前回の続きです。
「習慣」が長続きするためには、
妨げになることを避けることです。
「学習習慣を身に着ける方法はありますか?」から
一部、抜粋して考察しました。
①まず、「現在の自分にあったレベル」から始める。
(引用開始)
多くの中学生はスマホでゲームをしていますが、
『ゲームをする目的はなに?』と聞けば、
十中八九『楽しいから』と、答えるはずです。
つまり、『楽しい』という、単純な動機付けが必要なのです。
では次に、勉強に対して『楽しい』と感じるのはどんな時でしょうか?
『問題が分かった時、解けた時』に決まっています。
多くの子は、数学が分からない、学校の授業を聞いていても分からない、
宿題が出たけど分からない…等々、
「分からない」を起点に、勉強が嫌いになっていきます。
(引用終了)
「分かる」レベルの問題集を解くことが、
正しい学習の第1歩です。
「ひとつひとつわかりやすく」(学研)や
「スタディサプリ」の講義を聞いて、問題を解く。
とにかく、「背伸びをせず、身の丈にあった」レベルから。
②とにかく褒める
(引用開始)
『楽しい』と思わせるために周りができることは、
『褒める』ことです。
『褒める』ポイントは様々な場面であります。問題が解けた時、
机に向かって勉強できた時、ノートがきちんと書けた時、
なんでも構いません。
とにかく、できたことを認め、褒めてあげることです。
強調しておきたいのは、内容の質に関わらず褒める、ということです。
こちらからハードルを高く設定してしまうのは良くありません。
(引用終了)
③時間を細かく区切る
(引用開始)
「今日から毎日3時間勉強するぞ!」と決めたのはいいものの、
3日間で終わってしまう。いわゆる3日坊主パターンです。
これは、いきなり42.195kmのマラソンを走れ!
と言っているようなもので、そもそも無理なのです。
そうではなく、まず1日50m走りましょう、から始めてください。
「えっ、たったのそれだけ?!」と思われるかもしれませんが、
それは初めから目標や期待を高く設定し過ぎている証拠です。
つまり、1日5分でも良いのです。内容よりも、
まず継続することが重要です。
そして、更に大事なことは、「褒める」ということです。
続けていること、頑張っていることを認めて褒めてあげましょう。
「たったの5分程度で…」と思ってはいけません。
そこで不満をぶつけたり叱ったりしてしまっては、
やる気を失わせるだけです。
(引用終了)
ある東大生の方法です。
「タイマーを用意して、5分勉強して、5分休む、をくりかえす。」
5分勉強は、少し短い気がしますので、
10分学習、5分休憩、でどうでしょう。
④邪魔になる要素を除外する
(引用開始)
次に、集中力を妨げるものは、極力取り除くようにしてください。
今の中学生にとって恐らく一番妨げになるものは、
スマートフォンだと思います。
LINEでの友だちとのやり取りが気になって仕方がない、
ついついゲームをしてしまう、といった子は多いと思います。
次にテレビ。目が向いてしまう時点で、集中とは程遠いですし、
音声だけでも妨げになります。音楽を聴きながら、というのも同様です。
(引用終了)
⑤時間と場所を固定化する。
(引用開始)
決まった場所で、決まった時間に勉強しましょう。
場所に関しては言うまでもなく、
上記のような集中を妨げるものがない場所です。
時間は、決めないとダラダラしてしまいます。
これが決めずに例えば、「今日は1時間したから、まあいいか」に
なってしまうと、間違いなく続きません。
また、決まった場所で、決まった時間でやり続けることで、
達成感が生まれます。
(中略)
『内容よりも、短い時間でも良いから継続する。できたら褒める』です。
(引用終了)