ、6月は周年祭!
焼きトウモロコシやアユの塩焼き販売も
5/31(金) カナロコ by 神奈川新聞
すかなごっそ(資料写真)
6月2日に開業13周年を迎えるJA
よこすか葉山の直売所「すかなごっそ」
(横須賀市長井)は1日から1カ月間、
「周年祭」として特産品の対面販売など
日替わりでさまざまなイベントを開催
する。
1、2日は神奈川県内の他JA直売所が
出店する神奈川フェア、16日は「よこす
か野菜」をPRしようと市内で朝収穫した
トウモロコシを焼いて対面販売する。8、
22日は相模のアユの塩焼き、15、16、
29、30日はJAてんどう(山形県)に
よるさくらんぼフェアなどもある。
営業時間は午前9時半~午後6時(水曜
定休)。問い合わせは、すかなごっそ
電話046(856)8314。